こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は GoNNER という激ムズ 2D アクションシューティング+ローグライクの作品について紹介していきます。謎の生き物であるイックを操り、友達のサリーにプレゼントを探しに行くというハートフルなストーリーなのに関わらず、何故か超激ムズでハードコアな作品です。
2020年内に GoNNER 2 の発売が予定されているとのことで大変楽しみです。
それでは早速紹介していきます。
#総ステージ数やゲームシステムについて少しだけネタバレを含みます。
概要
タイトル | GoNNER |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch, PS4, XBOX one 等 |
価格 | 980円(Steam), 1099円 (Nintendo Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D シューティング / ローグライク |
開発元 / 発売元 | Art in Heart / Raw Fury |
一言 | 可愛い癖して超高難易度、コンボを稼いで死神に賄賂を渡そう。 |
ストーリー
謎の生き物イック(Ikk)が、唯一の友達である巨大クジラのサリー(Sally)にプレゼントを贈るために多くの敵が潜む危険なダンジョンの内部を冒険します。
ゲーム内では文字という文字はほとんど出現せず、イラストでストーリーが描写されます。細部についてはほとんど語られないので、雰囲気をつかむだけで OK です。
こんなゲーム
サイドビュー形式の 2D アクションシューティングです。主人公のイックを操り、4つのステージの攻略を行います。ローグライクなので、マップはランダム生成・ゲームオーバーになるとアイテムを失い最初からスタートとなります。各ステージは 4 つの敵が出現するエリアとショップ・ボスマップで構成されます。
操作は移動・ジャンプ(2段ジャンプ・壁ジャンプ)・ショット・アイテムの使用と非常にシンプルです。敵は踏むかショットで倒すことができます。ショットは画面下の黄色い弾を使用します。敵を倒したりショップで売っている弾を取得することで残弾を回復することができます。画面右左下のハートがなくなった状態でダメージを受けるか、穴に落ちるとミスとなります。
イックには 3 つの装備(頭・武器・バックパック)があり、それぞれを最初に持ち込みます。3つの違いを簡単に記載します。
・頭・・・イックが被る頭。ハート数や特殊能力(3段ジャンプや滑空)に影響する。
・武器・・イックが使用する銃。通常の銃や、ショットガン、レーザーが打てる等。
・バックパック・・・アイテムボタンで使用。リロードや時間停止、一定時間無敵等を使用可能。しばらく時間を置くことで再使用可能。
最初は1種類ずつしか使用することができませんが、お店や道中で新しいものを見つけると交換することができます。一度見つけたアイテムは次回以降ダンジョン潜入時に持ち込みできるのでお気に入りの装備を探しましょう。
敵の攻撃を受けるとこれらの装備が飛び散ります。この状態ではジャンプしかできなくなるので、それぞれ回収する必要があります。(一応次のマップに進むと同じ部位の装備が出現します。)
この状態で被弾すると即座にミスとなるので、被弾時の立ち回りは非常に重要です。
敵を倒すことで、右上のゲージがたまります。一定時間内に 5 体敵を倒すとお金がゲットでできます。ゲージは敵に攻撃を当てると満タンになり、少しずつ減っていくので、短期間に連続で敵を攻撃してお金を稼いでいく必要があります。
集めたお金でダンジョン内のお店で買い物をすることができます。また、ミスしてしまった際に、一定数のお金を払うことでコンティニューすることができます。お金がなければゲームオーバーでまた最初からなので、お金は大変貴重です。
最初のステージでコンボを重ねているところの動画を用意してみました。中盤は縦横無尽に敵が動き回るので、こう簡単にはいきません。
おすすめポイント
・ローグライク本来の楽しさ
どんなに調子が良くても一手誤るとどん底に突き落とされるゲーム性です。ゲームシステムの説明は最低限で、装備の説明も無ため、1 からゲーム性を理解していく必要があります。最近はプレイ回数をこなして、集めたクレジットでアイテムをアンロックするローグライクゲームも多いですが、一切そんな救済機能はなく、自力での解決を求められます。そういう環境だからこそ、新しいアイテムの発見やクリア時に大きな喜びが得られるのだとおもいます。
・コンボをつなげる楽しさ
敵を倒した時の演出やコンボゲージがたまっていくところに爽快感があり、また、コンテ回数を確保するため、ついつい無茶をしてコンボを繋げたくなるのが人情というものです。焦ってミスを生まないように細心の注意を払う必要があり、銃で倒すのか、踏んで倒すのか、倒さないのか等、常に選択の連続で判断力が問われます。うまくいかない時も多々ありますが、その分うまく稼げた時、クリアできた時の達成感は半端ないです。
・とても難しい難易度
何度かお伝えしている通り、かなり難しいです。難しい要因を下記に記載していきます。(決して文句があるわけではないですが)
-ジャンプが低い
慣れてしまえば特に何ともないのですが、ジャンプ力がかなり抑えめです。2 ステージ目はジャンプで足場を渡っていくのですが、ジャンプ力の低さでうまく渡れないことが多いです。(穴に落ちると一発で死亡なので足場はよく見極める必要があります。)
-コンティニューに要求される金額が多い
ステージ1 で 6個、2で 9 個、3 で 12 個、4 で 15 個とどんどん増えていきます。また、同じ面で複数回死ぬと +3 個ずつ増えていきます。そのため、できるだけ 1 – 2 面ではミスを抑える必要があります。回復ポイントもかなり限られているので、ハート1つといえど無駄にはできません。
-被ダメージのリカバリーが難しい。
装備が落ちてしまう部分は非常に厳しいです。踏みつけ攻撃しかできなくなるため、更なる被弾に繋がりやすいです。多少無理してでも装備を回収するのか、いったん距離を置いて敵の攻撃が手薄になったタイミングで回収するのか、諦めて次に行くのかといった判断が重要となります。
-敵の数が多い。
コンボのチャンスとは言えど、後半になると敵の HP が多く、様々な動きをする敵が増えます。1対1体は大したことが無い敵ばかりなのですが、敵の数が多く圧倒されることが多いです。一匹ずつ制圧するのか、あくまでもコンボにこだわるのかをしっかりと見極めていきましょう。時には敵を放置して進むことも1つの戦術です。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・コアなゲーマー、根気のあるゲーマー
プレイ時間は全体を通して 1 時間未満ですが、上記の点から非常に難しく多くのリトライを求められます。プレイする場合は心して臨むことをお勧めします。難しいゲームを長時間かけてクリアすることが好きなゲーマーには向いてると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・上記以外のゲーマー
・ローグライク形式に期待している人
凶悪な難易度なので、可愛い見た目に惑わされないように注意しましょう。また、運の要素は殆どゲームクリアに影響せず、実力が最重視されます。ランダム性が殆どないので、アイテムの引きやイベントなどを楽しみにしている人には向いていないと思います。
ここに注意!
ひたすら実力と経験で挑むゲームです。救済要素など一切ないので注意しましょう。
類似のゲーム
Downwell・・・コンボをつなげつつ、ひたすら井戸を降りていく 2D アクション。
制作陣も本作品からインスパイアを受けているとのこと。紹介はこちら。
総括
昨今の時代に珍しい硬派+高難易度な 2D アクションシューティング+ローグライクゲームです。最低限の説明しか与えられない中、シンプル且つ独特な世界観の中で、被弾を抑えつつ、コンボを稼ぐ必要があります。難しい分コンボが続いたとき・ボスを倒せた時の爽快感は随一です。腕に自信のある人は是非トライしてみてください。
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