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Mindustry ガチガチのサンドボックス×タワーディフェンス!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Mindustry というサンドボックス形式のタワーディフェンスを紹介します。資源の採取・ユニットの作成や修理を自動化して敵陣を侵攻・自陣を防衛する本格作品です。圧倒的ボリュームと高難易度、マルチ協力プレイ対応と充実したシステムで、長時間楽しむことができるおすすめの作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルMindustry
対応機種Steam, IOS, Android
価格1,010円(Steam), 300円(IOS, Android)
プレイ人数1~2人(マルチプレイ対応)
言語日本語対応
ジャンルタワーディフェンス, サンドボックス
開発元 / 発売元AnukenDev / AnukenDev
一言めっちゃ面白いけどめっちゃ時間喰う、最高!

ストーリー

ストーリーは一切ありません。

こんなゲーム

サンドボックス形式のタワーディフェンス作品で、50個程度(?)のステージのクリアを目指します。各ステージでは資源を集めてユニットを作成し、敵の拠点であるコアを壊したり、攻めてくる敵を返り討ちにしてコアを防衛する事が目標となります。 キャンペーンモードは2つのゲームモードから構成されています。ゲーム性はほぼ同じなので詳しい違いの説明は割愛しますが、出現するユニットや資源は異なるため、違ったプレイ感を楽しむことができます。

右側の建物がコアで、資源を格納したり敵の攻撃を防衛します。
左上に敵が攻めてくるまでの時間が表示されています。

プレイヤーは飛行機を操作して下記を行います。最初は敵にコアを壊されないようにユニットや防衛施設を作成します。

  • 建設物の作成・修理
  • 資源の採掘・輸送
  • 自軍ユニットへの命令
  • 敵ユニットへの攻撃
コンベアを繋いで資源を運ぶ図。

まずは資源採掘用と発電用の建築物を配置して、採掘に必要な電気や水を供給します。条件を満たして一度動き出した施設は条件を満たし続ける限り動き続けます。掘り出された資源はベルトコンベアでコアや他の工場に運ばれます。コアに運ばれた資源は他の建設物の作成に、工場に運ばれた資源はユニットや別の資源の作成に使われます。プレイヤーは各施設を動かすための電気や水、建築のための資源数、コンベアの配線などを配慮しながら基地を大きなものに育てていきます。

採掘した資源をコンベアーで運びつつ、シリコン精製炉にいれることでシリコンを作る図

計130以上の建設物が用意されていますが、大別すると下記に分けられます。最初は作成できるアイテムが少ないですが、ステージ数が進むとどんどん新しいものが利用可能となります。

  • ユニット・・・移動可能で敵を攻撃します。各ユニットには空・陸・海の属性があります。
  • 壁・・・敵の攻撃を防御しますが、耐久力が無くなると壊れます。
  • タレット・・・資源を発射して範囲内の敵を攻撃します。移動不可。
  • 再加工工場・・・ユニットを搬入して資源を組み合わせることで上位ユニットを作成できます。
  • 輸送用機器・・・搬入した資源を長距離で輸送・搬出します。
戦車工場にシリコンとベリリウムを入れて戦車を作る図。
ユニットや施設毎に必要資源やパラメータを確認できます。

作ったユニットは敵のユニットや施設を自動的に攻撃してくれます。プレイヤーの指示で任意の場所に配置することもできるため、特定の場所を守ったり、敵の拠点に攻め込むことが出来ます。

敵の施設を攻撃する自軍ユニット。
壊された建造物を再建築するような施設もあります。

敵の建設物やユニットに対してプレイヤーが直接攻撃したり、資源を採掘することもできます。ただし、プレイヤーの攻撃力や採掘速度は最低レベルなので、いかに施設やユニットを建てて自動化できるかが鍵となります。

自機で直接採取や攻撃もできますが、雀の涙程の効率です。

1ステージは最短30分程度でクリア可能ですが、後半はマップが広く、2人プレイでも3時間以上要することもザラにありました。私は2人プレイでストーリーのクリアに70時間程度要し、クリア後のやりこみ要素は100時間以上プレイした現在でも数ステージ残っています。また、PvPや自作ステージのワークショップでの公開・ダウンロードも可能で、超長時間楽しむことができる作品に仕上がっていました。

