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Hue 頭を使って世界を染めろ!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Hue という2Dパズルアクションを紹介します。色のない世界で生きる少年が、世界の色を操り、母親との再会を求めて旅をする作品です。シンプルだけど奥が深いパズルと綺麗なアートワークが見どころの作品となります。

Steam版では日本語に対応していないのでご注意ください!

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルHUE(ヒュー)
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格1,480円(Steam),1000円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応(Switch)
日本語非対応(Steam)
ジャンル2Dアクションパズルゲーム
開発元 / 発売元Fiddlesticks Games / Curve Digital
一言飛び出し注意! の看板の少年にしか見えない。。。

ストーリー

主人公の「ヒュー」は色の概念が存在しない世界で暮らしています。大学で色について研究をしていたヒューのお母さんは、ある日、実験中に事故が発生してヒューの見えない“色の世界”へと入りこんでしまいました。

プレイヤーはヒューを操作して、お母さんが発明した色のギミックを使いこなし、行方不明になった母親をモノクロの世界で探します。

(Nintendo Store より)

こんなゲーム

サイドビュー形式のパズルアクションとなります。主人公のヒューを操り、消えた母親を探し出すことが目的となります。ヒューはモノクロの世界で生きていましたが、ある時、色の欠片を見つけて色を自在に操ることができるようになります。

街の中は空や家、海まで全てモノクロ

色の欠片を使い、世界(背景)の色を変えることで同じ色の物体がなくなり、その色を通り抜けるようになります。この力を用いて母親の行方を探す旅に出ることとなります。

青の欠片を発見!
青の岩が邪魔をして先に通れないが・・・
世界を青色にすることで通り抜けれるように!

探検が始まると様々な色の壁や箱、扉、障害物などが出現するため、色を変えつつ正しい順番に箱を並べて足場にしたり、扉の開くスイッチまで箱を運んでいくことで、先へ先へと進んでいきます。操作は移動、ジャンプ、色の変更、ブロックを押す・引くと非常に簡単です。

落石を回避して右上の扉に入るためには・・・?

最初は青色のみ使用可能ですが、ゲームの進行に合わせて次第に扱える色が増えていきます。物体が消えるのは背景と同じ色となっている間だけなので、下記の動画のように一度消したものを何度も再利用していくこともあります。

30 秒程度の動画です。

パズル重視の作品ですが、一部アクション要素が求められることもあります。階段を転がってくる様々な色の障害物を、次々と色を変えて回避しつつ上に登ったり、ジャンプ中に色を変更し、着地先にある床の色と背景を一致させて壁をとおり抜ける等、頻繁・迅速な変更を求められることもあります。色の変更中はスローモーションになるので、扱う色の数が多くても、余裕をもって変えることができます。

転がるドクロと背景を同じ色に変えて回避。

シナリオは基本的に一本道でパズルも1つの小さなマップ内で完結するため、次に何をすればいいかわかりやすいです。また、ミスしてしまってもその部屋に訪れた時の状態からすぐにリトライが可能な点が凄くありがたいと感じました。

収集要素として各地にフラスコが合計28個散らばっています。シナリオ上は収集は必須ではありませんが、分かり辛い所、意外な所に隠されていて、見つけた時にうれしく感じました。取り逃してしまうと後から取りに来るのがかなり面倒なので、トロフィーを埋めたい人は一週で探しきることをお勧めします。

よーく見るとヒントがあることがしばしば。

ゲーム自体はかなり短めで、3〜6時間程度でクリア可能だと思います。

おすすめポイント

・複数の色を用いたパズルが秀逸

序盤は簡単なのに、進むにつれてどんどん難しくなっていくという絶妙な難易度設定でした。即死するレーザーやブロックの色が変化するギミック等、ゲームの進行とともに少しずつ新しいギミックが増えていき、最初から最後まで飽きずに楽しんで遊べます。

終盤はかなり難しく、一見クリアできたと思っても絶妙なギミックの配置でゴールに到達できず、そこから更にひと手間加えて、ようやくクリアするということが多く感心させられました。

辺り一面ブロックに囲まれていることや
見るからに複雑なことも。1画面で何度も同じブロックを使い倒すこともしばしばありました。

後半のパズルはやや難しいですが、理不尽な謎などは一切なく、全てクリア時に納得がいきました。そのため、苦労して解けた時の爽快感は格別でした。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

癖の無いアクションパズルを楽しみたい人

捻りのある意地悪な問題は出題されず、一見クリアできない問題でも、取れる行動を順番に行うとクリアできることが多いです。操作やパズル自体のルールも簡単で取っつきやすい内容の為、パズルゲーム初心者から上級者まで万人におすすめできるゲームだと感じました。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

様々なジャンルの謎を解きたい人

基本的には色を使った同じような謎解き・アクションが延々と続きます。謎解き・アクションの双方でかなりバリエーションがあり、毎回のように異なる解法を求められますが、色が増えても根底部分は同じなので、色々な謎を解きたい人、飽きやすい人にはおすすめできないかもしれません。

ここに注意!

Steam版は日本語に対応していないのでご注意ください。英語の字幕と音声でストーリーが進むため、英語がある程度できないと話に置いて行かれます。(自分も置いて行かれました。)ストーリーがわからなくても、操作が簡単で一本道のため進行可能で、十分に楽しめることができますが、ストーリーをしっかりと追いたい方は、後から調べるかSwitch版を購入することをおすすめします。

定価で買うと少し高いと思うのでセール中の購入をおすすめします。

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総括

サイドビュー形式の2Dパズルアクションで、背景の色を切り替えてブロックや壁を通過しながら進んでいくゲームです。イラストが可愛らしく、操作も簡単なので万人受けする作品だと思います。ボリューム不足感は否めないですが、パズルの質が高く、感心させられることも多いので遊んでいて楽しい作品だと思いました。サクッとパズルを解いて気持ちよくなれる作品なので気になった人は遊んでみてください!

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