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Fury Unleashed アメコミの中で大暴れするSTG【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Fury Unleashed というローグライク2Dアクションゲームの紹介を行います。コミックの中で大暴れして怪物を倒す高難易度のハイテンポアクションです。縦横無尽にフィールドを駆け巡り、コンボを重ねて制圧を行う爽快感がウリの作品なので、気になった人は是非遊んでみてください。

それでは早速紹介していきます!
#出血表現がありますが、オフにすることができます。グロテスクな要素はありません。

概要

タイトルFury Unleashed
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS4
価格2,050円(Steam), 1,628円(Switch, PS4)
プレイ人数1-2人
言語日本語対応
ジャンルローグライク・2D アクション・2D シューティング
開発元 / 発売元Awesome Games Studio / Awesome Games Studio
一言◆攻撃力ランキング
踏みつけ>>>>>手榴弾>>>近接武器>>>銃

ストーリー

本作は、プレイヤーがアクションコミック「フューリー アンリーシュド」の主人公フューリーとなり敵と戦う、横スクロールのローグライトアクションです。主人公であるフューリーは、作者ジョンがスランプに陥り感じた苦悩を体感しながら、コミック世界を舞台に創造の産物達を蹴散らして突き進みます。(Nintendo Store より)

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションシューティングで、3つのコミックの世界を探検します。ローグライク形式なのでマップは自動でランダムに構成され、プレイヤーは必ず最弱の状態から始まります。各コミックは3つのチャプターで構成され、チャプター毎に複数の部屋を探索します。各部屋には敵が出現するため、殲滅して次の部屋に進んでいきます。

操作は移動・ダッシュ・(2段)ジャンプ・銃攻撃・手榴弾・スキルの使用です。攻撃はスティックを入れた方向に自動的に銃で攻撃を行います。ある程度方向を合わせると自動で照準を合わせてくれるため、細かい調整は不要です。サブマシンガンやロケットランチャー、レーザー銃等、攻撃力や攻撃範囲が武器毎に異なります。武器は弾数が無制限で、2種類の武器を使い分けることができます。

銃の射程は非常に長いので、遠距離にいる敵を一方的に攻撃することができる。

ナイフや棍棒などで敵を殴る近接攻撃も可能です。また、雑魚敵は上から踏みつけることで一撃で倒すことができます。近づくリスクはあるものの、近接攻撃をうまく使いこなすことで、迅速に敵を殲滅できます。

踏んだり斬ったり撃ったり忙しいです。

手榴弾は敵に投げつけることで大きなダメージを与えることができます。個数制限がありますが、敵を倒した時にドロップすることが多いので、ボス戦や強敵などにはどんどんと投げていくことができます。スキルは必殺技のような扱いで、敵を20体程度倒すことで再使用可能となります。

最初に装備しているスキルでは、画面内の全ての敵を凍らせることができる。

敵を倒すと金色と黒色のインクを獲得することができます。金色のインクはこのプレイ内で使用することができる通貨で、NPCを通じてショップで買い物をしたり、体力を回復することができます。

装備にはレア・レジェンダリーといったレアリティがある。防具は受けるダメージを減らすことができます。
体力を回復してくれるNPC。完全に悪役のナリですが、味方です。

他にも、直接攻撃で連続10体敵を倒す、コンボを途切れさせずに10コンボ繋げるといったミッションを依頼してくる NPC もいます。ミッションにクリアすると金色のインクや装備の獲得、体力を回復することができます。失敗してもデメリットはありませんが、無理にクエストをクリアしようとして余計な被弾をしてしまうことが多いので注意が必要です。

クエストは失敗してもデメリットは無いのでとりあえず受けておけばOK

黒色のインクは強化用の経験値で、ゲーム終了時にキャラクターのレベリングに使用されます。レベルが上がるとスキルポイントを獲得し、スキルレベルを上げることで次回以降のキャラクターの性能を上げることができます。最大体力の増加や回復アイテムの出現率アップ等の効果を持ち、この強化は効果が永続で発揮するため、プレイを重ねることでどんどんと強くなっていきます。一度割り振ったスキルポイントはいつでも振り直しすることができるので、自分好みのカスタマイズを探してみましょう。

スキルはフロー形式、複数回の強化も可能。

一度訪れた部屋には高速移動でファストトラベルすることができるので、テンポよく部屋を回ることができます。マップから宝箱やNPCが存在する部屋を確認できる点もありがたいです。

高速移動の回数が決まっているので、効率よく探検しましょう。

各コミックには3体のメインボスがいます。1週で倒すことができるボスは1体ですが、2週目以降はまだ倒していないボスが出現することとなります。全てのボスを倒すことで、そのコミックを完全に攻略したこととなり、次回以降はクリアしたコミックをスキップしてゲームを始めることもできます。

ステージ3のコミックのボスを全て倒すことで・・・
いきなりステージ3からプレイを開始することもできるようになる

全3(+α)ステージで、クリアまでは2人協力プレイのハードモードで14時間程度要しました。後述するコラボモードやクリア後に解放されるインクレディブルといった難易度が用意されているため、やり込み度は高めです。

