こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Out of Line というパズルアクションを紹介します。謎の巨大な機械のアームによって故郷を追われたSanという少年が、自由を求めて工場からの脱出を目指します。手書き風のデザインで表現されるビジュアルと、沢山の謎に包まれた独特な世界観が特徴的なため、気になった人は覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Out of Line |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 920円(Steam), 1,100円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2Dアクション, パズルゲーム |
開発元 / 発売元 | Nerd Monkeys / Hatinh Interactive |
一言 | 大人のジャンプ力があれば全て片付けられそうな… |
ストーリー
主人公のSanは工場で平和に暮らしていましたが、突如巨大なロボットアームが襲い掛かってきます。
ロボットは住んでいた工場を壊すだけでなく、Sanの仲間を捕まえ始めました。
仲間が捕まる残酷な光景を尻目に、Sanは一目散に逃げだします。
安全・自由を求めて、Sanは巨大な工場からの脱出を図るのでした。
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dパズルアクションで、主人公のSanを操り工場からの脱出を目指します。操作は移動、ジャンプ、槍を投げる・回収するです。Sanは光のエネルギーで槍を造り出し、投げつけることができます。槍はギミックを動かしたり、蔦を千切ったりするだけでなく、刺さった槍に乗ることも可能です。槍は一本しか出すことができませんが、いつでも呼び戻すことができます。
道中は一本道で、先に進むための足場を用意する、障害物を取り除くことで先に進む道を切り拓くことがメインとなります。パズルは決まった法則に基づくものでは無く、タイミングよく槍を投げる/呼び戻す、複数のスイッチを順番を見極めてON/OFFにするなど、単純なものが多めでした。
穴に落ちたりトラップに当たるとミスとなります。残機や制限時間の概念はなく、直近のチェックポイントから何度でも再開することができます。難易度は簡単で、アクション/パズル共に同じ場所で3分以上留まることはありませんでした。クリアまでは2時間程度、メモリキューブを集めるやり込み要素が用意されています。
おすすめポイント
・多くは語られない不思議な世界観
幻想的なシーンや不思議な展開が多く待ち受けている作品です。下記の様に意味ありげな演出が目白押しでプレイヤーの興味を引き立てます。
・古びた壁画にSanと同じ姿をしたキャラクターが描かれている
・Sanが成長したと思わしき大人が手助けしてくれる
・何を作っているのか一切分からないものの動き続ける工場
・Sanと全く同じ見た目・性能のキャラクターが沢山出現する
ただし、ストーリーは文字が一切出現せず、上記の謎はもちろん、主人公達は何者なのか、何故襲われているのか等の解説もありません。やや投げやりとも受け取ることができますが、プレイヤーが見たままの展開をもとに自由に考察を伸ばすことができます。この手の作品ではほのぼの/こじんまりとした展開で幕を閉じることも多いものの、本作では意外な展開でエンディングを迎えたため、考察のしがいがありました。
ゲームとしてはかなり簡単な部類で、どこかで見たことのあるようなパズルが多いです。操作やプレイヤーが取れる手段が少なく、ボリュームも少ないためパッと遊べる作品でした。そのため、どちらかというとアクションやパズルゲーを普段プレイしないライトなゲーマーに向いている作品だと感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・雰囲気ゲーが好きな人
・手軽に遊びたい人
手書き風のビジュアルとミステリアスな世界観が特徴的な作品です。背景や展開からストーリーを読み解いたり、不思議な世界観に惹かれた人にはおすすめすることができると思います。
また、パズル・アクションの双方で難易度は簡単、ボリュームも控えめと2~3時間でクリア可能です。サクッと半日でクリアできるため、手軽にパズルゲームをクリアしたい人にはおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・独自性の高いパズル/アクションゲーを求める人
・コストパフォーマンス重視の人
ゲームとしては全体的にやや単調で独自性に欠けるように感じました。謎も簡単で解けた時の喜びを感じにくいため、解きがいのあるパズル・アクションを楽しみたい人にはおすすめすることはできないと思います。
また、クリアまでは2時間程度、やり込み要素も少なめとボリュームは少ないです。価格も安くはないため、コスパ重視のゲーマーにはおすすめすることができません。
ここに注意!
ストーリーは説明不足過ぎて終盤は置いてけぼりにされます。かなり意味不明な展開なのでストーリー重視の人にもおすすめすることはできないと思います。
収集要素は気をつければ1周で全回収可能です。殆どのステージで後戻りはできず、チャプターセレクト機能もないため、コンプリートを目指す方はご注意ください。
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総括
光の槍を使いこなしながら先に進む、サイドビュー形式の短編パズルアクションです。幻想的な世界観と多くは語られないストーリーが特徴的ですが、ボリュームが少ない・パズルやアクションが簡単・単調すぎるという点から好みがはっきり分かれる作品だと思います。気になった人は動画等を確認したうえで購入することをおすすめします。
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