おすすめポイント

・難易度高めのガチタワーディフェンス

圧倒的な忙しさ・ボリューム・難易度を誇る作品です。

最初は簡単なユニットの作成がメインとなり、30分もあればクリアできます。一方で、後半からは順当に難易度が上がり、複雑かつ強力なユニットの作成を求められます。Aを作るためのBを作るためのCを作るためのDが必要になるといった事態が往々にして発生し、各資源が採れる場所や電力、工場が必要とするマス数や配線等様々なことを考慮しながら建築する必要があります。

中盤以降は強力なボスが出現します。こちらの戦力に大ダメージを与える悪魔です。

当然、構築中もリアルタイムで敵が攻めてくるため、最前線の防衛や修理、ユニットの配置等も気に掛ける必要があり、非常に忙しいです。終盤は鬼の難易度で、プレイヤーを殺しにかかってきます。理想的と思える作業スピードでもギリギリの戦いとなることが多く、試行錯誤が求められます。2〜3時間プレイした後の最後の最後にやられてしまうこともありました。

敵との戦闘には沢山のユニットが必要となります。

多少のミスやタイムロスは許されますが、大幅なミスは許されない絶妙な難易度調整に仕上がっていました。敵に壊されてしまった施設はbキーでまとめて復元することができるため、一度やられても次に進捗が繋がる点は魅力的でした。また、1プレイが長く難易度が高い分、クリアできた時の喜びはたまりませんでした。

終盤は小さいユニットを複数組み合わせて巨大なユニットを作成します。
あらかじめどの辺に工場を建てるか決めておかないと大変なことになります。


・マルチ協力プレイに対応

本作は2人でのオンラインPvP・協力プレイに対応しています。Remote Play Together には対応していないため、1人1本購入する必要がありますが、役割分担ができるため攻略にゆとりがでます。長時間のプレイが前提となり、知識も必須なためプレイのハードルは高いものの、連携を取りながら構築を進めることはとても楽しかったです。

1人が最前線を開拓、1人がじわじわと強いユニットを作成する分担がおすすめです。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・タワーディフェンスや資源管理が好きな人
コストパフォーマンス重視の人

自動化で資源を集めたり、凝った施設で強力なユニットを作ることが楽しい作品です。資源管理や自動化、設計図を基に組み立てることが好きな人、タワーディフェンスが好きな人にはおすすめすることができます。

また、2つのゲームシステム+PvP+ステージエディット等、圧倒的なボリュームを誇ります。1ステージが3時間以上と骨太のボリュームで、総計100時間以上楽しむことができるため、コストパフォーマンス重視の人にはおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

手軽なタワーディフェンスを求める人
・短時間でのクリアを目指す人

ゲーム性はかなり複雑で、プレイのハードルが高いです。クリアには複雑な配線やリソースの管理、作業の最適化をが必要となるため、複雑な作業が苦手な人にはおすすめすることはできません。

また、試行錯誤や長時間の作業が必要で中盤以降、1つのステージの攻略に3~5時間要します。場合によっては天塩にかけて育てた施設が壊滅して最初からになることもなるため、サクッとクリアしたい人にはおすすめすることはできません。(完全に1からにはならないのでそこはご安心ください)

ここに注意!

2人用協力プレイではステージクリア状況や発明のアンロック状況がホストプレイヤー側にしか保存されません。セーブデータが共有で進まないため、ゲスト側は1人プレイでデータを利用できない点がかなり残念でした。

また、中盤以降は死にながら敵の進路や出現するユニットを覚える立ち回りとなりがちです。やや死に覚えゲーの要素があるのでご注意ください。

類似のゲーム

shapez / shapez2 ・・・同じく工場を構築するサンドボックスの基地建設ゲーム。

総括

基地の建設でユニットを作成し、敵陣への侵攻・自陣を防衛するサンドボックス形式のタワーディフェンスです。タワーディフェンスはかくあるべしと言わんばかりの高難易度+ボリュームでコスパ最高の超骨太作品です。基地建設や自動化が好きな人にはとことん刺さる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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