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HUNTDOWN この世に蔓延る悪を消毒しろ!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は HUNTDOWN という2Dシューティングを紹介を行います。バウンティーハンターとして街の治安を守るため、裏社会で暗躍する極悪人を倒しまくります。魂斗羅を彷彿とさせるゲームシステムですが、操作性は良好で、ハードボイルド且つ世紀末感満載の世界観が丁寧なドット絵で表現されているため、おすすめできる作品です。

それでは早速紹介していきます!
10月28日より PS4 で発売とのことです。

概要

タイトルHUNTDOWN
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格2,050円(PC) 1,999円(PS4, Switch)
プレイ人数1-2人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション,2D シューティング
開発元 / 発売元Easy Trigger Games / Coffee Stain Publishing
一言治安が悪さとモヒカン率の相関が知りたいです。

ストーリー

犯罪に報酬はない…賞金稼ぎになる場合を除いて―― ギャングが支配し、警察すら足を踏み入れるのを恐れる暴力に満ちあふれた未来。凶悪犯罪から都市を守れるのは賞金稼ぎだけだ。裏社会を壊滅させ、ハードボイルドなアクションコメディーアーケードシューティングで悪を打ち砕け。

(公式サイトより抜粋)

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションシューティングです。主人公の賞金稼ぎを操り、裏社会を牛耳る悪人たちを成敗します。

ゲームモードとしてアーケード・ストーリーの2つが用意されており、本稿ではメインとなるストーリーモードの紹介します。ストーリーモードでは、計20のステージをクリアすることが目標となります。バウンティーハンターとして3人の中からキャラクターを選んで操作します。操作は移動・ジャンプ・ダッシュ(回避)・銃攻撃・サブウェポン・武器の変更です。

キャラクター毎にメイン武器・サブウェポンが異なります。

各ステージは一本道で雑魚敵を倒しながら先を進んでいき、ステージの最奥で待ち受けるボスを倒すことでクリアとなります。物陰に隠れたり、車やドラム缶を盾にして敵弾を回避しながら前後から現れる敵を倒していきます。

敵の攻撃をやり過ごしながら合間を縫って攻撃します。

メインウェポンとなる初期銃の弾数は無制限です。サブウェポンではナイフ・斧等の武器を投擲します。サブウェポンも弾数は無制限でかつ高威力ですが、攻撃後にクールタイムが発生し、連続では打てないように設計されています。

斧は放物線を描きながら飛んでいきます。

道中では敵が落としたマシンガンやグレネードランチャー、手りゅう弾といった武器を拾って使用することができますが、こちらは強力な分弾数に制限があります。これらの武器は1種類しか持つことができず、使い切ると初期武器に戻ってしまいます。

どの武器を拾っていくかの選択が悩ましい所です。


各ステージにはボスを倒すという目標とは別にやりこみ要素として、道中に出現した敵を全て倒す、道中に隠されているお金が入ったアタッシュケースを3つ見つける、全滅することなくステージをクリアするという3つのミッションがあります。これらのミッションはやりこみ要素となっており、クリアせずとも次のステージに進むことができます。特に死亡無しでのクリアは非常に難しいので、やり込みは必須です。

ステージクリア時に達成できたミッションを確認することができます。

お金の入ったアタッシュケースは分かり辛い場所に隠されていたり、アタッシュケースを持った敵がプレイヤーから逃げ回ったりと確保が大変ですが、その分入手したときの喜びはたまりません。よく見るとアタッシュケースからは時折光るエフェクトが出るので、見逃さないようにしましょう。

現金入りのアタッシュケースは分かりずらい場所に隠されています。

ボスは「ヒャッハー!」と言いながら襲ってくるような極悪人です。機械に乗って襲ってきたり、炎を纏って突っ込んできたりと、どの敵も見た目・攻撃方法が独特で、毎回違った戦い方を楽しむことができます。

人間の能力を凌駕する動きをします。


道中にはチェックポイントが随所に配置されており、体力の回復ができるとともに、死んでしまった場合にもチェックポイントから再開することができます。ストーリーモードでは残機の概念などは無いため、死んでしまっても気軽にリトライすることができます。

