こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Hollow Knight という有名な2Dアクションを紹介します。見た目は絵本に出てきそうな可愛いデザインですが、高難易度・ハイボリューム・超ハイクオリティのメトロイドヴァニア作品となります。ゲーマーなら必見の超おすすめゲームとなりますので、知らない人は是非読んでいってください!
それでは早速紹介していきます!
#少しだけ記入済みマップ等のスクリーンショットが入っているため、ネタバレに注意ください。
概要
タイトル | Hollow Knight |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch, PS4 |
価格 | 1,700 円(Steam, Switch) 1,507円(PS4) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | メトロイドヴァニア・ソウルライク・2D アクション |
開発元 / 発売元 | Team Cherry / Team Cherry(Steam) |
一言 | もはやインディーズゲームの枠を超えた作品だと思います。 |
ストーリー
寂れた町ダートマウスの地下に眠る、崩壊した王国 “ハロウネスト”。多くの者が富や栄光、あるいは古の秘密の答えを求めて地下へとおりていきました。主人公も彼らと同様に曲がりくねった洞穴や古代都市、荒れ狂った台地などを探索します。汚染された生物と戦ったり、ちょっと変わったムシたちと交流しながら、王国の中枢に秘められた太古の秘密を解き明かしましょう。
できれば様々なシーンを見てほしいため、公式サイトのトレーラーをもってきました。
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dアクション(メトロイドヴァニア)となります。主人公を操り、ハロウネストの世界を探索し、世界の謎を解き明かしていきます。最初はジャンプ・ダッシュ・攻撃・回復といった最低限のアクションしか使えませんが、冒険を進めるとともに沢山のアクションが増えていき、行動範囲がどんどんと広がっていきます。主人公は釘の使い手で、攻撃ボタンを押すと居合のように釘で敵を一閃して攻撃します。攻撃の繰り出し・モーション・ダッシュが非常に早く、戦闘自体もクイックに進むことが特徴です。
敵の攻撃が激しいわりに、主人公の体力は少なめですが、敵を攻撃すると画面左上のソウルが溜まり、ソウルを使用することでいつでも体力を回復することができます。ソウルは敵に5~6回攻撃を当てるだけで、1つの体力を回復する分が溜まるため、バトル中に何度も使うことができます。ただし、回復には一時的に立ち止まる必要があるため、敵の攻撃の合間を縫って回復する必要があります。ソウルは遠距離攻撃等にも使用することができるため、攻め寄り / 守り寄りのプレイスタイルを選択することが可能です。
戦闘や探索で集めたジオ(お金)は、店でチャーム(装備)や攻略を有利に進めるアイテムの購入に使用することができます。他にも後述するマップの購入や線路の開通など、様々な事に使うため、常に沢山のジオが必要となります。
死んでしまった場合は、セーブポイントからリトライすることとなり、死んでしまった場所にジオを全て置いてくることとなります。死んだ場所に現れるシャドーを倒すことで、ジオを取り返すことができますが、取り返す前にもう一度死んでしまうと取得不可能となってしまいます。
ボス戦では巨大な敵や高速に動き回る敵が立ちはだかります。どの敵も強敵ですが、敵の攻撃パターンを覚えて、要所要所で回復を挟んでいくことで、何とかクリアできるレベルに収まっています。常に接近戦を強いられ、敵の動きも素早いので、緊張感のある戦闘が繰り広げられます。
ハロウネストの世界は非常に広大ですが、各地が線路で繋がっており、各駅から他の駅にワープすることができます。マップを購入していると、一度訪れたところは、セーブ時にマップに書きこまれます。主人公が実際に訪れた場所をマップを描き込んでいるので、旅をしている感じがして個人的には楽しいシステムでした。
おすすめポイント
・圧巻のボリューム
