こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Kaze and the Wild Masks という2Dアクションを紹介します。スーパーファミコンのドンキーコングを強く意識したドット絵ベースのジャンプアクションです。本家の良いところを抑えつつ本作独自の要素も上手く組み込まれたおすすめの作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。
それではさっそく紹介していきます。
概要
タイトル | Kaze and the Wild Masks |
対応機種 | Steam |
価格 | 2,050円 |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション |
開発元 / 発売元 | PixelHive / SOEDESCO |
一言 | フレンズが居ないなら自分自身がフレンズになるのだ |
ストーリー
主人公の KAZE が呪いにかかってしまった友達のホーゴを助けるためにクリスタルアイランドを冒険するというお話です。
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dアクションで、主人公のKAZEを操り4つのエリアをクリアすることを目標とします。各エリアは6〜7つの通常ステージとボスステージから構成されており、通常ステージではスーパーマリオやドンキーコングのように、ジャンプで敵を踏んだり足場を渡りながらゴールを目指します。
基本操作は移動・ジャンプ・攻撃(スピン)・滑空です。
道中ではサメや鳥といった動物のマスクを獲得することがあります。マスクを入手するとKAZEの姿がマスクのモチーフの動物に変身し、空中を飛んだり水中を泳げるようになります。アクションの幅が広がるため、色々な構成のステージに挑むことができます。
また、各ステージにはゴールとは別に、2つのチャレンジルーム・「K」「A」「Z」「E」のパネル、100個のクリスタルを回収するというミッションが用意されています。加えて、クリア後にはタイムアタックモードに挑むこともできます。
各ステージは2-3分程度でクリア可能で、(タイムアタックを除いた)完全クリアまでは6時間程度でした。難易度は高めですがノーマルとイージーでいつでも切り替えが可能です。残機の概念はありませんが、ステージ内には中間ポイントが用意されており、ミスしても中間ポイントから何度もリトライすることができます。
おすすめポイント
・ドンキーコングをリスペクトしたゲーム性
1990年代のシンプルなゲームシステムを再現しているため、非常に遊びやすい作品です。操作性やゲームシステムはSFC(スーファミ)のスーパードンキーコングを強く意識しており、攻撃のスピンや滑空、ロープアクションはドンキーコングの操作感そのものです。”KAZE” パネルやボーナスステージの仕様もほぼ同じため、一度でもドンキーコングを遊んだ人であれば馴染み深く感じると思います。
操作性は良好で、グラフィックやBGMも含めて全体的なクオリティも高いです。グラフィックはステージ毎に背景が大きく変化するため、新しいステージに進む度に背景の変化が楽しみになります。本作独自の変身要素や造り込まれたボス戦も自然に組み込まれており、すんなりと受け入れることができました。
レベルデザインも絶妙で、序盤は簡単ですが後半のステージは難易度が高く、アクションゲームが上手い人でも少し苦労するレベルに設定されています。後半はチャレンジルームの場所もかなりいやらしい所に隠されているため、挑みがいがありました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・昔ながらの2Dアクションが好きな人
・スーファミのドンキーコングが好きな人
ファミコン・スーファミ自体のジャンプアクションを彷彿とさせる作品です。シンプルなゲームシステムですが、非常に丁寧な作りで本家に勝るとも劣らないクオリティなので、ドンキーコングをはじめとした2Dアクションが好きな人にはおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度アクションが苦手な人
・コストパフォーマンスを重視する人
難易度は昔の作品準拠でやや難しめです。イージーモードに変更は可能ですが、ギリギリでのジャンプ等シビアな操作を要求されるため、2D アクションが苦手な人にはあまりおすすめすることができないと思います。
合計30ステージ弱で若干ですがボリューム不足だと感じました。セール時には500円程で購入できますが、定価で買うと若干割高かもしれません。コストパフォーマンス重視の人はセール中の購入をおすすめします。
ここに注意!
他のステージをクリアして、チャレンジルームのクリスタルを回収してからでないと挑めないステージがあります。順番にステージに挑んでいくと入れないステージが出てくるため、飛ばして他のステージに挑んでから戻ってきましょう。
類似のゲーム
スーパードンキーコングシリーズ・・・本作が強くリスペクトしている作品。
Yooka-Layleeとインポッシブル迷宮・・・同じく2Dドンキーコングライクなジャンプアクション。紹介はこちら。
総括
サイドビュー形式の2Dアクションで、スーファミのドンキーコング3作を強くリスペクトした作品で、アクション性、収集要素やゲームシステムの全てに既視感があるため非常に取っつきやすいです。レベルデザインやグラフィックのクオリティが高く、変身要素といったオリジナル要素もしっかりと造り込まれていました。昔ながらの2Dアクションが好きな人にはおすすめすることができる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
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