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Olija 伝説の銛と共に 囚われた仲間を救い出せ!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Olija という 2D アクションの紹介を行います。魔法の銛を使って魑魅魍魎が湧く海を探索し、囚われた仲間を救い出すというストーリーです。特徴的な世界観と綺麗なドット絵、銛を用いたスタイリッシュなアクションが特徴的な作品で、東洋の文化や海にまつわる伝説などがモチーフとなった昔話のようなアドベンチャーなので気になった人は是非遊んでみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルOlija(オリヤ)
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS4
価格1,520円(Steam, Switch) 1,540円(PS4)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション
開発元 / 発売元Skeleton Crew Studio, Thomas Olsson / Devolver Digital
一言主人公の体術も武器の扱いも旨くて銛なんていらないのでは…となりました

ストーリー

若き領主「ファラデー」となって、不思議な力を持つ伝説の銛(モリ)を操り、暗く陰湿な謎に満ちた大地の光となれ!
ファラデーは貧しき故郷を救うため海へと出た。航海の途中、不慮の事故に巻き込まれ、ファラデーを乗せた船は難破してしまう。
流れ着いた島「テラファージ」、そこには故郷へ戻れぬ多くの漂流者たちが、絶望と無気力の時間を過ごし今にも朽ちるかのような臭気を漂わせていた…
奇妙な風習を持つ民族、この世のものならざる魍魎が巣食う島々から、我を待つ故郷へと帰るファラデーの冒険が今幕を開ける…
惹かれ合うファラデーと伝説の銛。伝説の銛はファラデーに時空を切り裂く移動と、シャープでスタイリッシュなアクションを可能にさせる。また、冒険の旅の途中で出会う様々な帽子は、ファラデーに不思議な力を与えることとなる。
数多の苦難を乗り越えながらテラファージに囚われた人々の希望の光となり、謎に包まれた姫「オリヤ」との出会いから始まる繊細かつ壮大に描かれた2Dピクセルアートの冒険活劇を存分に堪能しよう!

(Nintendo Store より抜粋)

最初に流れるアニメーションの力の入れ具合が凄いです。

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションゲームとなります。主人公のファラデーを操り、囚われた仲間を救い出し、故郷に帰ることを目的とします。操作は移動・ジャンプ・ローリング・攻撃・銛投げ・サイドウェポンです。

ステージ選択型のシステムで、計10個程度のステージをクリアします。各ステージは基本的に一本道で、敵を倒したり簡単なパズルを解きながら先に進みます。

画面右側の黒い服と帽子を身にまとったファラデーが主人公

主人公は伝説の銛を装備しており、槍のように銛を振り回すことで攻撃をすることができます。また、銛は投げることができ、離れた場所からいつでも銛を手元に引き寄せることができる他、銛の場所にファラデー自身がワープすることができます。

銛を上方向に投げてワープすることでジャンプでは届かない所に移動
銛を投げた先にワープして突撃したり、投げた銛を回収したり自由自在

ローリングは回避のために使用することができますが、繰り出し後の硬直時間が異様に長いため、使い勝手はいまいちでした。主人公は銛以外にも武器を保持しており、レイピア・ショットガンといったサブ武器を用いて敵に攻撃を行うことができます。サイドウェポンはこれまでに発見した武器を自由に切り替えて使用することができ、銛を投げて手元にないタイミングでも咄嗟に繰り出すことができるため、使い勝手は良いです。

サブウェポンの弓矢・銃は威力が高い分、残弾数に限りがある。

ステージは選択性ですがステージをクリアする度に次にクリアすべきステージが解放される形式のため基本的には一本道です。一部ステージは攻略に鍵等のアイテムが必要になりますが、どのステージに挑めば鍵を入手できるかが事前に分かるため、無駄な探索は不要です。 

マップから鍵等の攻略に必要なアイテムの在処を確認することができます。

敵を倒したり、オブジェクトを壊すことでお金やアイテムを入手することができます。拠点の村でお金やアイテムを使用することで体力の最大値を増加させたり、帽子を購入したりサブウェポンの弾を作成することができます。帽子には毒ダメージ無効といったパッシブ効果が付与されるものや、必殺技ゲージが溜まった際に敵に強力な攻撃を繰り出せるようになるものがあります。

