こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Going Under というローグライク×アクションの紹介を行います。憧れのベンチャー企業のマーケティング部門にインターンとして参加したものの、何故かモンスター退治をすることになる女学生のお話です。周りのアイテムを手当たり次第に振り回したり、投げまくる戦闘システムが楽しい作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Going Under |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | 2,090円(PS4, Steam), 2,050円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | ローグライク・3D アクション |
開発元 / 発売元 | Aggro Crab / Team17 Digital |
一言 | 友情出演しています。 |
ストーリー
憧れのスタートアップ企業、”Fizzle ビバレッジ” のマーケティング担当の無給インターンとして意気揚々と出社したジャッキーであったが、初めて依頼された仕事はまさかのモンスター退治。しかも、モンスターの正体は元々はジャッキーと同じようなベンチャー企業の従業員だったとか!?
真偽のほどはさておき、ジャッキーは内定を勝ち取るため、会社の地下に踏み込みモンスター化した社員を駆除するのであった。
こんなゲーム
サードパーソン視点のアクションゲームです。主人公のジャッキーを操り、会社の地下に潜むモンスターの討伐を行います。合計8つのダンジョンのクリアを目指し、各ダンジョンは3つのフロア+ボスのフロアで構成されます。ローグライク形式なので、ジャッキーは毎回最弱(何も持たない)状態からゲームが開始します。各フロアはアイテム部屋、ショップ、敵が出る部屋等複数の部屋からランダムに構成され、最奥まで進むことで次のフロアに進むことができます。
操作は移動・武器を掴む・武器で攻撃する・武器を投げる・ドッジロール(回避)・武器の変更・注目です。主人公は部屋の中に落ちているありとあらゆるものを拾って武器とすることができます。拾ったアイテムを振り回したり、発砲したり投げたりすることで敵に攻撃することができます。各武器には耐久値があり、敵に何回かぶつけると壊れてしまうので、常に身近なアイテムを拾いながら戦うこととなります。
武器は3つまで持つことができ、変更ボタンで瞬時に切り替えることができます。また、注目ボタンで敵をロックして、敵の動きをカメラに追い続けさせることもできます。銃やホッチキス等、敵に弾を飛ばすことができる武器では、自動で照準をあわせてくれるため特に有用です。
各フロアにはパッシブアイテムが置いてある部屋があり、ランダムで配置された2つから1つを選択して獲得します。効果は多岐に渡り、攻撃力や攻撃速度を増加させるもの、敵を状態異常(魅了・炎上・氷結)にするもの等が用意されています。パッシブスキルは徐々に増えていくので、組み合わせ次第では敵を圧倒するシナジーを生み出すこともあります。
また、敵を倒したり、オブジェクトを壊すことで、スマホにアプリケーションをインストールすることができます。アプリケーションは使い切りで、回復したり仲間を召喚したり、一時的に無敵になることができます。同時に1つのアプリしかインストールすることができないオンボロスマホなので、取捨選択や使うタイミングが重要です。
敵を倒すことで得られる通貨を用いてショップで買い物をすることができます。回復アイテムやパッシブスキル、強力な武器が販売されているため、慎重に選びましょう。各フロアで出現するので、余裕があるときはお金を温存することも可能です。
最終フロアにはボスが待ち構えています。ボスを倒すことでクリアとなるので全力を出し切りましょう。敵の体力が多いのでゴリ押しは控えて回避に専念しながら戦うことをお勧めします。長期戦になりますが、持ち込んだアイテムは早々に使えなくなってしまうので、ボスの私物をぶつけまくりましょう。
オフィス内ではダンジョンをクリアするというストーリークエストとは別にサブクエストが用意されています。サブクエストをクリアすることでメンターの効果の強化をすることができます。メンターは “Fizzle ビバレッジ” で働く NPC の中から1人を選択することができ、設定しておくことで、回復アイテムやアプリをゲットできたりとダンジョン探索を有利に進めることができます。
