こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Hi-Fi RUSH というリズムゲー×3D アクションの作品を紹介します。不良品のサイボーグに改造されてしまった主人公が世界征服を目論む悪徳企業の闇を暴きます。リズムに合わせてジャンプや攻撃を繰り出して探索・戦闘を行うアドベンチャーで、圧倒的なクオリティが魅力的なおすすめの作品なので、気になった人は是非覗いてみてください!
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Hi-Fi RUSH |
対応機種 | Steam |
価格 | 4355円 |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 3D アクション |
開発元 / 発売元 | Tango Gameworks / Bethesda Softworks |
一言 | チャイの耐久力に一同驚きを隠せません。 |
ストーリー
怪しい企業の実験によって音楽プレーヤーを動力源に埋め込まれてしまい、「欠陥品」のレッテルを貼られてしまったチャイは、ステージ、敵の攻撃、さらに個性的なギャグやバカバカしい冗談まで、すべてがビートにシンクロするゲームの世界で、自由を勝ち取るため悪の巨大企業に立ち向かう。(Steam Store より)
こんなゲーム
音楽プレーヤーを体に埋め込まれてしまったチャイが企業の闇を暴くために冒険します。操作は移動、通常攻撃、強攻撃、(2段)ジャンプ、ダッシュ、パリィ、仲間の切り替え、仲間を呼び出すです。各チャプターでは探索パートと戦闘パートを繰り返すことでストーリーが進んでいきます。
ステージ内では常にBGMに合わせてビートが刻まれており、ビートに合わせてお供のキャラクターが光ったり、周りのオブジェクトが振動します。ジャンプや攻撃といったアクションは1~2拍で完結するため、タイミングよく繰り出しながら先に進むこととなります。
■探索パート
ステージ上の足場を渡ったり、ワイヤーアクションで飛び回ったり、ビートに合わせて特定のボタンを押す等、様々なアクションを駆使して先に進んでいきます。基本的には一本道ですが、道中には多数の隠れた道や収集アイテムが隠されており、寄り道しながら進んでいくことが楽しいです。
途中からは仲間を呼び出すことができるようになります。仲間は固有のスキルを使ってステージギミックを稼働させたり、障害物を壊して先に進めるようにしてくれます。仲間は何度でも呼び出すことができますが、一部ギミックでは時間内にクリアできないとダメージを受けてしまうものもあります。
■戦闘パート
戦闘パートでは敵の殲滅を目指します。チャイはガラクタで作られたギターで敵を殴って攻撃します。通常攻撃は1拍、強攻撃は2拍で攻撃を繰り出し、連続で繰り出すことでコンボが繋がります。流れるビートと合わなくてもアクションは繰り出されますが、タイミングよく攻撃・ジャンプ・ダッシュ・パリィを繰り出すことで攻撃力が上がる、必殺技ゲージが溜まりやすくなる、獲得できるスコアが増える等の恩恵を受けます。通常攻撃・強攻撃の組み合わせ次第で様々なコンボを繰り出すことができるため、状況によって使い分けることとなります。
ダッシュは敵の攻撃を回避することができ、パリィはタイミングよく繰り出すことで敵を怯ませることができます。敵の攻撃も全てビートに合わせて繰り出されるため、リズムに乗っていれば自ずと回避・パリィできます。
また、戦闘中も仲間を呼び出して援護してもらうことができます。敵にダメージを与えたり、敵の纏うバリアやシールドを剥がす等、一部の敵を倒すために必須となることがあります。途中からは仲間の切り替えも必要となるため、戦闘中はなかなか忙しいです。
また、連続で攻撃を当てる事で必殺技ゲージが溜まり、強力な必殺技を繰り出すことができます。 必殺技は複数のものが用意されており、事前にセットすることができます。戦闘後は使ったコンボの組み合わせやビートの正確さ、クリアタイムによってスコアが決まります。
ステージ内には沢山のお金やガラクタが配置されており、集めたお金やガラクタを使うことで最大体力や必殺技ゲージ等のステータスの強化、新しいコンボ・必殺技のアンロック、装備の購入が可能です。お金やガラクタは用意されたミッションの達成でも獲得することができます。
