こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は MoonHunters という ローグライク・ 2D アクションの紹介を行います。プレイヤーは様々な部族の中からキャラクターを選択し、月が昇ってこなくなった原因を探します。マルチプレイ対応と性格診断を売りにしている作品で、クリアしたプレイヤーが星座となって記録に残り続けるという変わった特徴を持つ作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Moon Hunters |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | 1,520円(Steam, PS4), 1,480円(Switch) |
プレイ人数 | 1-4人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション、ローグライク |
開発元 / 発売元 | Kitfox Games / Kitfox Games |
一言 | 世界観は好きなのですが惜しい部分が目立つ作品でした。 |
ストーリー
イッサリアの地に暮らす4つの部族をマルドゥク王の太陽教団が襲うまで、残された時間はあと5日。わずか数日間の出来事をくり返しプレイするうちに、キャラクターやストーリーの新たな一面が見えてくるでしょう。(Steam より抜粋)
こんなゲーム
見下ろし型の 2D アクションゲームです。主人公を操り、部族を襲う太陽教団を撃退し、月が昇らなくなってしまった原因を探します。1プレイは5日間で構成され、5日後に出現するボスを倒すことでゲームクリアとなります。ローグライクなので各プレイでプレイヤーは必ず最弱状態から冒険を開始し、マップは自動生成されます。
まずはゲーム開始時にキャラクターの選択を行います。最初は2種類のキャラクターからしか選択することができませんが、複数回ゲームをクリアすることで、最終的に計6人のキャラクターが使用可能となります。スピードタイプの魔剣士や遠距離攻撃を得意とする魔術師、サポートタイプの歌巫女等、キャラクター毎に傾向が異なるので、プレイスタイルや他のプレイヤーのジョブに併せて選ぶことができます。
一日が始まるとどのステージに挑むかをマップ画面から選択します。ステージ毎に発生するイベントや獲得できるアイテム、商人(ショップ)の有無等が異なり、事前に各ステージで発見できるアイテムや発生するイベントを確認することができるため、状況に併せて選択しましょう。
各ステージでは敵を倒したり、NPC とのイベントをこなしながらゴールを目指します。操作は移動・通常攻撃・移動スキル・特殊攻撃・調べると非常にシンプルです。
通常攻撃はシンプルな近距離 or 中距離攻撃です。キャラクター毎に特徴が異なりますが、いずれもコンボが繋がり、繰り出し後の硬直も短いため使いやすいです。特殊攻撃は大技で敵に大ダメージを与えたり、敵をノックバックさせたりデバフを与えたりすることができます。移動スキルは補助効果付きのダッシュで敵と一気に間合いを詰めたり、防御に使うことができます。
特殊攻撃・移動スキルはスタミナを消費しますが、スタミナは時間経過で回復するため、無駄遣いを気にせずバンバンと繰り出せます。
ステージ内ではコインを集めて強化アイテムを買うことと、イベントをこなしてステータスを強化することが目的となります。マップは入り組んでいますが、イベントと敵の討伐は必須ではないのでゴールを見つけたらすぐにクリアしてしまっても構いません。イベントでは選択肢が発生し、選んだ内容によってステータスが上昇したり、追加での戦闘が発生します。
敵を倒したり、オブジェクトを壊して獲得したお金を用いて商人からアイテムを購入することができます。アイテムは保持するだけで効果を発揮し、通常攻撃や必殺技の威力を上昇させたり、必要な必殺技ゲージの量を低下させたりします。
ステージの攻略が終了するか戦いに負けてしまうと夜になります。夜になると各プレイヤーは料理・狩り・休むといった複数の選択肢の中から、その晩に何をするか行動の選択することとなります。取った行動に対応したステータスが上昇するため、キャラクターのジョブやプレイスタイルに併せて目当てのステータスを強化することができます。
調理を選択するとこれまで獲得した素材を使って料理を作ることができます。料理ではパーティーメンバー全員のステータスをアップさせることができるため、マルチプレイの時は重宝します。一度アンロックした素材は次回以降の冒険でも使用することができるため、レシピや素材をアンロックすることも重要です。
