こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は マドリカ不動産 という謎解きゲームを紹介します。事前にヒントが表示されている紙を印刷し、紙とゲーム画面を照らし合わせて謎を解いていく作品です。以前紹介した 紙謎 に非常によく似たゲームシステムで、謎解きゲームやリアル脱出ゲームが好きな人にはおすすめできる作品なので、気になった人は覗いてみてください!
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | マドリカ不動産 / Madorica Real Estate |
対応機種 | Nintendo Switch, Steam |
価格 | 1,500円 (Switch), 1,800円(Steam) |
プレイ人数 | 1人~ |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 謎解き・パズルゲーム |
開発元 / 発売元 | ギフトテンインダストリ / ギフトテンインダストリ |
一言 | 神ゲーならぬ、紙ゲーですね。 |
ストーリー
あなたはとある町の不動産屋に入社した新入社員です。この町ではオバケの住み着いた物件が多く存在してます。「マドリカ不動産」はそんな町の中で唯一オバケが出ない物件を貸し出す不動産屋です。
あなたの仕事は部屋のどこかにいるオバケを倒し、安全に住めるようにすることです。オバケたちを倒すためのヒントはマドリカ社長の手によって部屋のあちこちに隠されています。ヒントをうまく解読し、コマンドを入力すれば新入社員のあなたでも魔法が使えます!
(Nintendo Shopより抜粋)
こんなゲーム
20個のチャプターで物件内に潜むオバケを見つけ出して、退治することが目標です。各チャプターでは対応した1~2枚の紙を公式サイトから事前に印刷しておき、ゲーム画面に表示されるヒントと紙を頼りにオバケを退治するコマンドを導き出します。
ゲーム画面での操作は、見渡す・ズーム・魔法を打つのみです。チャプターが始まり、物件に到着したら部屋の中と紙を見比べて、ヒントや幽霊を探します。基本的にゲーム内のヒントは分かりやすく描かれているため、目を凝らして探し出す必要はありません。
謎の答えであるコマンドは (Nintendo Switch の場合) 3~8個 のボタン(“A” “B” “X” “Y” “←” “→” “↑” “↓”) の組み合わせで構成されるため、勘では解けないようになっています。正しいコマンドを打つと、他の部屋に移動したり、魔法を使って辺りを照らしたりすることができます。
例えば、透視魔法の場合、下記のように障害物を透視してヒントを確認することができます。このヒントを用いて次の謎を解いていくという運びとなります。各チャプターには 3~5個の謎が用意されており、ステージ内で用意された全てのコマンドを解き明かすとゲームクリアとなります。
パズルを解いていき、様々な部屋を訪れると、どこかに幽霊が待ち受けています。幽霊に向かって、魔法のコマンドを打つことで幽霊を退治することができ、チャプタークリアとなります。幽霊を退治するというホラーなストーリーですが、幽霊は可愛らしいものが多く、ホラー、アクション要素は皆無です。
各チャプターのクリア目安は15~50分程度です。チャプター毎に目標タイムが用意されており、間違ったコマンドを打つと、残り時間が減ってしまいますが、時間切れになった後も続けて謎を解くことができる親切設計になっています。やりこみ要素などは特になく、特性上何度でも遊べる作品ではないので、その点はご注意ください。
おすすめポイント
・紙を用いた謎解きが楽しい
ゲーム内の情報と紙の内容を見比べて謎を解いていく部分が楽しいです。閃き力が必要なものから、計算力や音を使ったもの等、様々な問題が用意されています。紙の使い方も、メモをしたり向きを変えたりするだけではなく、はさみやテープを使用して切り貼りしたりとチャプター毎に傾向が違っていて面白いです。
中盤以降の問題の難易度も絶妙で、1人だとギリギリ時間内に終わらないこともあるレベルで、最後まで楽しく遊ぶことができました。
・複数人でプレイ可能
コントローラーを用いる操作は周りを見渡す・解けた謎のコマンドの入力(答え合わせ)くらいしかないため、1つの謎をみんなで解くことが可能です。ただし、紙を使っての作業が非常に多いので、1人1部か2人に1部、紙を印刷することを推奨します。誰が最初に解けるか競争したり、ヒントを出し合って協力することも楽しいと思います。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・謎解きゲームやリアル脱出ゲームが好きな人
(脱出ゲームではないですが、)リアル脱出ゲームの雰囲気に似たパズル・謎解きが多いため、リアル脱出ゲームや謎解きゲームが好きな人にはおすすめできる作品だと思います。1人でじっくり進めることも、みんなでわいわい進めることもできる作品なので、1-4人程度で遊ぶことにも向いていると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・ストーリー性を求める人
胡散臭い”マドリカ不動産”の社長、オバケ退治、様々な魔法等、ワクワクする要素が多いですが、ストーリーは殆どありません。ストーリー性を求める人にはおすすめできない作品なので、ご注意ください。
ここに注意!
個人的には(本作も普通に楽しめましたが、)謎の質、ボリューム、ストーリーのいずれも紙謎の方がレベルが高いと感じました。合計20問ですが、最初の1~8問目はかなり簡単なので、謎解きが得意なユーザーには、前半部分は肩透かしをくらうかもしれません。
数問ですが一部音を使って解く謎もあるため、音を出せる環境で遊びましょう。
類似のゲーム
マドリカ不動産2・・・本作の続編。プレイしたらレビューします。
総括
印刷した紙とゲーム画面を照らし合わせて謎を解いていくゲームです。謎のクオリティが高く、紙にメモしたり切り貼りしたりする工程が非常に楽しい作品でした、ボリュームも豊富なので、謎解きゲームが好きな人やリアル脱出ゲームが好きな人は是非遊んでみてください!
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