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ロスト・イン・ランダム ダイスの世界にようこそ!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は ロスト・イン・ランダム というアドベンチャー作品の紹介します。ダイスをベースにしたカードバトル形式の3Dアクションで、独特な戦闘システムとおとぎ話のような世界観が特徴的な作品です。ハリーポッターのようなファンタジーが好きな人にはおすすめすることができると思うので、気になった人は是非覗いてみてください!

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルロスト・イン・ランダム(Lost in Random)
対応機種Steam, PS4, PS5, Nintendo Switch
価格3,100円
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル3D アクション
開発元 / 発売元Zoink, Thunderful / Electronic Arts
一言せっかちだから途中でダッシュができないシーンが入るとうずうずしてしまいますw

ストーリー

邪悪な女王に支配されたランダムという名の王国は、呪われた黒いダイスが人々の運命を握る6つの影の領域に分かれています。一文無しの少女「グースー」となって姉を救うために暗黒のクエストを繰り広げましょう。グースーの相棒「ダイシー」は、生命が宿った不思議なダイス。ダイシーと共に混沌としたランダムの謎を解き、現代社会を反映したおとぎ話を紐解きましょう。

こんなゲーム

見下ろし型の3Dアクションです。主人公の少女・グーズーを操り、連れ去られてしまった姉のキースーを探して冒険します。本作は探索パートと戦闘パートに分かれているため、それぞれについて説明します。

■探索パート

攫われてしまった姉の情報を探して冒険を行います。ストーリーは一本道で、操作は移動・パチンコ(照準合わせ・狙撃)・ダッシュ・ダイシーを移動させる・回避・話すです。街の住人と話したり、依頼されたクエストをこなしたり、ギミックを起動することでストーリーが進んでいきます。

不思議な生き物が沢山です。怖い。

冒険の途中からダイシーという生命の宿ったダイスがグースーに力を貸してくれます。ダイシーはプレイヤーが自由に移動させることができ、街の境界である大きな扉を開けてくれたり、ギミックを動かしたりすることができます。

ダイシーと二人で同時にスイッチを押すことで扉を開けるシーン。

道中では様々な所に隠された壺をパチンコで壊したり、NPCから依頼されるクエストをこなすことでお金を獲得することができます。集めたお金でカードを購入することができ、購入したカードは戦闘で使用するデッキに自由に組み込むことができます。

壺は青い丸のマークがあるので見つけやすいです。
いたるところにお金が入った壺があるのが羨ましいですね。

カードを購入するとゲージが溜まり、ゲージが最大まで溜まると次の新しいカードが入荷される。

ストーリーが進んだり、所定の位置に進むことで戦闘パートに移行します。

■戦闘パート

出現する敵をすべて倒すことが目標です。15枚のカードからなるデッキを用いて戦闘を行います。操作方法は探索パートと同じです。

まずは敵の体に付着したクリスタルをパチンコで狙撃する事でクリスタルの欠片を地面に落とし、回収します。集めた欠片の数に応じて、デッキから1〜5枚までカードを引くことができます。カードを引いたタイミングでダイシーを投げると、ダイシーの出た目の数のトークンを獲得することができます。

敵の体に付着したクリスタルを攻撃して欠片を集めます。
右下に表示されるカードがドローしたカードです。
回避で敵の攻撃を避けることができる。繰り出しが速く、短期間で連続して使えるので使い勝手が良い。

それぞれのカードには使用するためのトークン数が左上に記録されており、現在所持しているトークンを消費してどのカードを使用するかを選択します。一定時間後に爆発するトラップを仕掛けたり、剣を装備して敵を攻撃したり、自分自身にバフをかけて戦闘を有利に進めたり、体力を回復したりと様々なカードが用意されています。パチンコでは敵にダメージを与えることができないので、カードの効果で敵にダメージを与えます。

カードの選択中は敵の動きが止まるので、効果を見ながらゆっくり選択できます。

カードから生み出したハンマーで攻撃するシーン。

一部の戦闘では敵の殲滅が目的ではないイベント戦も用意されています。戦いながらスイッチを押してギミックを動かしたり、敵の攻撃を利用して閉ざされた扉を壊しながら先に進むような立ち回りを求められます。

戦いながらギミックを動かして、大砲を撃つことで塔を壊すイベント戦です。

難易度はイージーとノーマルから選択することができますが、ノーマルでも簡単に感じました。エンディングまでは10-15時間程度です。収集要素はありますが、クリア後に取りに戻ることはできないので、注意が必要です。

おすすめポイント

・おとぎ話のような世界観

「12歳となった子供は司祭の前で(イカサマされた)ダイスを振り、その後の人生を決められる」という村の掟に立ち向かう少女の物語です。おとぎ話のようなストーリーで、基本的には王道展開ですが、全体的にダークな世界観で大人向けの作品であるように感じました。妙にリアリティがあり気持ち悪い登場人物や暗めな雰囲気ではあるものの神秘的な背景が魅力的で、ストーリーに惹き込まれます。

イカサマのダイスの結果によって連れ去られてしまうキースー

ストーリーパートは映画のワンシーンのようです。

戦闘についてはデッキにカードを15枚入れるのですが、ノーコストでカードを追加で引いたり、コスト0で発動するカードも多く、決めたコンセプト通りに戦闘を運びやすい点が高評価でした。ダイシーの目によっては、コストが足りずに引いたカードを無駄にしてしまうこともあるため、若干駆け引きが必要な部分もあります。カードも次々と購入できるため、最初は新鮮味がありましたが、最終的には完成形のデッキで延々と同じ立ち回りを強いられる点がやや残念でした。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・ファンタジー系の作品が好きな人

アクション要素も独自性がありますが、ややテンポが悪く単調なので、人を選ぶ作品だと思います。どちらかというとストーリーが魅力的な作品であるため、ハリーポッター等のファンタジー作品が好きな人にはおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・戦闘を楽しみたい人
・コストパフォーマンスを求める人

全体を通して難易度は低めです。アクションゲームに慣れた人だと苦戦することなくクリア可能なので、少し物足りないかもしれません。また、戦闘は慣れると単調でテンポが悪く、敵の種類は少なめです。1つの戦闘時間がやや長い一方で、戦闘回数は少なめなので戦闘を楽しみたい人にはあまりおすすめできないかもしれません。

元から EA のサブスクリプションに加入している分には問題ないと思いますが、定価で買うにはボリューム・内容のどちらもやや物足りないように感じました。コストパフォーマンスを重視しているゲーマーにはあまりおすすめすることができないと思います。

ここに注意!

一部のナレーション中はダッシュが不能でスキップも不能な点が個人的にはかなり不評でした。

クエストについてもパズルや謎解きといった要素はなく、お使いイベントを淡々とこなす内容である点もやや残念でした。

類似のゲーム

見つけ次第追記します。

総括

ファンタジーなストーリーの3Dアクションで、デッキから引いたカードで敵と戦います。戦闘は独自性がありますが、ややテンポが悪く、敵の種類も少ないため単調になりがちな点がやや残念でした。難易度も易しいため戦闘はやや物足りなさがありますが、独自の戦闘システムやファンタジックなストーリーに惹かれた人は是非遊んでみてください。

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