こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Madshot というローグライクアクションを紹介します。クトゥルフ神話の世界で冒涜的な神に、銃や剣を駆使して立ち向かいます。ローグライクらしい派手なインフレとスタイリッシュな操作が楽しい作品なので、気になった人は是非覗いてみてください!
それでは早速紹介していきます!
#普段はクリアしてからレビューするのですが、諦めてしまいました。
#ラスボスがあまりにも硬すぎて公式Twitterに質問を投げたのでコメントもらえたら追記します。
概要
タイトル | Madshot |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 2,380円(Steam), 2,750円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション, ローグライク |
開発元 / 発売元 | Overflow / HOOK |
一言 | 正気度損失が無ければ意外と倒せる説(大嘘) |
ストーリー
永遠の命を求めるあまり、とてつもない力を呼び覚ましてしまった。恐ろしい固まり “クトゥルフ” に立ち向かう。 これは償いであり罰である。
(Steam Store より抜粋)
こんなゲーム
サイドビュー形式のローグライクアクションで、7つのステージのクリアを目指します。操作はツインスティックシューティング(左スティックで移動・右スティックで照準を合わせる)で攻撃・ジャンプ・ローリング(回避)・必殺技・サブウェポン・アイテムを掴む(投げる)です。ローグライク形式なので、各プレイは独立しており、必ず最弱の状態から始まります。
各ステージは複数の部屋から構成されており、プレイヤーはマップを見ながら進路を決定します。一部のマスは進むまで分からない?で表示されますが、スカウトという消費アイテムを利用することでその部屋の内容を確認することができます。
多くの部屋では雑魚敵が出現し、一定数の敵を倒すことで次の部屋に進めます。攻撃はプレイ開始時に持ち込んだ剣や銃で全方向に繰り出します。どんな体勢でも繰り出すことができ、繰り出しも早いので操作性は良好です。
敵を攻撃すると白いオーブ(エッセンス)が出現し、これを集めることで左上の白いゲージが溜まります。エッセンスが最大まで溜まると必殺技を発動でき、一時的に時間をスローにして攻撃速度を上げたり、無敵になりつつ大量の仲間を召喚するといった効果が発揮されます。
プレイヤーは選んだ部屋によって雑魚敵撃破時に最大体力を増やせる薬やお金、改変の獲得ができます。改変はパッシブ効果を持つアップグレードで、攻撃速度やクリティカル発生率の向上、回復手段の獲得、敵を状態異常にする、エッセンスの獲得率増加など様々な効果を持ちます。
一部のステージにはランダムイベントが発生する部屋やショップ、隠し部屋が用意されています。イベント部屋やショップは回復アイテムや強化アイテムを獲得できます。また、戦闘をスキップできるため敵が強い終盤では体力温存の手段として重宝することもあります。
各ステージの最後には強大なボスが待ち受けています。ボスは強力ですが、倒すことで体力を回復できる泉に立ち寄ることができます。攻撃パターンが少ないので、覚えてしまうと戦いやすいと感じました。
プレイヤーは儀式というミッションを1つ受けることができます。クリアすることで新しいサブウェポンをアンロックできたり、永続強化に利用できる強化を獲得できます。
プレイ終了後は集めたクレジットを使うことで新しい武器のアンロックやゲームが有利になる機能のアンロックが可能です。1周は1時間弱でクリア可能だと思うのですが、どれだけ頑張っても最後のボスが倒せなかったため、未クリアです。多数の服や装備が用意されているものの、やりこみ要素は無いと思います。
おすすめポイント
・縦横無尽に動き回れるスタイリッシュアクション
最初から2段ジャンプや壁ジャンプ、ローリングによる攻撃キャンセルができるため、操作性は良好です。ロープやジップラインに捕まりながら戦ったり、ローリングや空中ジャンプ・バック宙を組み合わせたスタイリッシュに戦えます。後半は必殺技を連打できたり、空中を動き回って敵の攻撃を回避したりと、敵を圧倒できるようになるため爽快感があります。
強化の主軸となる改変の種類が多いため、プレイする度に異なる編成となります。毒やスロウ、呪いといった状態異常に特化したビルド、クリティカルや滞空戦に特化したビルド等、様々なビルドを組むことができます。1度に多数の改変を取得できるため、複数のビルドを同時に組むことができる点も魅力的でした。
また、クトルゥフ神話をベースとする世界観も魅力的な作品です。最初は鬱蒼とした港町やスラム街から冒険が始まりますが、徐々にルルイエ等のクトルゥフ神話に所縁が深い場所を挑むこととなります。敵やボスも禍々しくも見覚えのあるものが多く、冒険していて楽しめました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・スタイリッシュアクションが好きな人
・ローグライクアクションが好きな人
ゲームテンポが早く操作性は良好です。ジップラインやチェーンに捕まったまま攻撃したり、多段ジャンプで飛び回ったりとスタイリッシュな動きが魅力的なので、爽快感のあるアクションが好きな人にはおすすめすることができます。
また、最初は地味ですが強化を重ねることで圧倒的な攻撃力や機動力が手に入ります。強化を重ねることが楽しい作品なので、ローグライクアクションが好きな人にはおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度アクションが苦手な人
・クトルゥフ神話にちなんだストーリー性を求める人
序盤から難易度が高く、ある程度強化が進むと打ち止めとなります。救済要素も無いため、高速アクションや高難易度アクションが苦手な人にはおすすめすることはできないと思います。
また、出現するステージや敵はクトルゥフ神話にちなんだものですが、ストーリー性はほぼありません。クトルゥフ神話ならではの狂気に満ちた描写を求める人にはおすすめすることができないと思います。
ここに注意!
プレイに支障はほぼありませんが、一部日本語訳がおかしい所があります。また、バグも多めだったので、今後改善されていくことに期待しています。
ある程度強化が進むと永続強化に利用するアイテムが不要となり、攻略を目指す際にハズレ部屋となる点が残念でした。
周回が前提となるものの強化要素は少なめでランダム要素も少ないため、やりこみ要素は控えめです。長時間のプレイには向かない作品だと感じました。
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総括
サイドビュー形式の2Dアクションで、7つのステージをクリアして冒頭的な神を倒すことが目標です。幅の広いビルドとスタイリッシュアクションで冒涜的な神に挑むことが楽しい作品でした。ややバグが多めで、やりこみ要素や強化要素の不足は否めませんが、今後の改善に期待したいと思います。現状のクオリティでもローグライクアクションが好きな人にはおすすめできるので、気になった人は是非遊んでみてください!
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