こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Jotun: Valhalla Edition という 2D アクションを紹介します。女戦士 “トーラ” を操り、巨人族ヨトゥン達と戦う見下ろし型のアクションゲームです。超巨大なスケールで繰り広げられる高難易度な戦闘と綺麗なアニメーションがウリ作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Jotun: Valhalla Edition |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch, PS4 |
価格 | ¥1,520円(Steam, PS4), 1,480円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション |
開発元 / 発売元 | Thunder Lotus Games / Thunder Lotus Games |
一言 |
ストーリー
プレイヤーは非業の死を遂げたヴァイキングの女戦士「トーラ」となり、ヴァルハラの戦士の館に入る資格を取り戻すため、途方もない試練に挑む。
北欧神話で名高い数々の世界を巡り、隠されたルーンを見つけ出し、各地に封印された巨人族、ヨトゥンに戦いを挑め。頼れるのは愛用の戦斧と、神々の祝福、そして己の技量のみ。
震わせよ、神々の心を。(Nintendo Switch)
こんなゲーム
見下ろし型の2Dアクションです。女戦士トーラを操り、計4(+α)ステージを攻略し、巨人族のヨトゥンとの戦いに打ち克つことを目的とします。操作は移動・斧攻撃(通常攻撃・強攻撃)・ローリング・スキルの使用と非常にシンプルです。
スキルはホーミング攻撃や体力回復、囮を作成する等、複数のスキルを使い分けできます。スキル毎に使用回数が決まっており、ステージクリア時やセーブポイントを訪れた時しか使用回数を回復することができないため、使いどころをよく吟味する必要があります。
各ステージはミニステージ2つとボスステージから構成されます。ミニステージでは簡単なパズルを解いたり戦闘をしながらボスの間の封印を解くためのルーンを探します。パズルは誰でも解くことができるような簡単なものになっています。(どちらかと言うとパズルよりも迷路に近いようなステージも多いです。)
ミニステージには怪しげな像と黄金のリンゴが隠されています。謎の巨大な像からはグングニルの力を神から授かることができ、新しいスキルを獲得(または既存スキルの使用回数増加)することができます。
また、黄金のリンゴを取得すると体力の最大値が増加します。リンゴは小さいですが、光っていて目立つので意外と見つかりやすいです。
ルーンの回収はストーリー上必須ですが、上記強化アイテムはダンジョン内に隠されているため、回収は必須ではありません。ルーン回収後は次のステージに進むか、マップ内を探索して強化アイテムを探すかを選択することができます。巨人族との戦いは非常に厳しい戦いを強いられるので、個人的には隅々まで強化アイテムを取得してから先に進むことをおすすめします。
#後述しますが、本作は移動に時間がかかるため、後で戻ってくるよりはそのまま探索を隅々まで進めた方が結果的に楽です。
ルーンの回収が完了すると遂にボスに挑むこととなります。巨人との1対1の戦いで、莫大な敵の体力を削り切ることを目指します。
敵の攻撃は激しく、攻撃が掠っただけでも大ダメージを受けてしまうため、ローリングで上手く回避しながら、攻撃後の隙を狙って斧で攻撃します。ミニステージの難易度は簡単ですが、ボス戦の難易度は打って変わって高めだと感じました。
ステージの各所やボスステージの前にはミーミルの泉というセーブポイントが配置されており、体力とスキルの使用回数を回復してくれます。万が一、ミスしてもミーミルの泉から再開するので、見かけたら体力が最大でも足を運びましょう。
ボリュームは少なめで、クリアまでは5時間程度でした。ノーダメージクリアや一定時間以内でクリアといったトロフィー要素、ボスラッシュモードなどがありますが、目新しいやりこみ要素などは見受けられませんでした。
おすすめポイント
・綺麗な手書き風のグラフィック
本作は巨人の世界が舞台の為、トーラ以外の存在する全てのもののが巨大サイズです。一見すると普通に見える森も、実際に近づくと木の根や花がトーラの背丈よりも大きく、まるでトーラが小人に変身したように錯覚します。大自然の美しさが、手書き風のグラフックで細部まで細かく描き込まれていて感動しました。
戦闘時においてもグラフックの綺麗さ・雄大さは遺憾なく揮されており、ド迫力な巨人達の攻撃を楽しむ(?)ことができます。巨人がトーラを踏み潰そうとした時や、剣で攻撃しようとした時の攻撃範囲の広さに絶望したり、巨人から逃げるために全速力で走っても、巨人が数歩歩くだけで追いつかれることに絶望できます。人と巨人のスケールの違いがリアルに反映されていて、他のゲームでは味わうことのできない体験をすることができました。死ぬときはあっけないのですが、危機感を煽る演出も上手く、緊張感のある中で戦いを楽しむことができました。
アニメーション自体も非常に滑らかで、大自然の雄大さ、北欧神話の壮大な神秘さ、巨人達の絶望的な猛攻を楽しむことができるので、綺麗なアニメーションが好きな人にはたまらない作品だと思います。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・綺麗なアニメーションが好きな人
・高難易度のアクションが好きな人
手書き風のアニメーションの質が高く、様々な世界を探索しているだけで楽しめます。ドーラと巨人との大きさの対比や大自然豊かな背景が上手く表現されており、迫力満点なバトルを楽しむことができるので、アニメーション重視のプレイヤーにはおすすめできる作品です。
また、メインの戦闘は非常にシンプルで、敵の攻撃パターンを覚えて的確に回避しながらちびちびと攻撃していくタイプの作品です。高難易度のアクションや1つの困難にとことん打ち込むことが好きな人にはおすすめできると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・派手なアクションゲームを求める人
・ストーリー性をやボリュームを求める人
スキルは使用回数があるため、基本的な攻撃方法は斧となるのですが、攻撃が非常に単調です。貯め攻撃は硬直時間が異様に長く、使いどころが非常に限られるため、通常攻撃がメイン攻撃となるのですが、ボスの足元を攻撃し続ける絵面が非常に地味で味気ないです。
ボスの種類・攻撃パターンにもバリエーションが少ないため、ド派手なアクションゲーム、爽快感を求める人には向いていないと思います。
また、全体的にボリュームは少なくストーリーの掘り下げも殆どありません、これらの要素に不満を持つ人にもおすすめできないと思います。
ここに注意!
巨人の世界を舞台にしているというコンセプトを加味すると仕方ないのかもしれませんが、キャラクターが小さい一方で、マップが非常に広大なので移動が非常に面倒くさく感じました。一度使用したセーブポイント間でのワープがあればよかったかなと感じました。
また、ローリングや攻撃後の硬直がやや長く、もう少しスムーズな操作感であればよかったかなと感じました。また、敵との遠近感を若干測りにくいため、カメラの操作があればよかったかなと感じました。
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総括
見下ろし型の2Dアクションです。主人公の “トーラ” を操り、神の力を借りて巨人達に挑みます。滑らかなアニメーションで描かれる巨人との大迫力の戦闘が非常に魅力的ですが、ボリュームが少ない、ボス戦とそれ以外のステージで難易度の差が大きい、プレイヤー側の動きが単調でクセが強いと感じました。人を選ぶ作品だと思うので、気になった人は動画を見てから購入することをお勧めします。
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