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Ocean’s Heart これがホントの海賊版ゼルダ!?【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Ocean’s Heart という見下ろし型の2Dアクションを紹介します。ゼルダの伝説をリスペクトした作品で、どこかで見たことのあるようなアイテムや敵、ギミックが多数登場します。きめ細やかで鮮やかなドット絵が特徴的で、ゼルダ愛に溢れた作品なので、2Dゼルダの伝説が好きな人は是非ご確認ください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルOcean’s Heart
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格1,520円(Steam), 1,620円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション
開発元 / 発売元Max Mraz / Nordcurrent
一言無表情で溺れるシーンがじわじわきます

ストーリー

ティリアは父のマロウや姉のリンデンと共にライムストーンという孤島で酒場を営み、慎ましく暮らしていた。ある時、白い砂時計の海賊旗を掲げた海賊が島を訪れ、村に火を放ち金品を強奪してしまう。その渦中で、ティリアの親友であるヘイゼルが攫われてしまう。

島の警備隊としても働くマロウはヘイゼルの救出に向かうが、半年が経過しても2人は帰ってこなかった。そこで、ティリアは2人を探すため、白い砂時計を掲げる海賊を探して旅立つのであった。

こんなゲーム

見下ろし型の2Dアクションアドベンチャーです。主人公のティリアを操り、行方不明になってしまった父親のマロウと親友のヘイゼルを探す冒険に出かけます。操作は移動・ローリング・剣での攻撃・アイテム使用(2つ)と非常にシンプルです。

フィールドやダンジョンを探検したり、街で話を聞いたりしながら白い砂時計の旗を持つ海賊の行方を捜します。ストーリーはクエストで管理されており、お使いをこなしたり、ダンジョンを踏破して複数のクエストを進めることで、父親の行方や海賊の秘密が徐々に解き明かされていきます。

操作感や見た目はほぼゼルダの伝説です。
常に進行度や次の目標を確認可能です。

装備は剣がメイン武器で、爆弾や弓矢などのサブウェポンを2つのボタンに割り当てて使います。最初は何も持っていませんが、冒険を進めることで魔法やブーメラン等様々なアイテムが入手でき、それぞれの武器の特徴を上手く使うことで、しまった扉や仕掛けを動かし、先に進めるようになります。

遠く離れた的があればやることは1つ
ダンジョンでは先に進むためのカギを探し出す必要があります。

敵を倒したりオブジェクトを壊して獲得したアイテムを用いることで、回復薬の調合が可能です。敵からハートはドロップしないので、この回復アイテムや道中で入手・購入することができる木の実を食べて体力を回復します。

回復アイテムはいつでも使うことができる。ピンチになったらメニューを開きましょう。
アイテム同士を調合して薬を作成。いずれも店売りの果実よりも強力な効果のものばかりです。

攻撃力・防御力は数値で管理され、鍛冶屋での強化やアイテムの獲得でステータスを向上させることができます。強化にはお金と共にサンゴ鉱石というアイテムが必要となるため、無尽蔵に強化することはできません。

サンゴ鉱石がなかなか見つからないです。困ったらサブクエストをクリアしてみましょう。

フィールドは広めですが、一度訪れた港間でファストトラベルでワープすることが可能です。ただし、ダンジョン内やフィールドから近くの港、街には徒歩で移動する必要があるため、やや面倒に感じました。

マップから拠点同士の繋がりを確認できます。緑のアイコン間でワープが可能。

エンディングには6~10時間程度で到達可能です。やりこみ要素(サブクエスト)込みで15~20時間程度でクリア可能です。死んでしまってもペナルティはほぼ無しで、回復アイテムも豊富なため、難易度は簡単でした。自発的に難易度を上げる祭壇があるので、物足りない人は有効化してもよいかもしれません。

おすすめポイント

・ゼルダの伝説を徹底的にリスペクトした作品

見た目はもちろん、操作感や出現する敵や装備、ダンジョンギミックに至るまで全てに既視感を感じる作品です。操作感はゼルダの伝説そのもので馴染み深いため、初めて触る作品ですが手軽に冒険を始めることができます。所々にゼルダの伝説のオマージュ要素も散りばめられており、ゼルダの伝説への愛を感じる作品でした。

伝説の剣を探すイベントも

難易度設計も適切で最初はやや苦労しますが、後半は回復手段が豊富になり、余裕をもって戦うことが可能です。謎解きも簡単で、悩むことは殆どありませんでしたが、様々なアイテムを駆使して先に進むため、アイテムを使い分ける楽しさを感じることができます。サブクエストや隠し要素・宝箱も多めなため、マップを隅々まで探索したくなる構成でした。

また、ドット絵によるグラフィックのクオリティが高く、色合いが鮮やかです。海の近くでは水面が穏やかに揺れていたり、森ステージでは葉っぱがゆっくりと落ちていたり、人々が街を行き交っていたりとアニメーションも適度に散りばめられており、温かみのある作風に仕上がっている点も高評価でした。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・2D 版ゼルダが好きな人
・アクションゲームが苦手な人

ストーリーを除き、敵の見た目や操作感、ゲームシステムはほぼゼルダの伝説です。出現するアイテムや敵もどことなく見覚えがあるので、ゼルダの伝説系の作品が好きな人にはおすすめできると思います。また、アクション・謎解きの難易度は低めです。敵の攻撃はやや激しいですが、回復アイテムを大量に持ち込むことでゴリ押しで倒すことができるため、アクションゲームが苦手な人にもおすすめできると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・本作独自の要素を楽しみたい人

ストーリーはオリジナルですが、本作独自の要素は薬の調合や一部のアイテムくらいしかありません。戦闘も剣一本で事足りることが多く、斬新な要素、システムは殆どないので、本作独自の要素を楽しみたい人や新鮮味を感じたい人にはおすすめできないと思います。

ここに注意!

序盤は体力・防御力が低く、周りの雑魚敵の攻撃で一撃で死んでしまうこともあります。直ぐにステータスを強化して対等に戦えるようになるので、序盤は頑張って耐えしのぎましょう。

回復アイテムを毎回メニューから使う必要があるため、テンポが悪いです。また、コントローラー操作だとカーソルやキャラクター操作がやけに滑る点・ローリングと話しかけるが同じボタンで誤操作しやすい点から、操作性はややイマイチでした。

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総括

見下ろし型の2Dアクションで、行方不明になった父親と親友を探して旅に出ます。若干のオリジナル要素はありますが、見た目・中身もほぼ2D版ゼルダの伝説です。ドット絵が綺麗で難易度も丁度いいレベルの為、ゼルダの伝説の亜種としては楽しめますが、独自要素の主張が薄く、操作性も微妙なため人を選ぶ作品だと感じました。ゼルダシリーズが好きな人は是非遊んでみてください!

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