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Into the Pit 両手から迸る魔力!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Into the Pit というローグライク形式のFPSを紹介します。見た目はゴテゴテな作品ですが、非常にシンプルな操作性、強化を積み重ねていくゲーム性が特徴の作品です。この手のジャンルでは珍しく難易度は易しめで遊びやすい作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルInto the Pit
対応機種Steam
価格1,520円
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル3D シューティング・ローグライク
開発元 / 発売元Nullpointer Games / Humble Games
一言ボス撃破時のハンドサイン、I LOVE YOUなのですね
主人公の貴重な感情表現が好きです。

ストーリー

伝承の研究者一家のメンバーであるプレイヤーといとこのルリディアは、神秘の力の噂を追って、別々にこの地をさまよっています。ですが付近の村で悪魔のピットを見つけたあと、以前は多く届いてたルリディアからの手紙が途絶えました。

なにかまずいことが起きたに違いありません。

こうしてあなたは不気味な空の下にたたずむ、荒れ果てた集落を訪れることになるのです。ルリディアはなにを見つけたのでしょうか? そしてこの村はいったいどんなすさまじい力を掘りだしたのでしょうか?
(Steam Store より抜粋)

こんなゲーム

ローグライク形式のFPSで、誘拐された45人の村人を救出することを目標とします。操作は移動・見回す・ジャンプ・右手攻撃・左手攻撃です。各プレイ開始時に右手と左手にそれぞれ遠距離攻撃のスキルをセットします。スキルに弾数制限等は無いため、2つのスキルを次々に繰り出して敵を倒していくこととなります。

長射程高威力だが単発の弾、短射程だが拡散して当てやすい弾等、複数のスキルが用意されています。
迫りくる敵を倒しながら先に進んでいきます。

プレイヤーは1度のプレイでダンジョン(4×4つの部屋)をクリアし、囚われた3人の村人を救出することを目標とします。各部屋は敵が出現する部屋、体力を回復できる部屋、村人が囚われている部屋、体力を代償とすることで強化が可能な部屋等から構成されており、プレイヤーは複数の部屋から進む先を決めることができます。

ランダムで用意される2つ×4つの部屋から選んで進んでいきます。

メインであり最も数が多い戦闘部屋では1〜4個のキーストーンを破壊することを目標とします。キーストーンは広めの部屋内に分散されて配置されており、周りには雑魚敵が待ち構えているため、殲滅してから近づいてキーストーンを壊します。

挑むダンジョン毎に出現する敵が異なります。

キーストーンは近づいてアクションボタンを押すだけで壊せます。

囚われた村人もキーストーンを壊すことで解放できます。

各部屋のクリア後にはランダムな強化アイテムの中から1つを獲得することができます。攻撃力や攻撃速度の上昇、飛距離のアップ、敵を確率で状態異常にする、最大体力を増加させる等様々な恩恵を受けることができます。

強化アイテムは3つから1つを選択します。クレジットを使うことで再抽選も可能です。

中盤以降は毒の沼やトゲの出る床、肉食植物などのトラップも配置されています。闇雲に突っ込むより、安全を確保しながら少しずつ進んでいく慎重な立ち回りが必要となります。

見た目は無害ですが近づきすぎると攻撃してくる肉食植物。

道中では新マップ開拓や強化に利用するモートというアイテムを獲得することができます。モートは強化アイテムの再抽選や死亡時の復活、後述する新しいダンジョンの開放等に利用することができます。冒険中に獲得したモートは死んでしまうと失ってしまうこととなりますが、冒険を中断して引き返すかダンジョンをクリアすることで持ち帰ることができます。

モートは光り輝いているので分かりやすいです。

各部屋のクリア後にいつでも冒険を切り上げることができます。

16個の部屋をクリアするとボスに挑むことができます。ボスを倒すとダンジョンクリアとなり、最奥に囚われた村人の救出が可能です。ワンプレイは30ー45分程度でクリア可能とテンポよく遊ぶことができます。

ボスの攻撃は控えめですが、雑魚敵を大量に出現させるため緊張感があります。

最初は村に誰もいないため、ダンジョンに挑むしかありませんが、村人を救出することでゲーム開始前に装備の購入や強化が可能なショップ、新しいダンジョンが解放されていきます。

最大体力の増加や回復・モートの入手タイミングの増加等様々な恩恵を受けることができます。

ストーリーは腕前次第ですが13-15時間程度でクリア可能です。やりこみ要素はありません。

おすすめポイント

・シンプルなゲームシステム

FPS 形式の作品の中ではシンプルで遊びやすい点が特徴です。操作は移動・攻撃・ジャンプと最低限でスキルやダッシュといった要素もないので、ゲーム開始後にすぐに馴染むことができます。1つの部屋のクリアは1-3分程度でクリア可能とゲームテンポは良好、敵の攻撃も控えめ、ステージギミックも少なめで初心者でもクリアしやすい作風でした。

魔法陣で遠隔攻撃してくる敵。最優先で倒しておきたいです。

強化アイテムの積み重ねでプレイヤーが強化されていく点も楽しいポイントです。一つ一つの効果は微弱ですが、強化が集まる終盤はそれなりに強くなるため成長を実感できます。また、装備の強化を重ねることで体力の回復する機会を沢山得ることができるため、ある程度強化が進むと攻略の難易度が下がる点も高評価でした。

シナジーを考慮しながらビルドすることが楽しいポイントです。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・シンプルなFPSが好きな人

操作は最低限・難易度は易しめのため遊びやすいです。FPS 形式のローグライクは難易度高めの作品が多めですが、本作はかなり簡単な部類なので、シューティングが苦手な人にもおすすめすることができると思います。簡易なゲームシステムながらも複数の強化アイテムを重ねることもできるので、程よくローグライク成分を楽しみたい人にもおすすめできると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・飽きやすい人
難易度の高いシューティングを求める人

ゲームシステムはシンプルで、出現する敵・ステージギミック・立ち回りは終盤までほぼ変わり映えしないため、かなり単調なゲーム性です。強化の幅が狭く毎回同じような成長結果となるため、飽きやすい人は2-3時間で飽きてしまうと思います。

また、FPS形式の作品なので複数の敵や死角から攻撃されない立ち回りが求められます。同時に多数の敵を相手にしないようにチマチマ進みながら、一匹一匹敵を倒すような地味なゲーム性なので、敵の攻撃を搔い潜って激しく撃ちあうようなプレイスタイルが好きな人にはおすすめできないと思います。

ここに注意!

シンプル過ぎて飽きやすい作品だと思います。事前にプレイ動画などを確認してから購入することをお勧めします。

類似のゲーム

Doom シリーズ・・・同じくFPS形式のシューティングゲーム

総括

FPS形式のローグライクアクションで、囚われてしまった村人を救出するために複数のダンジョンを攻略します。FPS では珍しく非常にシンプルで難易度も簡単という部分が特徴ではありますが、どのダンジョンも内容がほぼ同じで代り映えしない点、ルーンや敵の種類、やりこみ要素が少ない点が気になりました。シンプルなFPSが好きな人にはおすすめすることができるかもしれないので、気になった人は遊んでみてください。

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