おすすめポイント

・硬派で高難易度な作品

ローグライク作品ではありますが、劇的にゲームバランスを崩壊させるような強い武器は無く、イベントの種類も少なめです。毎回のプレイで最低限の装備は必ず手に入るため、運に左右されることは少ないです。そのため、実力重視の作品に分類されますが、プレイするにつれて敵の攻撃パターンが把握できたり、キャラクターのステータスが上がるため、自然とクリアできるようなレベルとなっています。操作感は良好で、ファストトラベルの機能や近接攻撃が強いシステムによりテンポ良く敵を倒していくことができるため、爽快感があります。

本作は一定時間内に連続で敵を倒してコンボを繋げることが非常に重要です。コンボが続くとクリティカル率が上がったり、敵から受けるダメージを無効化するシールドを獲得することができます。被弾した場合、コンボは途切れてしまいますが、シールドがあればコンボを継続させることができるため、いかにコンボを絶やさないように進んでいくことができるかが重要です。どの敵を優先して倒すか、近接攻撃と遠距離攻撃のどちらで倒すか、ファストトラベルをどのタイミングで使うか等、常に選択の連続で緊張感のある戦いを楽しむことができます。

コンボ数が溜まっていないと入ることができない隠し部屋も存在します。

また、中ボスを含めボスは40種類も用意されており、武器の種類も多いため、繰り返し遊べる点も高評価でした。

・マルチプレイ対応

本作は2人協力プレイに対応しています。Steam では Remote Together に対応しており、1人のソフトをローカルでまたはオンラインでプレイ可能です。2人で同時に攻撃できるため、攻撃力は倍になりますが、コンボゲージも独立しているため、コンボが貯まりにくいというデメリットもあります。1人が死んでしまっても相方がステージをクリア時に復活することができるため、クリアできない場合には2人でのプレイをお勧めします。

・有名ゲームとのコラボレーションモード

本作では通常のゲームモードと共に特別なゲームモードも用意されており、SuperHotCrypt of the NecroDancer のゲームシステムで本作を楽しむことができます。元の作品がどちらも面白いだけにこれらのゲームモードだけでも非常に楽しめるため、両作品が好きな人にはお勧めできる作品です。

SuperHot

Super Hot のゲーム性と同様に時間の進みが非常に遅くなる。ただし、主人公が動いている間だけは通常と同じスピードとなる。最大体力が 1 で固定。小刻みに動いて確実に敵弾を避けましょう。

主人公は赤い人型のポリゴン。

Crypt of the NecroDancer(クリプト・オブ・ネクロダンサー)

BGM のビートのタイミングでしか攻撃ができないモード。初期体力が 300 からスタートと非常に多いですが、攻撃が難しいです。練習あるのみ。。。

主人公は明らかにケイデンスですね。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・2Dアクションが好きな人
SuperHot と Crypt of the NecroDancerが好きな人

実力重視のローグライクアクションで、ゲームテンポが速いため常に決断を迫られます。難易度が高めですが、リトライするうちにキャラクターもプレイヤーも強化され、自ずとクリアできるようなシステムとなっています。上手くコンボが続いた時や強敵を倒した時の爽快感はたまらないため、2D アクションが好きな人にはお勧めできると思います。

また、記載の通り、SuperHot と Crypt of the NecroDancer のコラボモードが用意されています。元の作品が面白いため、本作のコラボモードも楽しめる仕上がりなので元ネタが好きな人にはお勧めできると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・高難易度アクションが苦手な人
根気がない人

発売から2年近く経っていますが、デフォルトの難易度(ハードモード)でのクリア実績の達成率は僅か2.4%と非常に低いことから高難易度の作品です。ゲームテンポが速く、後半は敵の攻撃が激しいので高難易度のアクションが苦手な人にはお勧めできないと思います。また、黒いインクを用いたキャラクターの強化要素は、1プレイで得られる経験値が少ないため、がっつり強化を行うにはやや時間を要します。そのため、根気がない人にはお勧めできないかもしれません。

ここに注意!

記載の通り、アイテムのアンロックやレベル上げにかなりの時間を要することが想定されます。(14時間プレイで半分程度の解除率でした。)

類似のゲーム

メタルスラッグや魂斗羅をイメージした作品とのこと。
Neon Abyss・・・同じくサイドビュー形式のローグライクアクション。近接は無いもののゲーム性は似ている。紹介はこちら

総括

サイドビュー形式の 2D アクション×ローグライクの作品です。高難易度&ハイテンポなアクションでコミックの中で大暴れしてモンスターを倒します。ローグライク形式ですがランダム性は少なめで、遠距離攻撃と近距離攻撃の使い分けやコンボを途切れさせないための立ち回り等、プレイヤーの腕前を重視するようなゲームシステムでした。プレイを重ねることで主人公もプレイヤーも強化されていき、自然とクリアできるレベルデザインとなっているため、2D アクションが好きな人にはお勧めできると思います。

また、SuperHot と Crypt of the NecroDancerとのコラボステージが非常に面白い作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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