こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は “Levelhead” という 2D アクションゲームの紹介を行います。PC 版スーパーマリオメーカーのような作品で、用意された沢山のステージをクリアしたり、ステージを自作して他のユーザーに公開したり、他のプレイヤーの作品を遊ぶことができる作品です。
沢山のギミックが用意されており、公開されているステージ数も非常に多いため、長時間楽しむことができます。時間を持て余している人にはお勧めできると思います。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Levelhead |
対応機種 | Steam, XBOX One, Nintendo Switch |
価格 | 2,050円(Switch, Steam, XBOX) |
プレイ人数 | 1 – 4人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション |
開発元 / 発売元 | Butterscotch Shenanigans / Butterscotch Shenanigans |
一言 | たまに出てくる裏声の美声、めっちゃ好き。 |
ストーリー
主人公は銀河中に荷物を配達する運送会社の新入社員です。この会社は荷物を必ず目的地に届けることを保証しており、銀河中に名前を轟かせる大企業でした。配達はレールガンを用いて荷物を直接お客様の家に届けていたものの、時たまお客様の家や体に大きな損害を与えてしまうことが、これまで問題視されていました。
そこで開発されたのが、GR-18 というロボットです。荷物をレールガンでお客様の家の近くの安全な場所に送りつけ、そこから GR-18 が荷物を回収して家まで届けるという方針となりました。しかし、GR-18 は生まれたてておバカです。あなたは GR-18 のトレーニング担当となり、無事に荷物を届けることができるように訓練してあげることとなりました。
“君の商品、しっかり配達できたじゃないかぁ!”
こんなゲーム
サイドビュー形式の 2D アクションゲームで、プレイヤーは荷物配達用のロボット GR-18 を操作します。各ステージには1つの荷物が用意されており、荷物を拾ってゴール地点に到達することでステージクリアとなります。基本操作は “移動”・”ジャンプ”・”アームを伸ばす” です。”アームを伸ばす” では、近くのブロックや荷物、ジャンプ台を背負うことができます。背負ったアイテムはその場に置いて足場にしたり、敵にぶつけて押し返したり、スイッチをONにしたりと様々なことに使用することができます。
動画の方が分かりやすいため、チュートリアルステージの動画を撮ってみました。
ステージ内には様々なギミックが用意されており、敵を踏みつけて倒したり、スイッチを ON / OFF して扉を潜ったり、移動する足場を乗り継いだりしながら先に進みます。ゴールには荷物を持ち込む必要があり、GR-18 だけでゴールに到着してもクリアとならないため、如何に荷物をゴールまで運ぶかの攻略ルートを考える必要があります。
ステージ内には GR-18 を変身させるアイテムも存在します。変身することでキャラクターの色が変化し、壁ジャンプや瞬間移動等の追加アクションが使えるようになります。
上記が前提のステージのクリア方法となり、本作には3つの楽しみ方でステージを遊ぶことができます。それぞれについて紹介します。
■1. トレーニング
用意されている 90 以上のステージに挑みます。1つのステージは最短 30 秒 – 2分程度でクリア可能です。少しずつギミックが増えて難易度が上昇するため、後半は死にまくって10分以上クリアに時間がかかることもざらにありました。
全体的に難易度はやや高めですが、ステージ内には複数のセーブポイントが設置されており、死んだら直ちにセーブポイントから再開されます。残機や制限時間などの概念は無いため、何度もトライすることが可能です。
クリア時にはクリアタイムやジェム(コイン)枚数・倒した敵の数などに応じてスコアが算出されます。やりこみ要素として各ステージでのジェムの全ての回収やシンボルの回収が用意されており、進行度やアイテムの収集率に応じて様々な要素がアンロックされるため、1つのステージを極めることも楽しいです。
ステージをクリアすると新しいステージが解放されます。ステージ数が多いうえ難易度が高いため本モードだけでも十分ボリュームがあります。
■2. ステージ作成
ゲーム内で出現するオブジェクトを自由に配置し、自分だけのステージの作成・公開が可能です。大量の敵を敷き詰めるもよし、激ムズのステージを作るもよし、パズル要素や意外性のあるステージを作ることも可能で、創造性が問われます。
操作は非常に直感的で、格子状に区切られたマスにアイテムや敵・足場などを配置していくだけです。範囲選択やコピー、塗りつぶしや Undo等、自由自在で扱いやすいシステムになっています。
