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ラストコマンド プログラムの終焉【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回はラストコマンドという2Dシューティングを紹介します。ゲーム内でPYTHONというスネーク型のプログラムを操り、電子の海を冒険します。なんでもありの特徴的な弾幕を避けるシステムと、現実と電子世界がリンクしたシナリオなが魅力的な作品です。全体的にクオリティが高くおすすめの作品なのでSTG好きは必見です。

それでは早速紹介していきます!
#ストーリーの核心には触れませんが、敵の攻撃方法等は紹介するので一部ネタバレ注意です。

概要

タイトルラストコマンド
対応機種Steam
価格1,599円
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D シューティング, 2D アクション
開発元 / 発売元CreSpirit, No Stuck Game Studio / CreSpirit, No Stuck Game Studio
一言神格化されるタピオカミルクティー

ストーリー

「あなた」はとあるゲームの攻略を依頼されてゲームを始めます。

ゲーム内では、人類は思想のみAIに引き継がれており、電子化された世界となっていました。
クローラー型プログラム「PYTHON」であるあなたは、PYTHONのサポート用のプログラムの声に従い、この世界で起きる異変を解決するために奔走します。

こんなゲーム

見下ろし型の2Dシューティングで、5(+α)つのチャプターのクリアを目指します。プレイヤーはPYTHONというスネーク状のプログラムを操作します。操作は移動・解析モード(スロー)・ダッシュ・スキルとシンプルです。ただし、PYTHONは自動的に進行方向に進み続けるので、方向の変更キーやスローで調整する必要があります。冒険は探索パートと戦闘パートに分かれるので、それぞれについて説明します。

■探索パート

探索パートではストーリーに従って、ミッションをこなします。ミッションは特定の場所に向かう、特定の人物に話しかける、敵を倒すといったシンプルなものです。フィールド上には障害物となるオブジェクトが存在しているので、イライラ棒の要領で避けながら進んでいきます。

プレイヤーを支援してくれるキャラクターのフェイ。笑顔が可愛い。

探索パートは(低速)移動・ダッシュのみを利用します。ダッシュは障害物をすり抜けることができるため便利です。残機や時間制限といった概念は無く、障害物に当たってしまっても、直前のセーフティエリアから再開することができます。

赤や青い壁に当たるとミスとなります。

基本的には1本道ですが、フィールド上には宝箱のような見た目をしたモジュールというアイテムが隠されています。戦闘時に役に立つアイテムなので、見つけたら回収することをおすすめします。

次のチャプターに進む(回収不能となる)前に取りこぼしがあると教えてくれる親切設計です。

道中では複数のキャラクターが出現してストーリーが進行します。シナリオも1本道で特定のオブジェクトや人物に話しかけることで戦闘パートに移行します。

ストーリーが進むと通信で連絡をくれます。

■戦闘パート

戦闘パートでは敵のライフを削り切ることを目標とします。プレイヤーは狭いエリアの中で敵の弾幕を躱しながら、データを収集します。データを集めると解析(低速)モードになることで自動的に集めたデータが発射されて敵のハートを満たします。

敵に攻撃するためにファイルマークのデータを集めます。赤のオブジェクトは敵の攻撃です。

ハートが100%まで満たされると敵にダメージを与えることができるようになり、敵の近くでダッシュすることで敵のHPバーを1本減らすことができます。これを繰り返して敵を倒すことを目指します。

大体ハートを100%にするには8~11個のデータを回収する必要があります。
敵のHPバーは4本(右上)
敵やHPゲージの本数が変わると攻撃方法もガラッと変わります。
背景の文字は白いので無視してOKです。

戦闘中、プレイヤーはスキルを使うことができます。スキルは事前にセットしたものを繰り出し、体力を回復したり、高威力の爆弾を置いたりすることができます。スキルは時間経過で回復する画面左上のエネルギーゲージを消費して繰り出します。

周りの敵弾を消すスキル。
戦闘シーン。序盤なので弾幕は控えめです。

戦闘には探索パートで入手した1つのスキルと3つのパッシブモジュールを持ち込むことができます。パッシブモジュールは最大体力を増やしたり、敵に与えるダメージを増やしたりすることができます。

モジュールは同じ色で固めると共鳴して強力な効果を発揮します(右下)

難易度はビギナー・スタンダード・チャレンジ・ナイトメアの4つから選択可能です。私はスタンダードでプレイし、エンディングまでは6時間程度でした。エンディング後はやりこみ要素として過去の敵と戦うモードと特定の武器だけで敵と戦うDLCが用意されています。

おすすめポイント

・多種多様な攻撃方法

戦闘パートは1つ1つがボス戦のような雰囲気で、キャラクター毎に個性豊かな攻撃を繰り広げてきます。本作では攻撃のためにデータを回収する必要があるため、画面端で耐え続けるという訳にはいかず、画面中を動き回る必要があります。

剣をモチーフにしたウネウネ攻撃。データは画面中央右側の取り辛い所にあります。

単に激しい弾幕という訳ではなく、解析モード中のみ当たる攻撃や移動中のみ当たる攻撃が入り混じっていたりとバラエティが豊富です。敵の武器やイメージをモチーフとしたオブジェクトが弾幕となって出現したり、文字や計算式のマルバツ問題を解いて正しい答えに飛び込んだりとユニークな攻撃が多く、楽しむことができました。

オレンジの回転する歯車は解析モード中のみダメージを受けます。
動いたり・止まったり・ダッシュで攻撃を全体攻撃を避ける必要があります。

ネタバレ回避のため詳細は割愛しますが、ストーリーはメタ要素ありの凝った内容です。間違いなく終盤はドキッとさせられたり、先の展開が気になる内容なので弾幕要素だけでなくシナリオも高評価でした。可愛らしいキャラクターのデザインや幻想的なBGMも含めて全体的にクオリティが高いと感じました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・避けゲーが好きな人
ストーリー重視の人

敵から繰り出される多種多様な弾幕を避けながらデータを目指して画面中を動き回るゲーム性です。弾幕要素マシマシで難易度も4種類から選択可能なので、避けゲーが好きな人にはおすすめすることができると思います。

また、ストーリーも現実世界と電子世界がリンクした造形がしっかりしていて楽しむことができました。ストーリー重視の人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・避けゲーが苦手な人
・メタ要素が苦手な人

難易度スタンダードでも弾幕が激しく難しめです。難易度を下げるシステムは不可、救済要素なども無いため、避けゲーが苦手な人にはおすすめすることができないと思います。

ストーリーはメタ要素ががっつり組み込まれています。メタ要素が絡む作品が好きではない方にはおすす目することができないと思います。

ここに注意!

探索パートのアクション要素はかなり簡単+バリエーションも少ないのでおまけ程度です。あくまでもメインは戦闘パートとなります。

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総括

敵の弾幕を避けながらデータを集めて反撃する見下ろし型の2Dシューティングです。多彩な敵の攻撃やメタ要素を交えた斬新なストーリー、可愛らしいキャラクターデザインが魅力的な作品でした。難易度が高めの為、避けゲーが苦手な人にはややハードルが高いと思いますが、ゲーム性+ストーリーが間違いなく面白い作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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