こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Kao the Kangaroo という3D アクションを紹介します。カンガルーの主人公が失踪した父親の秘密を探すために冒険に出るというストーリーです。ギミックに満ちたステージをクリアしていくという王道の3Dアクションで、遊びやすい作品に仕上がっているため、気になった人は是非覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Kao the Kangaroo |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 3,999円(Steam, Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 3D アクション |
開発元 / 発売元 | Tate Multimedia / Tate Multimedia |
一言 | 耳がびよーんと伸びるのめっちゃ便利ですね |
ストーリー
主人公のカオは気づけば不思議な空間の中にいました。
辺りを見回すカオに姉のカイアが真面目な表情で話しかけてきます。
その時、辺り一帯が暗闇に覆われてしまい、カイアは突如現れた巨大なモンスターに連れ去られてしまいました。
謎のモンスターに挑もうとするカオでしたが、そこで彼はそれが夢であることに気づきます。
目覚めたカオは、夢の中でカイアが失踪した父親について、大切なことを自分に伝えようとしていたのだと直感します。
カイアを見つけ出すため、そして、失踪した父親の秘密を突き止めるため、父親が残した不思議な力を持つグローブを身に着けて、カオは冒険に出るのでした。
こんなゲーム
TPS形式の3Dアクションで、カンガルーのカオを操り、失踪した父親を探して約20個のステージをクリアします。操作は移動・ジャンプ(2段ジャンプ)・ローリング・パンチ・必殺技・オーブの切り替えです。各ステージでは敵を倒したり、障害物を乗り越えながら最奥にあるゴールを目指します。
カオは両手に赤いボクシンググローブをはめており、パンチで敵を攻撃することができます。パンチは連続で繰り出すとコンボが繋がり、攻撃を当てると左上の紫色のゲージが溜まっていきます。ゲージが最大まで溜まった状態で必殺技を繰り出すと、強力な衝撃波を繰り出して敵に大ダメージを与えます。
カオはフィールド上に漂うオーブを3つまで回収することができます。オーブには火・水・風の3種類の属性があり、オーブを纏ってアクションを繰り出すことで、攻撃にその属性の力を付与します。氷の壁を溶かしたり、蜘蛛の糸を燃やして先に進めるようにしたり、水を凍らせたりと閉ざされた道を切り拓くことができます。後半のステージでは1度に複数のオーブが出現するため、利用するオーブを切り替えながら先に進んでいくこととなります。
各ステージにはルーンや “K” “A” “O” の3つのアルファベット、ダイヤや巻物といった収集要素やチャレンジステージが配置されています。新しいステージに挑むためには紫色のバリアを壊す必要があり、バリアを壊すにはルーンを一定数回収する必要があるため、ステージ内を隅々まで探しながら先に進んでいきましょう。
道中には大量のコインが配置されており、集めたコインはショップで使うことで、最大体力を増やすことができるハートの欠片や残機を購入できます。最初は体力最大は3しかありませんが、ストーリーが進むにつれてどんどん増えていきました。
各エリアの最後にはボスとの戦いが待ち受けています。ボス戦はオーブやフィールド上のギミックを使って敵の隙を作り出し、殴り合いに持ち込むような戦闘スタイルです。戦闘特化ですが、途中で回復アイテムを補給できるため、難易度は控えめだと感じました。
エンディングまでは5-8時間程度で到達可能です。クリスタルや巻物等、収集要素はあるものの細かいやりこみ要素は少なめな印象でした。
おすすめポイント
・王道の3Dアクション
マリオ64に似たシンプルな3Dプラットフォーム作品です。操作感は直感的で良好、難易度は易しめなため遊びやすい作品です。最初から2段ジャンプが利用可能なうえ、最大体力もどんどんと増えていくため初心者でもクリアしやすい作品だと思いました。
通常のジャンプアクションだけではなく、戦闘に特化したフィールドや強制スクロールのステージ、自動で進む複数のレールを次々と飛び移るステージ等、バラエティーに富んだギミックが用意されており、出現するアクションの幅も広いため最後まで飽きずに楽しむことができます。
戦闘がメインとなるシーンはそれほど多くありませんが、コンボや空中攻撃が当てやすい点、必殺技で敵をまとめて一掃できる点は魅力的でした。カンガルーとボクシングのイメージがマッチしており、敵にパンチを当てていて楽しいと感じる作風でした。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・3D アクションが好きな人
・アクションゲームが苦手な人
全体的なクオリティは高め、チュートリアルも丁寧で尖った要素もないため、遊びやすい作品に仕上がっています。マリオ64等のシンプルな3Dアクションが好きな人にはおすすめすることができると思います。また、難易度はそれほど難しくありません。普段それほどアクションゲームをプレイしない人にもおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・やりこみ要素やボリュームを求める人
・本作独自の要素に期待している人
価格の割にエリアは4つ、ステージ数は20個とややボリュームは少ないです。コスパ重視の人にはおすすめすることができないと思います。
また、全体的なクオリティは高いのですが、出現するギミックはどこかで見たことがあるようなものばかりで独自性はやや欠けているように感じました。本作独自の要素を楽しみたい人にはあまりおすすめすることはできないと追います。
ここに注意!
一部異空間に入ってしまったり、次のイベントが発生しなくなり進行不能となる不具合が含まれていました。
また、全体マップやステージ内で進むべき方向が分かりにくい部分がある点もやや残念でした。
類似のゲーム
Spyroシリーズ・・・ドラゴンが主人公の3Dアクション。滑空とドラゴンブレスが可能。現在攻略中。
総括
ボクシングで戦うカンガルーを操り、20個のステージをクリアする3Dアクションです。価格の割にボリューム不足感が目立ちましたが、全体的に遊びやすく、クオリティの高い王道3Dプラットフォームといった印象でした。同じようなゲームシステムの Yooka-Laylee の方が全ての点で優秀であるように感じましたが、今作も十分に楽しむことができる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください。
コメント