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Godlike Burger お前が肉になるんだよ！【レビュー】

ゲームレビュー
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2D アクション PC PS Switch

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Godlike Burger という見下ろし型のアクションを紹介します。ハンバーガー屋さんになり、オーダーされた商品を作りつつ、その陰で客を解体して素材を確保するクレイジーな作品です。アップグレードでどんどんプレイの幅が広がる点と、常に忙しくスリルのあるリアルタイムアクションが魅力的なスルメゲーなので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます！

概要

タイトルGodlike Burger
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS4, PS5
価格2,300円(Steam), 2,700円(Switch), 2,970円(PS)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション
開発元 / 発売元Liquid Pug / Daedalic Entertainment
一言復活アイテムまさかの使い切り・・・

ストーリー

最高のバーガーを提供して、ちっぽけなダイナーを宇宙一の有名バーガーショップへと導きます。足りない素材は客を解体して確保しましょう！

アメコミ調のイラストでストーリーが進む点は魅力的です。

こんなゲーム

見下ろし型の2Dアクションで、注文が入ったバーガーを提供する経営シミュレーションです。基本操作は移動・調理・ダッシュ・攻撃・トラップの利用です。一日毎に客がハンバーガーを注文するので、そのハンバーガーをキッチンで作って提供します。調理は冷蔵庫から食材を出して肉を焼く、肉とトッピングをバンズにまとめて出すだけとシンプルです。

顧客のオーダーは画面左から確認可能です。「#5」が未提供のオーダーでチーズバーガーを用意します。
客の種族毎に好物の肉や耐性、行動が異なります。この情報を基に客に合わせて焼くお肉を選びます。

商品提供時にはお金がもらえますが、正しいオーダーで提供できた場合、追加報酬としてチップを獲得できます。また、正しい商品を受け取った客が帰った時には店の評判が上がり、間違った商品を受け取った場合はチップが貰えず、店の評判も下がります。

正しいバーガーを食べた客は目がハートマークになります。この状態で客が帰ると店の評判が上がります。

一日が終わるとバンズや野菜やトッピング等の素材は購入することはできますが、パティについては購入することができません。そのため、パティは来客を殺害して調達する必要があります。

食材調達の項目にパティはありません。

客は注文の前後、飲食の前後でトイレに行ったり、タバコを吸ったりと店内をうろうろします。次に何をしようとしているかは常に確認できるため、1人になった客を狙って攻撃します。攻撃は持っているナイフで殴りかかるかトラップを利用します。一撃で仕留められなかった場合は、反撃されたり通報されるので要注意です。倒した敵は一定時間後に自動的にパティとして補充されます。

トラップでは毒ガスやショットガン、電流で敵を攻撃・気絶させます。一定時間経過後に再利用可能です。

客への攻撃シーンや放置した死体が別の客に見つかると通報されてしまいます。通報されると大量の警察官が押し寄せてきて捕まってしまうので、トラップで返り討ちにしたり、彼らの視界外に逃げながら経営を続けることとなります。

客を殺害したら他の客にばれないように死体を処理します。エプロンが血みどろになるので、洗う必要もあります。
通報されると警官が見回りにきます。赤い円に入ると攻撃されるため、要注意です。

1日の終了後は得たお金を使って施設の強化や素材の購入、ソースの作成などが可能です。また、家賃の支払いや体力の回復、警察の警戒度の低下等も行えます。

-アップグレード可能な内容

  • 主人公の体力やスタミナ、攻撃力の増加、新アクション（透明化・気絶攻撃）の追加
  • 追加のコンロ導入や機材故障率の低下等
  • トラップのダメージやクールタイムの強化、遠隔起動や自動死体処理の有効化
  • 顧客の好き嫌いや耐性といった情報のアンロック
  • 客をトイレやタバコに誘い出すソースのアンロック
強化が前提の作品で何度も強化を進めてクリアをめざします

各星には客を10人殺す、偶数のオーダーのみ提供するといったミッションが用意されており、次の星に進むにはミッションのクリアと一定数のお金・評価が必要です。先の星に進むほど難易度も上がりますが、得られるお金も増えます。最終的には最後の星をクリアすることでエンディングを迎えます。体力がなくなってしまうとゲームオーバーとなりますが、この際、アップグレードの進捗は残るものの、ステージの進捗は最初からとなるのでご注意ください。

