Ministry of Broadcast 壁一枚超えるための壮絶な死闘の番組【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Ministry of Broadcast という 2D アクションゲームを紹介します。非常に綺麗なドット絵と独特なストーリーが評価され、多数の賞を受賞した作品となります。

ややグロテスクなシーンが目立つため、苦手な方はブラウザバックをしてください。
エンディングまでのプレイ動画を投稿したので気になる方は覗いてみてください。こちら

それでは早速紹介していきます。

ドット絵が都ても綺麗。

概要

タイトルMinistry of Broadcast
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格1520円(Steam), 1480 円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション
開発元 / 発売元Ministry of Broadcast Studios / Hitcents, PLAYISM
一言プレイしながら複雑な心境になれる作品。

ストーリー

国を分かつ壁が一夜で建てられたかのように突如出現し、ある男を家族から引き離した。家族に再び会うために、主人公である赤毛の男は政権が放送するテレビ番組「ウォールショー」で勝ち抜き、壁の向こう側、自由の世界を目指そうとするが…
ショーが進むにつれ、主人公は政府とショーの主催者が何を求めているのかに気づいていく。約束された「自由」とは、自分の求める「自由」ではないのかもしれない…

Nintendo Online Store より

こんなゲーム

サイドビュー形式の 2D アクションゲームとなります。壁に分断されてしまった家族との再会を果たすため、国営放送の番組に出演し、用意された役割をこなしていきます。ゲーム内の日数でチャプターが分かれており、 5 日間+ α のチャプターが用意されています。

撮影が行われるアリーナ。撮影毎に毎回別のステージに移動するため、毎回新たなトラップに出会う。

基本的には各チャプターでは進路に沿って進むことが目的となります。残念ながら参加者に人権はなく、安全も保障されていません。非人道的とまではいきませんが、危険なトラップや生き物が沢山配置されており、死の危険に常に晒されます。こんな番組が放送されているなんて恐ろしい世界ですね。

炎やトゲ、猛獣や放射能等なんでも登場

ミスすると放送事故として扱われる。

操作は、移動・ジャンプ・ダッシュ・アクションボタンとかなりシンプルですが、やや動作に癖があり、慣れるまでは少し苦労しました。主人公には体力はなく、高い所から落ちたりトラップに引っ掛かると即ミスとなります。時には “それで死ぬの!?” と感じるような死に方も見受けられました。各トラップをどのように越えていくか等のヒントは基本的に与えられなれないので、自分で考える必要があります。


主人公はおしゃべりです。やや不気味なシーン、グロテスクなシーンがありますが、主人公の独り言や冗談のおかげで若干マイルドになっています。時には攻略のヒントをくれることもあります。

また、一部シーンでは人の言葉を話せるカラスと行動を共にします。主人公が死んだときに嫌味を吐いて煽ってくるシーンが目立ちますが、この世界が分断された背景などを(超ざっくりですが)教えてもらうシーンもあります。最初は苦手なキャラクターでしたが、気づけば憎めなくて頼もしい、いいキャラクターだと感じるようになりました。

すごく物知りなカラス。

ゲーム内にはやりこみ要素として各ステージに靴が隠されています。ストーリーには影響はありませんが、結構難しく探しがいがあるので、是非集めてみてください。

おすすめポイント

・非常に綺麗なドット絵

全編を通して非常に綺麗なドット絵で作成されています。時折はっとさせられるほど綺麗なシーンが出現し、興奮させられます。2018 年に Game Access の Best Art 賞にノミネートされたということで、納得のクオリティです。

ドット絵の出来は最高峰だと思いました。手前の木のぼやけ具合が超リアル!

・特徴的なストーリー

本作のストーリーはジョージ・オーウェルの「1984年」 という小説をモチーフとしています。
思想や言語が国によって統制されており、住人の行動が常に監視されている国が舞台のお話です。

本作品も上記の設定を色濃く継いでおり、今の平和な世界からは想像がつかない悲惨な状況が描写されます。政権が放送する番組とは思えない、真っ黒な部分がいくつもででてきます。

例えば ゲームのタイトル画面からぶっ飛ばしています。(7秒ほどですが、インパクトの強い開始画面になっています。)

可愛そうな清掃人・・・

主人公も例外ではなく、クリアの為には他のプレイヤーの妨害を厭いません。他のプレイヤーを穴やトゲに突き落とす等の蹴落とし行為が悪目立ちし、他のプレイヤーからは終始、白い目で見られる羽目になります。カメラがまわっていないアリーナの外でものけ者にされ、非常に居心地が悪い状態となります。報われない悲しい展開が延々と続き、難易度と相まってプレイしていて疲れる作品ですw

人の絨毯で針山を渡る。

#イメージとしてはカイジの鉄骨渡りですかね。

ソース画像を表示

ステージ内で他の参加者を見つけた時は、どのように蹴落とすかを考えることが攻略への近道です。

撮影の先に、主人公は家族と再会できるのでしょうか。是非、結末はご自身の目でご確認ください!

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・ドット絵 2D アクションゲームが好きな方。
ディストピアや悲劇が好きな方。

グラフィックの綺麗さ・ストーリーの独特さから、ドット絵や高難易度アクションに抵抗がない人はプレイしてもいい作品だと思います。また、ディストピア特有の狂った雰囲気を垣間見たい人もプレイしてみることをお勧めします。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・アクション要素が苦手な方
・明るく楽しいゲームがしたい方

細かい制御を要求されるシーンや制限時間の中で特定のアクション(ギリギリでのジャンプ等)を行うシーンなど、アクション重視の展開が非常に多いです。若干もっさりした操作性や、すぐ死ぬ主人公の貧弱さにイライラする方も多いと思うので、アクションゲームが苦手な方には向いていないと思います。

ここに注意!

難易度は簡単と普通の 2 つです。普通でプレイしたところ、大体 6 時間程度クリアしました。記載の通り、死に方がグロい部分がやや多めです。念のため、グロ NG な人はプレイしない方がいいかもしれません。

また、基本的にゲームパッドでの操作が推奨されています。キーボードでの操作は難しいと思うので、持っていなければ購入することをお勧めします。

個人的には梯子の昇り降りがかなり遅い点が気になりました。

類似のゲーム

ザ・ウェイ~トワの誓い~・・・世界観は違いますが、アクション性やドット絵が似ています。紹介はこちら
FlashBack・・・こちらは SF ですが、同じくアクション性が似ているゲームです。紹介はこちら
Black the Fall・・・2D アクションでディストピアから脱出するゲーム。紹介はこちら

総括

壁の向こうの家族に会うために過酷な番組への出場を果たした男の物語です。操作性の悪さやグロテスクなシーンから人を選ぶ作品であるとは思いますが、ドット絵の綺麗さや独特なストーリー性等、ワクワクさせる要素があるので、気になった方は遊んでみてください。

名シーン

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