もちろん実際にテストプレイで試遊することもできます。テストプレイ用のチートモードの利用や途中からのプレイも可能なため、気になったところをとことん調整できます。ステージを公開するには、テストプレイでクリア済みである必要があるため、難易度の設定は程々にしましょう。
無事にテストプレイをクリアするとステージを公開することができます。タグを紐づけて他のユーザーから見つかりやすくしておきましょう。本作では事前に投稿用の SNS のようなアカウントが用意され、他のユーザーをフォローしたりすることもできます。新しい試みで面白いと思いました。
■3. 他のユーザーのステージをプレイする
公開されているステージを検索してプレイすることができます。好きなクリエイターをフォローしてそのクリエイターの作品を楽しんだり、ステージの傾向やジャンルに合わせて検索したりすることができます。
おすすめポイント
・幅の広い遊び方が可能
マリオメーカーよろしく、キャラクターの変身や沢山のギミックにより、多種多様なステージの作成が可能です。一定の敵を倒したりジェムを回収することで開く扉や、(ドンキーコングでお馴染みの)タル大砲、特定のトリガーを満たして起動するスイッチ等、様々なギミックの配置が可能です。
例えば、下記の動画のステージではプレイヤーは GR-18 ではなく、画面左側の大砲の向きを上下に動かして近づいてくる敵をひたすら撃退します。画面中央よりやや左にある緑の縦線まで敵が進んでしまうと、左側の緑のブロック(プレイヤーの体力)が減ってしまいます。緑のブロックが無くなる前に近づいてくる敵を全て撃退するとクリアとなります。
このように意外性のあるステージや面白いステージの作成も可能で、Web上で沢山のステージが配布されているため、何時間でも時間を潰すことが可能です。
また、作品全体的のクオリティも高めでチュートリアルや機能紹介・ストーリーの説明等のムービーが非常に凝っていました。コンフィグから弄れる設定も多く、ゲームスピード等も変えられるため、アクションゲームが苦手な人はスピードを遅くするのもありかもしれません。
・ローカルマルチプレイに対応
本作は最大 4 人まで遊ぶことが可能です。仲間同士で道を切り拓いたり、仲間を背負って難所を切り抜けたり、(身代わりにしたりと)みんなでワイワイ楽しむことができます。公開されているステージについては一部、人数制限があるステージ(1人専用、2人専用)等もあるので、そこだけ要注意です。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・コスパを求める人
・シンプルな 2D アクションが好きな人
有志によって公開されているステージ数も非常に多く、確実に全てのステージを遊びきるよりも先にプレイヤー側のモチベーションの低下や飽きが訪れますw 時間が許す限り無限大に遊べるコスパ最強の作品なので、コスパ重視のゲーマーにはお勧めできる作品です。まさしく、スーパーマリオメーカーのPC版といった立ち位置なので、2D マリオ等シンプルなアクションゲームが好きな人にもおすすめできる作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・アクションゲームが苦手な人
(・ストーリー性を求める人)
トレーニングでは初っ端から狭い足場の上に着地、敵の猛攻を潜り抜けるといった操作を要求されます。チェックポイントが多めに用意されており、操作性・リトライ性は良好なものの、難易度はどんどん上昇していくため、高難易度のアクションが苦手なゲーマーにはあまりお勧めできないと思います。
(また、動画は面白いですがストーリー性はほとんどないのでそこは注意です。)
ここに注意!
チュートリアルや時々差し込まれる動画がやや長めです。動画は面白く・丁寧ですが、ステージ制作画面のチュートリアルはやや面倒に感じました。
また、トレーニングの各ステージの目標タイムの到達の項目が滅茶苦茶難しいです。達成しなくても問題はないのですが、クリアできないと気が済まない人は、かなり苦戦を強いられることを覚悟しておきましょう。
類似のゲーム
スーパーマリオメーカー(2) ・・・マリオステージの作成・他ユーザーへの公開が可能。
Super Meat Boy ・・・操作性やゲーム性はやや類似。シンプルで鬼畜な死にゲー。紹介はこちら。
総括
サイドビュー形式の 2D アクションで PC 版スーパーマリオメーカーといった感じの作品です。トレーニングだけでもかなりの量があり、ステージ制作や他のユーザーの作品を遊び始めると無限に時間を使うことができます。ゲームシステム・ムービー・操作性といった各項目のクオリティも高く、マリオメーカー顔負けの作品となっているので、気になった方は是非遊んでみてください!
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