冒険には1つだけパッシブアイテムを持ち込みできるようになります。冒険内で何度も使用したアイテムが選択可能となるので、強いと思ったパッシブアイテムは積極的に使用していきましょう。また、ゲームを遊ぶことで得ることができるクレジットを使うことで新しいパッシブアイテムがアンロックされるので、クリアできない時はクレジットを稼いで新しいアイテムのアンロックを優先してもよいかもしれません。
1周(ワンプレイ)は15-25分程度でクリア可能と非常にテンポ良く遊ぶことができます。腕前によりますがクリアまでは10時間程度で、クリア後はインポスターモードという高難易度のモードを楽しむことができます。
おすすめポイント
・武器を次々と変えていくゲーム性
基本的に武器は1~2 部屋で使えば壊れてしまうため、必然的に様々なアイテムを使用することとなります。こん棒や槍、剣といった普通の武器が周りにあればよいのですが、マップがランダム配置の為、モップやマグカップ、果てにはバランスボールといった戦力としては心もとない日用品で戦わなければならないこととなります。
意外なものが強力で驚かされたり、「何でマグカップで敵を殴っているのだろう」と疑問に思いながら敵を殴り続けたりと他のゲームでは味わうことができない新鮮な気持ちを感じることができます。できるだけ次の部屋に行く前には強い武器を残せるように立ち回ったり、敵だけでなく周囲のアイテムにも目を光らせる必要があるため、面白みを感じました。
・今風なストーリー
あるあるなストーリーではないですが、無理難題を押し付けてくる上司やノリと勢いだけが先行してひたすら空回りする社員達との会話が楽しい作品です。スタートアップ企業に限らず、どこの企業でも見たことがあるような、現代社会の風刺が効いたストーリーになっています。海外ドラマのギャグパートのようなノリで進んでいきますが、日本語訳も良好で読んでいて面白いです。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・一風変わったアクションゲームが好きな人
ゲームテンポは若干ゆっくり、操作感は良好ですが、後半は敵の攻撃が激しく難しいです。ボス戦では周りに落ちている高威力の武器を壊してしまうと後半ジリ貧となるため、敵だけではなくアイテムにも気を配る必要があります。身近なものを次々と武器にする点が新しく、戦略性も意外と奥深いため、一風変わったアクションゲームが好きな人にはお勧めすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・アクションゲームが苦手な人
・やりこみ要素を求める人
瞬時に効果的な武器を選択したり、複数の敵を相手取る必要があるため難易度はやや高めです。周回を重ねても主人公自体はあまり強くならないため、最終的にはプレイヤー自身が上手くなる必要があります。どうしてもクリアできない場合に備えてアシストモードも用意されていますが、アクションゲームが苦手な人にはお勧めできないかもしれません。
また、ストーリークリア後はスキルのアンロックやメンターの強化要素、キャラクターの名刺化は用意されていますが、やり込み度としては少なめです。プレイしていると大体同じようなプレイスタイルに行き着き、ランダム性も少ないため、クリア後も何度も遊べるかと言われると微妙だと思います。
ここに注意!
全ての武器の投げの飛距離が短く、振り回し攻撃ばかりが主流となる点がやや残念でした。
類似のゲーム
Bloodroots・・・同じく周りのアイテムで敵を倒しまくるスプラッターアクション。紹介はこちら。
総括
見下ろし型の3Dアクションゲームで、インターン先で合計8つのダンジョンに挑み、元社員のモンスターを討伐します。武器が直ぐに壊れてしまう仕様で、その場に落ちている雑貨や家電を武器として振り回したり、投げつけたりする部分が楽しいポイントです。やりこみ要素やランダム性、ボリュームに欠ける部分はありますが、独特なゲームシステムや日本語訳、風刺の効いたシナリオが良好なので、気になった人は是非遊んでみてください!
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