これを5日間繰り返し、最終日に出現するボスとの戦闘に挑みます。最終日の戦闘では勝っても負けてもエンディングとなり、操作したキャラクターは星座として登録され逸話をスタート画面から確認できるようになります。冒険中に選んだ選択肢や行動等に応じてプレイヤーに関する逸話やその後の末路が登録されるため、後から眺めて楽しむことができます。
一週は60分程度でクリア可能です。複数回エンディングを迎えるとラスボスとの戦闘が可能となります。これまでに星座として登録されたキャラクターを呼び出して、最期の戦いに挑むことができるため、ステータスが高いキャラクターで戦いに挑みましょう。レシピのアンロックなどの要素はありますが、周回要素は少なめです。
おすすめポイント
・性格診断 RPG
本作は “性格診断 RPG” というジャンルで売り出されています。イベント中に選択肢が発生し、主人公の取る行動を選ぶことができます。取った行動によってその後の会話や展開が変化したり、”魅力的”・”愚か” といった性格を獲得することができるため、占いや心理テスト感覚で気軽に楽しめます。
獲得する性格によってその後のイベントにも変化が発生するため、次はこっちを選んでみようと自然に思わせてくれます。性格診断の結果や星座になった時の結末は意外な展開やツッコミどころが満載となることが多いので、複数人で遊ぶとニヤニヤすることができます。
・2-4人のマルチプレイに対応
本作は 2 – 4 人での協力プレイに対応しており、Steam であれば Remote Play Together にも対応しております。一緒に冒険をする場合、誰かが倒れてしまっても相方が助け出すことができるため、2人以上の方が攻略が有利に進みます。1人でクリアできない場合には、マルチプレイで攻略してみましょう。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・気軽にアクションゲームを楽しみたい人
1プレイが30 ~ 60分程度でクリア可能でさくっと遊ぶことができます。操作は最低限でランダム要素も少ないため、プレイのハードルは低いです。ジョブによっては一切強化を行わなくてもクリアできるレベルなので、気軽にアクションゲームを楽しみたい人にはお勧めできる作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・本格的な性格診断を楽しみたい人
・1人でのプレイを想定している人
性格診断の軸となる選択肢は2択から選ぶこととなりますが、選択肢を選んだ結果から導かれる結果はかなり大雑把で論理的なものではありません。性格診断は本格的なものではないので、期待してはいけません。
敵の種類が少ない点、ローグライクではあるものの、強化のバリエーションが少ないため、同じジョブでは同じような成長結果となる点が気になりました。最初の数回は楽しめますが、戦闘は最初から最後まで一切同じ立ち回りになるので、同じジョブで複数回エンディングを迎えるのは少し辛いと感じました。
また、1人でプレイするにはやや味気ないと感じました。一緒にプレイした相方と結末について語り合う部分が楽しいので、できれば2人以上で遊ぶことをお勧めします。
ここに注意!
できるだけお金を集めるために、ダンジョン内のマップを隅々まで探索することが多いですが、ファストトラベルやワープといった機能が用意されておらず、ダッシュはスタミナを消費して連打できないのでゲームテンポが悪い点が気になりました。
また、マルチプレイの場合はマップ選択や NPC との会話で、各プレイヤーがボタンを押さないと先に進まない点が地味にテンポを悪くしており、少し気になりました。
サポート特化のキャラクターを1人プレイで使うとクリアは絶望的です。マルチプレイで使用することをお勧めします。
類似のゲーム
見つけ次第追記します。
総括
見下ろし型の 2D アクション+ローグライクです。月が上がらなくなってしまった原因を特定し、太陽教団の暴走を止めるために冒険にでます。ゲーム性はシンプルで通常攻撃やスキルを使用して戦うこととなりますが、敵の種類・成長要素が少ない(最初から最後まで同じ技を使い続ける)点、スキルが少ないため最初から最後まで戦闘が同じ立ち回りとなる点が気になるため、アクション・ローグライクのゲームとしては個人的にあまり楽しめませんでした。
(特定のキャラクターを除き)難易度は簡単、ゲームシンプルがシンプルで敷居が低いため、マルチプレイでわいわいプレイすることをお勧めします。
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