記事内に広告を含む場合があります。

HELLCARD 地獄の底には敵がいっぱい!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回はHELLCARDというローグライク形式のデッキビルド作品を紹介します。6つのエリアに大量に出現する敵を3人のプレイヤーで倒していくゲームシステムが特徴的です。この手の作品では珍しくマルチプレイにも対応した作品なので、気になった人は是非覗いてみてください!

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルHELLCARD
対応機種Steam
価格2,799円
プレイ人数1~3人(マルチプレイ対応)
言語日本語対応
ジャンルカードゲーム, ローグライク
開発元 / 発売元Thing Trunk / Skystone Games, Surefire.Games
一言範囲攻撃のエリア指定時が1番ワクワクする瞬間

こんなゲーム

デッキビルド形式のローグライク作品で、通常のゲームモードでは12個のステージのクリアを目指します。 各ステージではターン制の戦闘で、出現する敵の全滅を目指します。戦闘はプレイヤーを中心とした120度ずつのエリア3つ×遠近エリア2つの計6つの上に敵が出現します。

中心にいるのが主人公、その周りに出現するのが敵です。

操作はカードの利用とキャラクターの変更のみとシンプルです。プレイヤーのターンではデッキからカードを5枚引いて手札とし、マナを利用して手札のカードをプレイします。攻撃、被ダメージを抑えるブロックの入手、追加でカードをドローしたりマナを補給するカード等があります。

攻撃時には対象や範囲を選択します。エリアによってダメージが変化することも。
一部攻撃は範囲攻撃です。できるだけ沢山の敵を巻き込んで頭数を減らすことが重要です。

プレイヤーは戦闘クリア時に最大2人まで冒険者をパーティに加えることができます。冒険者も個別に体力・デッキ・手札・マナ・レリックを持つため、戦闘中に手札を切り替えながらプレイすることとなります。

3人いる場合、1ターンで5×3マナ、5×3枚の手札を利用することとなります。

プレイヤーのターンが終わると敵のターンとなります。敵は攻撃だけでなく、移動や防御、強化・召喚等の様々な行動をとります。次の敵のターンの行動と各キャラクターが受けるダメージは事前に表示されるため、攻撃対象の敵を移動・倒したり、ブロックを得て被ダメージを減らすように立ち回ります。

弓使いは次の敵ターンに9ダメージを受けます。このターン中に攻撃予定の敵を倒したりブロックを獲得してダメージを減らします。

戦闘終了後は強化フェーズになり、事前に選んだ進路によって回復やレリックの入手、デッキ内のカードの削除・強化などのイベントが発生します。トークンを使って好きなイベントを起こす形式なので、目指した方向性に強化しやすいです。仲間の冒険者もステージ毎にカードが追加・強化されたり、レリックを獲得します。 細かいチューニングはできませんが、おおまかな強化方針は決めることができます。

戦闘終了後はランダムに選択されたカードの中から1枚を主人公のデッキに追加することができます。
1ステージ毎に次のステージクリア時の報酬を2つの中から選びます。
トークンを使うことでパッシブ効果を持つレリックの獲得やカードの強化・削除が可能です。

プレイ終了後は新しいカードやレリック、スキンがアンロックされます。1プレイは90分〜200分とかなり長いです。クリア後は10段階までの、より難易度高いゲームモードを選べるようになります。また、13ステージ以降も遊べるエンドレスモードも用意されています。

エンドレスモードはレアな手札やレアレリックでどんどん強化されていくため楽しいです。

おすすめポイント

・3キャラクターで広範囲のエリアを舞台に戦うゲーム性

カードバトル系の作品では1度に1〜5体ほどの敵を相手取るのが一般的ですが、本作では6つのエリア上に同時に20体以上の相手が出現することもあります。敵からの被ダメージをどれだけ抑えるか、効率よく敵の数を減らしていくかが重要になり、攻撃対象も自由に決められるため考慮事項が多いです。敵が攻撃出来ない遠い(近い)エリアに移動させて攻撃をしのいだり、特定のエリアの敵をまとめて倒した時など、エリアをうまく使えた際は爽快感がありました。1ターンに3つのデッキを活用することからも戦略の自由度が高く、プレイ毎に異なる展開が待ち受けている点が魅力的でした。