難易度はイージー、ノーマル、ハード、スゴ腕の4段階から選択することができます。各ステージは4~10分程度、合計ステージ用意されていました。2人プレイでストーリーモードのハードで6時間でエンディングに到達しました。

おすすめポイント

・レトロな魅力と現代的なプレイしやすさを上手く取り込んだ作品

魂斗羅やメタルスラッグを彷彿とさせるシンプルなゲームタイプで、細かいことは気にせず敵に銃弾を叩き込むようなスタイルです。
回避や物陰に隠れるといった操作は直感的に繰り出すことができるため、回数を重ねることで自ずと成長し、先に進めるような造りになっています。昔ながらの初見殺しや操作性の悪さなど、ストレスとなる部分は全て省かれており、世界観を楽しみながらサクサクと進めることができました。

グラフックは手書き風の16bit のピクセルアートで細部まで鮮やかに描き込まれており、60FPS で滑らかに動きます。BGMも 80年代を彷彿とさせる壮大なテクノサウンドが雰囲気を盛り上げてくれるため、遊んでいて心地よいです。

敵は絵に描いたような悪のギャングで、コミカルに倒れていくため心置きなく火炎放射器やロケットランチャーをぶっ放して快感を得ることができます。アーマードスーツやロボットなどが出てくる近未来の世界ですが、世紀末感・ツッコミどころが満載で面白いです。

ロード中の一枚絵、治安が悪すぎて楽しそうですね。

煌びやかなネオンが輝くカジノステージや警備ドローンが巡回を行う博物館、侍や忍者が襲いかかってくる和風な豪邸等、ステージ毎に特色が異なり、ボスのキャラクターやギミックも多彩なため、最後まで飽きずに楽しめました。

近未来感はありますが、至る所に落書きや銃痕があります。
色々な文化がごちゃ混ぜになってます。


・2P Coop に対応

本作は 2 人協力プレイで挑むことができ、SteamであればRemote Play Togetherにも対応しております。2人プレイの場合、片方のプレイヤーが死んでしまっても、一定時間内にもう1人のプレイヤーが近づき、救助することで復活することができます。一定時間の硬直が発生するためデメリットがないという訳ではありませんが、戦闘が非常に有利になるので1人で攻略ができない場合には2人で挑んでみると楽しめると思います。

サイボーグの主人公を復活させるときは心臓マッサージを用いた”再起動”をします。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・昔ながらの2Dシューティングが好きな人

ゲームシステムは魂斗羅をイメージしておりユニークさには少し欠けている作品ですが、グラフィック・BGM・操作感・ボリュームの全てが高水準で安定感が抜群なため、非常に遊びやすい作品に仕上がっています。アングラな世界観で武器を振り回すことが楽しい作品なので、昔ながらの2D STGが好きな人も、あまりなじみがない人にもおすすめできる作品だと思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・ストレス解消を目的としている人
・ストーリーに期待している人

難易度はやや高めでしっかりと敵の攻撃を見極めて避けながら、雑魚敵を順番に倒していく必要があります。考えなしに敵に突っ込むとハチの巣にされてしまうので、大量の敵を一方的に倒して快感を得たいという人にはおすすめできないと思います。
また、ストーリーはややありがちな内容で、シナリオや世界観の掘り下げも少ないため、ストーリー重視の人にはお勧めできないかもしれません。

ここに注意!

出血の描画がありますが、設定からオフにすることができます。

難易度選択が可能ですが、1人だと難易度はやや高めです。クリアに詰まったら難易度を下げるか2人でプレイすることをお勧めします。

類似のゲーム

魂斗羅・・・元祖2DアクションSTG。ゲームシステムはかなり似ている。

Broforce とんでもねぇ、こんなゲームを待ってたんだ。【レビュー】
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【Nintendo Switch】Action Squad 【プレイ感想】
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総括

バウンティーハンターとして賞金首を倒しまくるサイドビュー形式の2Dアクションゲームです。魂斗羅やメタルスラッグのような昔ながらのアーケードのシューティングを彷彿とさせるシステムですが、操作感は良好で理不尽な要素も無いため、非常に遊びやすい作品に仕上がっています。ドット絵を使った世界観の表現が豊かでボリュームも十分なため、多数のタイトルの受賞も納得の作品です。マルチプレイにも対応しており、非常に満足感のある一本なので気になった人は是非遊んでみてください!

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