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妖刀退魔忍 清く美しいくのいちの冒険!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は 妖刀退魔忍 というローグライクアクションを紹介します。死に戻り能力に目覚めたくのいちがフィールドを動き回る高速アクションです。Dead Cellsのようなゲームシステムとレスポンスの良いアクションが魅力的な作品なので、気になった人は是非覗いてみてください!

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトル妖刀退魔忍
対応機種Steam
価格990円
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション, ローグライク
開発元 / 発売元Ash Game Studio / Electronic Sheep Games
一言何千倍の方とは違いますよ。

ストーリー

転生の能力に目覚めた主人公が昔の故郷を訪れて隠された秘密を探し出すというストーリーです。
フレーバーテキストは大量に用意されていますが、ストーリー自体の掘り下げはあまりありません。

こんなゲーム

サイドビュー形式のローグライクアクションで6つのステージのクリアを目指します。ローグライク形式なので、各プレイは独立しており毎回最弱の状態からゲームが始まります。

操作は移動・通常攻撃・苦無(クナイ)を投げる・スキル(2種類)・ジャンプ・ダッシュ(回避)です。通常攻撃は近接武器での攻撃で、連続で繰り出すとコンボが繋がったり、空中から真下に急降下攻撃を繰り出すことができます。

通常攻撃はかなりリーチが短めです。

苦無は直線状に投げて敵を攻撃します。ダメージは少ないですが直線状の敵キャラクターを全て貫通するため使い勝手は良好です。同時に複数回投げることができ、時間経過で再利用可能なため、隙があればとりあえず投げておくような使い方となります。

苦無は貫通属性が便利です。

スキルは装備しているアイテムによって効果が異なり、隕石を落としたりエネルギー弾を放つといった効果を持ちます。スキルも時間経過で再利用可能となりますが、やや繰り出し後の硬直が大きいため使うタイミングが難しいです。

竜巻を起こして敵を吹き飛ばすスキル
広範囲で連続する斬撃を繰り出すスキル

ダッシュは敵の攻撃を回避できる他、ダッシュとジャンプを同時に繰り出すことで大きく移動することができます。また、敵が攻撃をする瞬間に攻撃や苦無で動きを止めた後、ダッシュで敵の懐に潜り込むことで「一閃」という強攻撃を繰り出すことができます。

よろけた敵にズバッと切り込む一閃、エフェクトが派手で気持ちが良いです。
高速移動しながら敵と戦うワンシーン。

各ステージは広大なフィールドで構成されており、道中に出現する敵を倒したり宝箱を開けて装備を入れ替えながらゴールを目指して進んでいきます。ランダムイベントはありませんが、隠し宝箱が用意されていたり、一定数敵を倒すことで中ボスに挑むこともできます。

装備には様々なパッシブスキル・アクティブスキルが設定されています。
トゲや穴もありますが、トラップは少なめです。宝箱を開けるには繊細な操作や戦闘が必須です。

各ステージのクリア後には、敵や宝箱から得たお金で装備の購入が可能です。また、ソールというゲーム内クレジットを集めることで、攻撃速度や最大体力といったパラメーターを永続強化することができます。

累計タイムが規定値以内の場合は追加報酬を受け取ることができます。
獲得したコインでアイテムの購入や売買が可能です。お金を払えばリロールもできます。
強化はフロー形式で複数回強化可能です。永続強化なので死んでもリセットはされません。

ワンプレイは15分から45分程度でクリア可能です。クリア時には装備の1つを選択して、専用の装備に合成することができます。合成された装備は合成元の特性を引き継ぎ、他の装備とは別のスロットで常に装備することができます。クリア後は6段階まで難易度を段階的に上げることができるようになりますが、レベルが上がるほど強力な性能が引き継がれます。

複数の装備から合成するアイテムを1つ選びます。
タイムライン(難易度)を上げると敵の体力や被ダメージが増加します。

また道中にはやりこみ要素としてストーリーを補足するテキストが散りばめられています。テキストは全ての難易度の各フィールド上に隠されているため、フルコンプリートにはかなりの時間を要することとなります。

世界観を補足する文章ががっつり用意されています。

おすすめポイント

・高速ローグライクアクション

操作性は良好でレスポンスが軽快です。特に敵の攻撃を乱しての一閃は派手なエフェクトと大ダメージを与えるため非常に爽快感があります。 空中攻撃や急降下攻撃、飛び道具の使い勝手もよく、組み合わせることで敵を翻弄しながらステージを駆け巡ることが楽しいです。

また、ダッシュジャンプによる超長距離の移動はもスピード感があり、ステージギミックの大半を無視しながら進むことができます。装備さえ整ってしまえば、ダッシュジャンプでボス以外の雑魚敵をスルーして次のマップに進むこともできる点が魅力的でした。

最終面はボス戦用に体力を残すため、雑魚敵をスルーしがち。

また、合成システムにより挑めば挑むほど装備が強化されていく点も楽しいです。新しい装備を得る機会やパラメーター・スキルも数多く用意されているため、シナジーを考慮しながら武器を選択する部分も楽しむことができました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・高速ローグライクアクションが好きな人
高難易度要素や爽快感を求める人

ジャンプダッシュや一閃の使い勝手が良く、エフェクトも派手でテンポも良いので爽快感があります。ゲーム性としてはDead Cellsのようなシステムなので、高速ローグライクアクションが好きな人や爽快感を求める人、高難易度アクションを求める人にはおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・ランダム性を求める人
対魔忍成分を求める人

マップ構成や敵の種類がほぼ同じため、毎回同じような立ち回りとなりがちです。武器の合成機能は面白い要素なのですが、面白みが分かるまでに飽きやすい人も多いと思います。やや単調感が否めないため、ローグライク特有のランダム性や中毒性を求める人にはおすすめすることができないと思います。

また、くのいちが戦うという、いたって健全なアクションゲームのため、対魔忍成分を求める人にもおすすめすることはできないと思います。

ここに注意!

強化用のソールが余りがちで、1〜2週目をクリアしたあたりで用意された全ての強化が完了します。ソールは道中で装備アイテムと交換できるため無駄にはならないものの、強化項目がやや少な点に物足りなさを感じました。

また、プレイに支障はありませんが、翻訳のクオリティは低いです。

類似のゲーム

Dead Cells・・・高速ローグライクアクション。難易度とクオリティは高いのでこちらの方がおすすめ。

Blade Evolution(Blade Assault)・・・似たような形式のローグライクアクション。クオリティやゲーム性は似ている。紹介はこちら

総括

サイドビュー形式の2Dアクションで、くのいちを操り6つのステージのクリアを目指します。ゲームテンポや操作性が良好ではあるものの、やや単調で中毒性に欠けるように感じました。クオリティがやや下がったDead Cellsのような作品なので、高速アクションが好きな人は是非遊んでみてください!

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