敵を倒したお金や素材を用いて帽子をアンロックすることができる。
ステージ選択画面で装備する帽子を決定。

体力がなくなると直近のセーブポイントから再開となります。通常の戦闘は難易度が低めで回復アイテムも豊富なためミスとなることは殆どありませんが、一部のステージで出現するボスのみやや難易度が高めでした。

高い位置にいる敵は銛を使って引き摺り落としましょう。

ダンジョン内にはやりこみ要素としてボトルシップ型のアイテムが合計40個、捕虜として捕らえられた仲間が10人隠されています。壁に空いた僅かな隙間に銛を投げ込んでワープすることで発見できたり、普通の壁に混じって配置された壊せる壁の先に配置されていたりと分かり辛い所に隠されていることが多いので、探しがいがあります。

ボトルシップ(画面左上)は分かり辛い所に隠されている。
捕らえられた仲間はロープを切って檻から出してあげましょう

エンディングまでは4-6時間程度で、やりこみ要素はほぼありません。一度クリアしたセーブデータをクリア後に起動することはできないようなので、未収集のアイテムを回収する場合には、ラスボスに挑む前に回収しておく必要があるようです。

収集したアイテム・収集率はメニュー画面から確認可能

おすすめポイント

・銛のワープを使った戦闘とアクションパズル

銛を使った戦闘が新鮮かつ爽快です。銛投げの操作は簡単で自動的に狙いに補正が入るため、精密な操作は不要です。敵に刺さった銛の元にワープするだけで敵にダメージを与えることができ、銛が手元に無くても近接攻撃で敵を攻撃できるため、戦いやすいです。狙った所に刺さらなくても銛の元にワープするか、自分の元に呼び戻すかどうかを選択できるため、気軽に銛を投げて戦術に組み込むことができます。戦闘はハイテンポで進みますが、敵から受けるダメージが少ないため、被弾を気にせずガンガンと敵を倒すことができたため、爽快感を感じることができました。

空中から下方向への攻撃は衝撃波が発生し、敵に大ダメージを与える

後半は銛を呼び戻す効果と銛にワープするシステムで解くパズルのようなギミックも登場します。空中で連続でワープしたり、正しい順番でスイッチの有効化とワープを用いたりと、適度に頭を使いますが、悩んでも 2- 3 分で答えに辿り着けるような簡単な難易度なのでサクサクと進めることができます。アクション要素もパズル要素も難易度は簡単で、ほぼ詰まる要素が無かったためクリアしやすいと感じました。

銛のワープを用いたパズルが多数出現。ワープするタイミングが鍵です。


ストーリーは海にまつわる伝説をベースした昔話のようなお話で、東洋の文化や風景、フラメンコや日本の古来の音楽をモチーフにした BGM が出現します。話の展開はやや盛り上がりに欠けるように感じましたが、神秘的・王道な展開に加えて予想外の展開もあり最後まで楽しめました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・スタイリッシュなアクションゲームが好きな人

戦闘のテンポが速いですが、銛によるワープや連続攻撃によりスタイリッシュなバトルを楽しむことができます。銛が手元に無くても攻撃することができる仕様や、ワープによってコンボが繋がることが多いため、爽快感を感じることができます。独特な戦闘や爽快感のあるバトルを楽しみたい人にはお勧めできる作品だと思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・ボリュームを求める人
高難易度のアクション、パズルを求める人

クリアまでは最短4時間程度で、やりこみ要素も少なめです。ストーリーや各ステージ構成のボリューム不足感は否めないので長時間遊びたい人には向いていない作品だと思います。また、難易度は優しめでごり押しでクリア可能です。高難易度のアクション、パズルゲームを求めている人にはおすすめできないと思います。

ここに注意!

一度エンディングに到達するとこれまでのセーブデータから再開することはできません。収集アイテムを集める場合は、最後のステージに進む前に全てのアイテムを回収しましょう。

一部のサブウェポンが銛の下位互換のような扱いで使いづらい点が気になりました。

類似のゲーム

Unto The End・・・同じゲームシステムでマルチエンディングの作品。本作の方がボリュームがやや多め、爽快感もある。詳細はこちら

総括

伝説の銛と魑魅魍魎がひしめき合う海をモチーフにしたサイドビュー形式の 2D アクションゲームです。銛のワープを使ってのスタイリッシュなアクションとシンプルな謎解き、おとぎ話のようなストーリー、滑らかなアニメーションが特徴的です。ボリューム不足感は否めませんが、世界観は特徴的で銛のワープを使った戦闘が楽しめたので気になった人は是非遊んでみてください。

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