本作の特筆すべき特徴はボリュームです。ステージ数・ボスの数が非常に多く、アクションゲームであるにも関わらずエンディングまで 20~40 時間程度かかることが見込まれます。また、無料アップデートにより、メインストーリーとは関連がないサブシナリオ等も多数追加されています。サブシナリオ以外にも、ボスラッシュ・新エンディング・スピードラン・縛りモードと沢山の要素が用意されており、特に裏ボスについては(難易度・ボリューム的な意味で)とんでもないレベルなので、1本で滅茶苦茶長く遊べる作品となります。
腕前にも依存しますが、全部コンプリートするには 100 時間以上かかる場合もあります。セール時には 750 円で購入することもでき、コスパはとてもいいと思います。
・非常に綺麗なグラフィック
廃れてしまった世界なので全体的に薄暗い雰囲気が漂っていますが、その中でもエリア毎に色調や現れる敵の特色が異なっています。森にはキノコっぽい敵や、葉っぱを纏って背景に擬態している敵が住んでいたり、地下の真っ暗な洞窟には幼虫っぽい敵が住んでいたりと、行く先々で様々な景色・生態系に出会うことができます。
一方で、ダートマウスやハロウネストはムシの数がかなり少なく、寂しい雰囲気を放っていますが、建物は豪華な装飾が沢山施されており、かつては栄えていたことを感じさせてくれます。
自然物も人口(?)物も非常に綺麗なグラフィックで表現されており、探索しているだけで楽しくなってきます。
キャラクターのデザインは敵味方問わず全体的にシンプルです。デフォルメされた可愛いムシもいれば、触手やぶよぶよした幼虫等、気持ち悪い昆虫要素も出現します。主人公を見つけると奇声を発しながら飛び掛かってくる敵等、様々な挙動をするキャラクターが存在し、自然界の恐ろしさを叩き込まれます。ユニークな敵の見た目・動きを楽しむことも本作の楽しみだと思います。
所々挟まれるアニメーションについても非常に力が入っており、アニメ単体のクオリティにも目を見張るものがありました。様々なタイミングでアニメが入り、ストーリーを盛り上げてくれます。遊べば遊ぶ程、フルプライスではないのが不思議な作品でしたw
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・メトロイドヴァニア作品が好きな方
難易度は高めですが、新しいアクションを取得したときのワクワク感や隠し部屋を見つけた時の興奮は随一です。全体的なクオリティが最高峰レベルに高く、緊張感のある戦いや敵を倒した時のうれしさと安堵感も存分に味わうことができるため、メトロイドヴァニア作品やソウルライクシリーズが好きな方には是非おすすめの作品です。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・アクションゲームが苦手な方
・忍耐力が無い人
・サクッとクリアしたい方
接近戦重視のハイスピードなアクションの為、難易度は高めで死に覚えゲーな節があります。後半は敵の攻撃も激しく、ある程度アクションゲームに慣れた方でないとクリアにかなり時間を要するかもしれません。また、レベルの概念が無いため、キャラクターのステータスを上げることが難しく、ソウルシリーズのようにレベルを上げてごり押しもできないため、予め注意ください。
ここに注意!
ストーリー後の特定のイベントは超弩級の難易度になっています。とある隠しマップでは Super Meat Boy や Celeste を彷彿とさせる、トラップをかいくぐるシーン等が出現し、アクションゲームを苦手な人を振るい落とす部分があります。やり直しもあまり聞かないので、苦手な方はバッサリ諦めることもありだと思います。
操作感については、空中での制動がかなり効いたり、ジャンプボタンを押す長さでジャンプの高さが変わる等、この手のゲームでは珍しく抜群に良いです。攻撃時の反動に面食らう方もいると思いますが、アイテムで改善することもできるので、それまで耐えるか慣れてしまうことをおすすめします。
類似のゲーム
Hollow Knight: Silksong・・・続編というかスピンオフ。2023年発売予定。
総括
サイドビュー形式のメトロイドヴァニアとなります。グラフィック・ボリューム・アクション性・ゲームシステム、どれをとっても非常に高クオリティです。隠し要素や追加アクション、ボス戦も多く探索・戦闘の楽しさを極限まで凝縮した一本だと思います。ボリュームの多さ、高難易度な点を忌避する人もいますが、個人的には超大満足の作品なので、気になった方は是非是非プレイしてみてください!
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