一体ずつ倒すのでは埒が明かないので、複数の敵をまとめて倒す手段を持っておく必要があります。

また、下記の様に連続攻撃や仲間の支援に特化した冒険者など、戦略の異なる複数の冒険者が出現します。同時に3キャラクターまで利用できるため、シナジーを組みやすい点も魅力的でした。

  • アーチャー・・・遠距離攻撃に特化した弓やエリア単位で設置・爆発する爆弾を利用する。
  • 占い師・・・ 攻撃力が高く攻撃範囲も優秀。強力な効果の代償として自傷ダメージを受ける「報い」と、「報い」を1ターン遅らせる「恩寵」を組み合わせて短期決着を目指す。
  • ティンカー・・・ネジとコアを利用して発明したマシンで戦うキャラクター。組み合わせ次第では毎ターン何度も行動して爆発的な効果を発揮する。
仲間の冒険者はそれぞれ異なる初期カードやレリックを持つため運にも左右されます。

・マルチ協力プレイ対応

この手の作品では珍しく、本作は3人までの協力プレイに対応しています。(Remote Play Togetherには対応していないため、1人ずつ購入する必要があります。)1人1キャラクターを担当しバトルすることとなります。仲間と相談しながら戦術を組み立てるのは盛り上がると思います。1人でもじっくりと遊べるのでそこはご安心ください!

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・ローグライクカードバトル作品が好きな人
カードバトル作品にあまり慣れてない人

3人で戦う/エリアを利用する独自性の高いシステムが魅力的です。入口としてはSlay The Spire等のデッキビルド作品に近いものの、遊んでみるとエリアシステムの奥が深く、上手くいくと敵を倒せるため爽快感がありました。

難易度は比較的簡単ですが、ローグライクカードバトル作品が好きな人にはおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・手軽にカードバトルを楽しみたい人
テンポが悪い作品が苦手な人

1ターンが3キャラ分操作するうえに、仲間のデッキがバトル毎に変わっていくため、1バトルにかなりの時間を要します。 考慮することが多く、決め手に欠けるデッキの場合は、敵の数が多いため1バトルに長時間要することもあるので、テンポが悪い作品が苦手な人にはおすすめすることはできません。

ここに注意!

運に左右される部分もありますが、最初の難易度は人によっては初回クリア可能なレベルと難易度は控えめです。難易度は段階的にしか上げることができないので、いきなり高難易度に挑めない点はやや残念でした。

仲間のジョブがランダムで目当てのものを引けない事が度々ある点がやや面倒でした。

一部カードが文字化けして効果が分からない点も残念でした。

類似のゲーム

Slay the Spire ローグライクカードバトルの決定版!【レビュー】
ローグライクカードバトルの始祖、ゲームボリューム・バランス共に非常に優れた作品。
Monster Train 暴走列車に忍び寄る影【レビュー】
3つのエリアを活用して敵からの侵攻を防ぐローグライクカードバトル、こちらもおすすめ。
Roguebook 魔法の本に導かれて【レビュー】
同じくデッキビルド形式のローグライクカードバトル。 マップシステムと2人で戦う戦闘システムが魅力的。

総括

3人のデッキを組み合わせて戦うローグライクカードバトルです。マルチ協力可能な点、敵のポジションやキャラクター達の特性を組み合わせて戦うゲームシステムが独自的・魅力的でした。若干インフレが控えめで難易度調整に粗がある気もしますが、カードバトル作品が好きな人であれば十分に楽しめる作品だと思うので、気になった人は是非遊んでみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました