こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Neoverse というローグライク形式のカードバトルを紹介します。可愛い女の子が荒廃した世界で生き残るために様々な敵と戦う作品で、この手のゲームには珍しくグラフィックがとても綺麗な点が特徴です。Slay The Spire に非常に似たシステムのですが、上手く差別化できており面白い作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
Youtube にアドベンチャーモード(true endなし)の動画をアップロードしてみたので、気になった人は覗いてみてください。こちらです。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Neoverse |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | 1,990円 (Steam), 2,420円(PS4), 2,500円(Swtich) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | ローグライク・カードゲーム |
開発元 / 発売元 | Tinogames Inc. / Tinogames Inc. |
一言 | PVに力入れ過ぎじゃないですか・・・?(いらぬ心配) |
ストーリー
バックグラウンドや世界観は凝っている雰囲気がありますが、特にありません。
こんなゲーム
ローグライク形式のデッキ構築型のカードゲームです。アドベンチャーモード・ハンターモード・チャレンジモードの3つのゲームモードが用意されていますが、本稿ではメインとなるアドベンチャーモードを紹介します。
アドベンチャーモードは15(5×3)+αの戦闘で勝利することを目標とします。最初に使用するキャラクターと初期デッキを選択し、戦闘を通じて新たなカードを入手し自分のデッキを強化していきます。ローグライク形式なので、デッキは必ず最弱の状態から始まり、出現する敵や報酬で入手するカードはランダムに決定されます。
戦闘はターン制のバトルで主人公のターンから始まります。山札からランダムに5枚のカードをドローし、マナ(コスト)を使用して敵への攻撃や防御を行います。使用したカードは墓地に送られ、代わりに山札からカードを一枚手札に加えます。
自分のターンが終了すると敵のターンとなり、敵は事前に予告された行動を行います。敵のターンが終わるとマナの回復・山札からカードを5枚手札に加えて(山札が無い場合は墓地のカードをシャッフルして山札に加えます)再度自分のターンが始まります。これを繰り返して、敵を殲滅するかプレイヤーの HP が 0 になるまで戦います。
基本的なルールは以上ですが、状態異常やバフ、後述するパリィ等の特殊要素を上手く使いこなす必要があり、プレイ毎に違った展開を楽しむことができます。
戦闘勝利後は報酬としてゴールド・スキルポイント・追加のカードを入手することができます。追加のカードはランダムな3枚の中から選択し、デッキに加えないことを選択することも可能です。
戦闘後は次のバトルに進む前にショップでの買い物・スキルの強化が可能です。ショップではゴールドを用いてカードや消費アイテム、スキルポイントの購入します。アイテム購入後は新しいアイテムは補充されませんが、ゴールドを使用することでラインナップを変更もできます。ゴールドは潤沢に手に入るので、全体的に余裕のあるカスタマイズが可能です。
ゲーム内で獲得したスキルポイントを使用することで、スキルをアンロックし、キャラクターの強化ができます。スキルのアンロックにて最大HPの増加や、特定の行動で攻撃力や防御力を上げたり、追加のマナやゴールドの取得等、様々な恩恵を得ることができます。
5の倍数のバトルでは強力なボスとの戦闘が始まります。プレイヤーの防御力をターン毎に無効化してきたり、プレイヤーのマナを削ってくるなど、厄介な特殊能力を持っている敵が多いです。その分、討伐時には強力なカードや大量のゴールドを獲得することができます。
キャラクター毎に攻撃のモーションや初期デッキ、出現するカードやスキルの内容が異なります。ビルドごとに立ち回りが大きく異なるため、様々な遊び方を楽しむことができる点が魅力的です。
また、プレイ回数を重ねることでトロフィーというアイテムを入手することができます。トロフィーは特別なゲームモード(チャレンジモード)でのプレイや、キャラクターの装備のアンロック等に使用することができます。チャレンジモードではアドベンチャーモードで構築したデッキを使用して、ボスラッシュに挑みます。超高難易度なので、是非クリアを目指してみてください。
アドベンチャーモードの場合、ワンプレイは90分程度で終了します。エンディングまで私は15時間程度要しました。初回プレイ後は “超越宇宙” というオプションを有効化することでやり込み要素を楽しむこともできます。敵の攻撃力が増加したり妨害カードが手札に加えられたりと非常に厳しい戦いを強いられるので、やり込みがいがあります。
おすすめポイント
・パリィ、コンボ、精密の要素
本作の戦闘には パリィ・コンボ・精密という3つの要素があり、戦術に上手く組み込むことが非常に楽しいです。それぞれの特徴を下記に記載します。
■パリィ
敵の攻撃のダメージ数と自分の防御力が一致し、防御力を使い切って敵の攻撃を防いだ場合、次のターンに対象の敵が行動不能となります。ボスだろうとお構いなく通用するので、使い方次第では敵を完封することができ、非常に強力です。
■コンボ
画面左下の「バトルテック」の項目で指定された色のカードを順番に使うことで、コンボが発動し、次の攻撃のダメージが2倍になります。バトルテックは必ず3~5個の色で指定が行われ、異なる色を使用するとリセットされてランダムで新しいバトルテックが割り当てられます。
上手く使いこなせれば非常に強力ですが、本来は攻撃力を上げるカードを使用してから攻撃を行いたいのに、コンボを優先するために渋々、逆の順番で使用する等、コンボに振り回されることもしばしばあります。コンボの途中で目的の色のカードが手札から無くなってしまい、他の色のカードを使ってリセットしてしまうということも多々あります。
■精密
敵のHPをぴったり0にして倒すことで追加のゴールドを入手することができます。ゴールドはスキルポイント・カード・消費アイテムと使い道が多いので、積極的に狙っていきたい効果です。
パリィ、コンボ、精密おかげで戦略に幅が広がり、様々な選択肢が生まれます。厳しい戦いの中でもコンボを繋ぐためにマナが余っていてもターンを終了したり、敢えて現在のターンで敵を倒さず、攻撃を受けつつも次のターンに精密でゴールドを稼ぐというような立ち回りも考慮に入れる必要があります。
難易度も丁度いいレベルに設定されており、プレイヤーはスキルや強力なカードの獲得と共にどんどん強くなっていきますが、敵もプレイヤーに負けず劣らずの速度で成長していきます。運がいいと無双できますが、雑なプレイをすると死んでしまうレベルで油断できないバトルを楽しむことができます。勿論、やりこみ要素で難易度を上げることも可能なので、より厳しいプレイを楽しみたい人も満足できる一本です。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・カードバトル系のゲームが好きな人
全体的なシステムは Slay The Spire に酷似していますが、綺麗なグラフィックやパリィ等の特殊システムにより、オリジナリティ溢れる作品に仕上がっています。難易度設定も良好で、様々な構築で長時間楽しむことができるため、カードバトル系の作品が好きな人にはおすすめできる作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・綺麗なアニメーションやストーリーに惹かれた人
グラフィックは綺麗なのですが、オープニングムービーと数パターンの攻撃・防御モーションしかアニメーションはありません。また、ストーリーもほぼ皆無なので、アニメーション・ストーリーに期待している人にはおすすめできないと思います。
ここに注意!
アドベンチャーモードでは1週でトロフィーを3-4個しかゲットできないにもかかわらず、エンディングに到達するには、トロフィーを20個集める必要があります。また、チャレンジモードを遊ぶにはトロフィーが10個必要となり、かなり面倒くさい設計になっています。もう少し必要数を減らすか、入手難易度を下げてくれると嬉しかったです。加えて、一部のカードやスキルはアンロックされているので、ある程度の周回は必須となります。
また、高難易度のモードでは余力のあるうちに精密でお金を稼いでおくという立ち回りが重要になるのですが、その分敵の体力の調整に時間がかかることが多くなります。デッキの構成などによっては雑魚戦でも1戦5分-10分以上要する場合もあるため、面倒くさいと感じてしまう人もいるかもしれません。
Slay The Spire のレリックに該当するスキルは自分で入手するものを選択したり、ランダムで決まったスキルフローを再抽選することができます。結果として目当てのスキルを入手できる可能性が高く、ランダム要素が少なくなるため、中毒性はやや薄いように感じました。
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総括
ローグライク形式のカードバトル作品です。戦闘システムは Slay The Spire に酷似していますが、パリィ・コンボ・精密の要素や綺麗なグラフィック・近未来、荒廃的な世界観により上手く差別化されています。ゲームバランスも良く、目立った不満点はないので、カードバトル系の作品が好きな人、Slay The Spireが好きな人は是非遊んでみてください!
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