こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Minit というモノクロの 2D アクションゲームを紹介します。剣の呪いによって寿命が 60 秒となってしまった主人公を操り、呪いの解除を目指します。限られた時間の中で試行錯誤を繰り返し、探索やバトルのプランを組み立てることが楽しい作品です。強制的に 60 秒で死ぬため、空いた時間に遊ぶことにも、向いているゲームだと思います。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Minit |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch, PS4, XBOX, IOS, Android |
価格 | 980円(Steam), 1000円(Switch, PS4), 250円(IOS), 540円 (Andoroid) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション, 2D アドベンチャー |
開発元 / 発売元 | JW, Kitty, Jukio, Dom / Devolver Digital |
一言 | 黒で埋め尽くされた記事になったので、ここだけでもカラーに |
ストーリー
主人公はある日、家の近くの浜辺で呪いの剣を拾ってしまいます。
その剣を触ったことで主人公は、寿命が 60 秒になる呪いにかかってしまいます。
何度も死にながら、主人公は呪いの解除と呪いの剣の秘密の解明に向かいます。
こんなゲーム
見下ろし型の 2D アクションで、呪いの剣の効果により寿命が 60 秒となってしまった主人公を操り、呪いの解除を目指します。ゲーム開始と共に画面左上のタイマーが 60 秒から 1 秒ずつ減っていき、0 になるとゲームオーバーとなります。ゲームオーバー後は最後にセーブしたセーブポイントから再開されますが、ゲームの進行状況や取得したアイテムは保存されるため、何度も復活してゲームを進めていくこととなります。
60秒の制約が非常に特徴的ですが、それ以外の要素はいたって普通の2D アドベンチャーです。剣やアイテムを用いた探索、アイテム取得による最大体力の増加や NPC との交流等、全体的な雰囲気は初代ゼルダの伝説に似ていると思いました。操作は移動・攻撃(アクション)・自殺と非常にシンプルです。
最初は主人公の家がセーブポイントですが、ゲームを進めると他のセーブポイントも使用することができ、そこを拠点に更により遠くへ進むことができます。
死ぬまでの時間を持て余した時は、ボタン1つですぐに自殺することができますw 主人公からすると唐突な死となり、たまったものではありませんが、時間短縮の方法として非常に便利なので積極的に使っていきましょう。誤って自殺してしまい、もう一度同じことをやり直すこともしばしばあるため、想定外の自殺には注意しましょう。
おすすめポイント
・絶妙に練られた難易度
難易度的には簡単すぎず、難しすぎないレベルで進めがいがあります。
1度目に新しい場所に到着したときには時間が足りないことが多いですが、その次の回に最速でたどり着けば余裕をもって探索可能なレベル・距離感となっています。異様にゆっくり話すキャラクターが出現したり、ベルトコンベアに逆らって進むシーンなども存在し、「早く!早く!」と感じさせるシーンも出現し、適度に盛り上げてくれます。
とはいえ理不尽なトラップは殆ど用意されておらず、時間が足りなくても納得してしまうことが多いです。テンポがよく、デスペナルティ等も無いため、「次はこうすれば行けそう!」「もう一回やってみよう」と自然に感じさせてくれるいい作品だと思います。気づけば何度もリトライしてしまう良い作品だと感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・とにかく探索が好きな人
・限られた時間やリソースで最大限やり遂げることが好きな人
限られた時間を最大限有効に使い、ありとあらゆることを試すことが楽しい作品です。リアル脱出ゲームやゲームのタイムアタックに通じるものを感じました。時間ギリギリに上手く謎が解けた時やアイテムを回収したとき、セーブポイントに駆け込めた解きのうれしさは他のゲームでは味わえないものだと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・のびのびと探検を進めたい人
・がっつりしたアクションを楽しみたい人
60 秒の時間制限で探索を余儀なく中断させられる部分をシステム面のデメリットと捉えてしまう人も多いと思います。時間制限以外は、あまり特徴がないゲームの為、上記説明を読んで、「めんどくさそうだな」と感じた方はプレイを控えることを推奨します。
体感ですが、探索と謎解き要素が 8 割、アクション要素が 2割 といった感じです。アクション重視の作品を楽しみたい人には向いていないと思います。
ここに注意!
エンディングまで僅か 3 時間程度とややボリューム不足を感じました。一方で、全アイテム回収等やトロフィーコンプリートは難易度が高く、ノーヒントではかなり時間がかかるような構成でした。また、クリア後はライフ 1 、寿命が 40 秒になるハードモード等のやりこみ要素も設けられており、極めようとすると長時間遊べる作品だと思いました。
#極めれば 40 秒制限でもクリアできるできるあたり、よく造り込まれた難易度だと思いました。
個人的にはもう少し、時間制限を活かしたギミックを組み込んでほしかったですね。
類似のゲーム
Anodyne・・・ループものではないですが、雰囲気は似ています。紹介はこちら。
30秒勇者 / 勇者30 ・・・こちらは RPG ですが 30 秒で魔王を倒しに行くお話。時間を延長することは可能。
総括
見下ろし型の 2D アクションに 1 プレイ 60 秒の時間制限がついたゲームで、時間制限があるモノクロ・簡易版ゼルダの伝説といったイメージです。ボリュームはかなり短く、時間制限以外はやや平凡なアクションアドベンチャーですが、時間制限の中で行う謎解き、試行錯誤が楽しくついついリトライしてしまう作品です。
非常にユニークで楽しい作品なので興味を持った人は是非遊んでみてください!
コメント