各チャプターは45-60分程度でクリア可能で、約10チャプターから構成されています。クリア後は追加ミッションやリズムタワーという戦闘に特化したエンドコンテンツ等が用意されています。難易度はイージー・ノーマル・ハード・ベリーハードの4つから選択可能で、アクションが苦手な人向けに一部自動で操作されたり、ビートが見えやすいようにゲージを表示することもできます。
おすすめポイント
・リズムに乗る爽快感を極限まで引き立ててくれるクオリティ
日本語フルボイス完備、滑らかなCGとアメコミ調のアニメーションを自然に行き来するビジュアル、ゲームバランスやゲームボリューム等、全ての面で高水準です。
常に画面全体がビートを刻んでいるため、プレイヤーも自然と体が動き出してテンポよくボタンを押すことができます。判定もそれほどシビアではないので適当にボタンを押しているだけでもなんとかなりますし、リズムに合わないと減点ではなく、リズムに合うと加点というシステムなので、気軽に挑むことができます。一度コツが掴めるとスタイリッシュな動きや派手なエフェクト、SEによる爽快感の虜となり、エンディングまで一気に駆け抜けてしまいました。
ストーリーは王道ではあるものの、お調子者の主人公とツッコミ役の仲間達の掛け合いやビートを活かした演出により引き立てられています。コミカルなギャグシーンが多いですが、終盤は熱い演出が目白押しで、エンディング時には大作映画を見終わった時のようなスッキリ感がありました。日本語特有のジョークや他の作品のパロディも満載で遊んでいてとにかく楽しい作品でした。
また、音楽もアップテンポでノリのいい曲が多数収録されています。版権曲が含まれているのですが、配信をする場合はストリーマーモードにすることでオリジナル楽曲が使用されるようになるといった手の込みようで、作品へのこだわりとプレイヤーへの配慮を感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・3Dアクションが好きな人
・リズムゲーが好きな人
ビジュアル・BGM・ゲームシステム・ボリューム等、全ての面でクオリティが高くクリエイターのこだわりを感じます。BGMに合わせてボタンを押すと、軽快なアクションやアメコミ調の派手なエフェクトが繰り出されて非常に爽快感があるため、3Dアクション・リズムアクションが好きな人は間違いなくおすすめできる作品です。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・普通の音ゲーをイメージしている人
・リズムゲーが苦手な人
Beat Mania や太古の達人のようにボタンを連打したり、複数のボタンを次々押すようなゲーム性ではなく、あくまでも一定のリズムに合わせてボタンを押すアクションとなります。大量のノーツを捌く音ゲーをイメージしている人にはおすすめすることはできないと思います。
また、(難易度次第ではあるものの)戦闘ではパリィ必須の敵もおり、ごり押しはできません。あくまでもリズムに乗って戦うことがコンセプトなので、ゴリ押しやレバガチャプレイに頼る人にもあまりおすすめできないと思います。
ここに注意!
1つのチャプターが長めでクリアに30-50分程要します。後から収集アイテムを回収する際に時間がかかる点がやや面倒でした。
また、私の環境だけかもしれませんがPSコントローラーの利用ができませんでした。
戦闘中に呼び出す仲間のクールタイムが独立しているため、後半は常に誰かを呼び出したまま戦うことができます。若干ゲームバランスが崩れているような気もしました。
類似のゲーム
MAD RAT DEAD・・・同じくリズムに合わせて動き回るリズムアクション。
DMCシリーズ・・・リズムゲー要素はありませんが、戦闘システムは似ている。
総括
体にミュージックプレーヤーを埋め込まれてしまった青年チャイが世界征服を目論む悪徳企業に挑むリズム×3Dアクションゲーです。リズムに乗ることが楽しい・気持ちと感じさせるためのこだわりが多数散りばめられており非常に楽しめました。値段は張るものの文句なしのクオリティで、間違いなくおすすめできる作品なので、3D アクションゲームが好きな人は是非遊んでみてください!
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