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Peregrin 予言の塔を探し求めて…【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Peregrin というパズルゲームを紹介します。かつて栄えた文明が崩壊した後に残された土地を冒険するファンタジーで、神話的・SF的なストーリーと退廃的な世界観・ビジュアルが特徴の作品です。雰囲気ゲーや手軽にパズルを楽しみたい人に向いている作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルPeregrin
対応機種Steam, IOS(配信停止済み?)
価格1480円
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンルパズルゲーム
開発元 / 発売元Peregrin Developers / Peregrin Developers
一言エロビーム憑依なのかと思いました。

ストーリー

世界は残酷な災害に見舞われ、人類は絶滅の危機に瀕していた。

唯一の生き残りであるスカベンジャー族。

神秘の予言能力に導かれ、死の地である「ザ・デヴァイド」の中に存在するという救世主を探して、勇気のある者は現状を打破するために冒険にでた。

しかし、これまでに村に戻った者も便りをよこした者もいない。

そしてまた、新たなスカベンジャー族の若き者、アビが旅に出る…

こんなゲーム

見下ろし型のパズルゲームで、主人公のアビを操り救世主を探して冒険にでます。操作は移動・憑依・攻撃とシンプルです。アビは不思議な力を持つトーテムの力を借りて、近くのクリーチャーを操ることができます。クリーチャーはトーテムの範囲内で移動・能力の活用が可能で、ギミックを動かしたり邪魔なものをどかすことで先に進みます。

トーテム範囲内のクリーチャーを動かして道を切り拓きます。

邪魔な岩をどかしたり、未知を塞いでいる策を壊したり、閉まっているドアを開けることで先に進んでいきます。アクション出来る場所、調査出来る場所は決まっており、アイコンが表示されるため分かりやすいです。

丸太にアビが乗って丸太ごと、クリーチャーに運ばせるシーン
同時に複数のクリーチャーが出現するため、それぞれの特徴を使い分けて謎を解いていきます。
先(画面左)に進むために赤いレーザーを止める必要があります。

敵対的なクリーチャーに近づいた場合は戦闘に突入します。戦闘はコマンド形式で行われ、攻撃・憑依の2つを駆使して敵の全滅を目指します。憑依は一体の敵に乗り移り他の敵を攻撃することができます。アビは1対1の戦闘であれば攻撃で勝てることができますが、複数の敵を同時に相手取ると負けてしまいます。憑依を使って敵同士で戦わせて敵の数を減らしてから、最後にアビ自身が敵を攻撃して全滅させることとなります。敵同士で戦わせた際にも優劣があったり、バリアや遠距離攻撃を繰り出す敵を先に倒したりと倒す必要があったりと順番を考えて挑む必要があります。

戦闘のNGシーン動画。最後に遠距離攻撃可能な敵を残したためにやられてしまっています。

時間制限や残機の概念は無く、パズル内でミスしたり戦闘でやられてしまっても直前から再開することができます。計5つのチャプターが用意されており、クリアまでは4時間程度でした。やりこみ要素はなくとボリュームはかなり控えめでした。

おすすめポイント

・世界観重視の雰囲気ゲー

謎が多くも神秘的な世界観とビジュアルが特徴的な作品です。モノリスやロストテクノロジー、魔法や予言等ワクワクするキーワードが出現します。「ザ・ディバイド」の中心にある塔には何が待ち受けているのか。謎の塔に待ち受けている世界が崩壊した原因や彼女に待ち構える運命をドキドキしながら冒険を進めることが楽しいです。ストーリーは固有の単語が多く若干ハードルが高いものの、シンプルで分かりやすくまとめられています。多くは語られませんが、プレイヤーに想像の余地を残す、考察しがいのある内容となっていました。

超巨大なモノリス。過去の人類が作ったと考えるとワクワクしますね。
定期的に入る通信がアビの心の支えです。

パズルとしてはできることがはっきりしており、出現するクリーチャーの数も少ないためサクサクと解き進めることができます。制限時間の無い試行錯誤ゲーのため、よく言えば手軽で簡単・悪く言えば平凡で薄味であるように感じました。

怪しげな装置や巨大なオブジェに囲まれた中でパズルを解いていきます。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・退廃的な世界観が好きな人
・シンプルなパズルゲームが好きな人

どちらかというとゲーム性より世界観やストーリー、ビジュアル重視作品です。SF やファンタジー、神話に関する雰囲気ゲーが好きな人、ビジュアルに惹かれた人にはおすすめすることができると思います。

また、パズル成分はシンプルかつ簡単でサクッと遊ぶことができます。手軽なパズルを楽しみたい人、あまり時間が取れない人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・複雑なパズルを求める人
コスパ重視の人

パズルとしては非常に簡単でボリュームも少ないため、解きごたえはそれほどありません。ゲーム性や複雑なパズルを求める人にはあまりおすすめできないと思います。また、完全クリアまで5時間程度とボリュームに対して価格もやや割高な印象を受けます。コスパ重視の人にもおすすめできないと思います。

ここに注意!

ゲームテンポが悪い点、オブジェクトや障害物やUIなどが分かり辛い点、後半でもさほどできることが増えるわけではない代わりに移動量が多く億劫になる点が残念でした。

類似のゲーム

Jotun: Valhalla Edition・・・同じく神話ベースのアクションゲーム。パズル要素は無し。紹介はこちら

総括

見下ろし型のパズルゲームで憑依したクリーチャーの特性を使って道を切り拓くパズルゲームです。退廃的な世界観や神話ベースのストーリーが魅力的ではあるものの、ボリューム・難易度はかなり控えめでゲーム成分もかなり薄めなため、個人的にはあまり刺さりませんでした。世界観やビジュアル重視の作品で人を選ぶ作品ではあるため、プレイ動画を見てから購入を検討してもよいかもしれません。

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