最終的にはお金を稼ぐよりもミッションのクリアが重要です。

難易度設定はありませんが、いつでもゲームスピードを変更することができるため、パニックになった時にも立て直しやすいです。クリアまでは累計12時間程度要しました。

おすすめポイント

・目が回るステルスアクション

普通の経営シミュレーションとは違い、調理の合間に客を殺して肉を調達する必要があります。オーダーが間に合わなくなったり、提供した商品を間違ってしまっても殺すことで、ペナルティをなしにできる点が面白いです。咄嗟の判断で敵を殺した結果、殺害現場を他の客に見られてしまい、その客も通報される前にまとめて殺してしまったり、通報されてそのままお縄にかかるというようなサスペンスあるあるの事態も起きる点が特徴的でした。

オーダーミスの低評価(緑の顔)でも店から出さずに殺せばないものと同じで評判は下がりません。

ステージが進むとイベントが発生するようになります。客がゾンビになって襲い掛かってくる、エネルギー弾や隕石が襲い掛かってくる等、様々な事態が発生します。中盤以降は他の客の姿に変身する種族や危険が迫った際に爆発する困った種族の客が出てくるため、全体的に難易度が高めで挑みがいがありました。

後半はバンズやトッピングの種類も増えてややこしくなります。
スライムは別の種族に変身します。好きな肉やトラップの耐性を間違えないように注意が必要です。

強化のバリエーションが豊富でプレイする度に操作性や設備が強化されていきます。最初は太刀打ちできなかったステージもどんどんとクリアできるようになる点は魅力的ですが、最初は序盤のステージに何度も挑んでアップグレードを重ねる必要がある点、終盤のイベントが理不尽で死にやすい癖に死ぬと進捗が失われる点は賛否両論かと思いました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・1人で Overcooked! ライクな作品を楽しみたい人
・高難易度やステルスアクションのスリルを味わいたい人

ハンバーガーを作りながら、客を殺して死体を処理したり、特殊イベントの対応に追われたりと目が回る忙しさです。後半のステージは評価維持やSランクの達成もかなり難しいので、Overcooked! ライクな作品やとことんやりこめる作品を求める人にはおすすめすることができると思います。

また、死んだ場合はアップグレードを除き進捗がリセットされます。救済アイテムもあるものの、終盤は難易度が高く常にハラハラします。ステルスアクションらしい緊張感を味わいたい人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです。

・経営シミュ要素が目的の人
・高難易度のアクションが苦手な人

Overcooked! によく似たゲーム性ではあるものの、1人プレイかつ同じステージに繰り返し挑むことで強化・クエストを進めるゲーム性です。ハチャメチャ感を楽しむゲームではなく、1人で黙々とアップグレードを進めたり、ステルスで客を抹殺するアクションゲームなので、普通の経営シミュレーションを目的とする人にはおすすめすることができません。

また、後半は理不尽なイベントが発生したり、強化を重ねても死ぬことが多く、難易度は高いです。クリアには1プレイで3~5時間程度の時間を要しますが、死んだ場合はアップグレードを除き進捗がリセットされてしまうため、高難易度のアクションが苦手な人や根気がない人にはおすすめすることはできません。

ここに注意！

冷蔵庫から各キャラクターの好みの肉やオーダーを把握することができない点が面倒でした。また、途中から面倒なイベントが多くなる点も個人的に残念でした。

先のステージに進むためには依頼されたオーダーを無視してミッションをこなす必要があります。延々とオーダーをクリアするだけでは先に進めないので、ご注意ください。

類似のゲーム

Overcooked!・・・マルチプレイ対応のハチャメチャアクション。手軽に遊べるおすすめの作品です。

総括

見下ろし型のアクションゲームで、顧客から注文されたハンバーガーを調理しつつ、肉の調達のために顧客を殺します。Overcooked!に似たゲーム性ですが、アップグレードが前提な一人用アクションであり、クエストの完了とステージクリアがメインな点、ステルスアクションやトラップの活用が求められる点が差別点です。1プレイが長く、死んだら進捗が最初からのため、ややプレイの敷居が高い作品ですが、ハンバーガーと死の提供を使い分ける点が楽しいポイントなので、気になった人は是非遊んでみてください！

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