こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Foregone というサイドビュー形式の 2D アクションを紹介します。科学者達の英知の結晶である “調停者” を操り、世界が厄禍に包まれることを阻止するために冒険します。綺麗なグラフィックとメトロイドヴァニア×ハクスラを混ぜたようなコンセプトが特徴的な作品なので、2D アクションが好きな人は是非ご確認ください!
それでは早速紹介していきます。

概要
タイトル | Foregone |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 2050円(Steam), 2,100円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション, メトロイドヴァニア |
開発元 / 発売元 | Big Blue Bubble / Big Blue Bubble |
一言 | ところで厄禍ってなんですか・・・? |
ストーリー
破滅的な戦争から数年が過ぎ、都市カラガンは、壮絶な頽廃をもたらす勢力「厄禍」の侵略により再び危機に瀕していた。
カラガンの誇る最強の超戦士であるあなたに、厄禍の起源を解明し、甦った厄禍の勢力から都市を守る使命が託された。しかし、厄禍が甦らせるものは死者だけではない―――忘れ去られたままであればよかった過去までもが、記憶の淵から呼び戻される。
(Nintendo Store)
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dアクションです。科学者達の知力の結晶である “調停者” を操り、敵国から振り撒かれた厄禍を祓うために、計13個のステージをクリアします。操作は移動・近接攻撃・遠距離攻撃・ローリング(回避)・2つのスキルです。
近接攻撃は剣やナイフでの斬りつけ攻撃です。連続で3回までヒットし、ローリングでキャンセルできるため、使い勝手は良好です。遠距離攻撃は銃で自動的に敵をロックオンして攻撃します。弾数を消費しますが、近距離攻撃を敵にヒットすることで銃弾を獲得することができるため、残弾数は気にせずに撃ちまくることができます。

スキルは多数のスキルの中から事前に2つを登録して使い分けることができます。回復やシールドを張るスキルやダッシュ、範囲攻撃で敵に大ダメージを与えるスキルなどが用意されており、使用するにはスキルゲージを消費します。スキルゲージも敵に攻撃を当てることで回復するため、積極的に使用することが可能です。

各ステージは基本的に一本道で、沢山の敵を倒しながら先に進んでいきます。ストーリーを進めることで2段ジャンプや壁ジャンプ、下方向への攻撃等、様々なアクションを獲得することができ、これらの要素を用いて、閉ざされた扉を開けるレバーを上げたり、隠された道を切り開くこととなります。
本作ではハクスラ系作品のように多数の装備アイテムが敵からドロップします。装備アイテムとして近距離武器、遠距離武器、鎧、アクセサリー2種が用意されており、現在の装備よりも強いものが出たらすぐに新しい武器に切り替えて進んでいくこととなります。

敵を倒した際に入手できるクリスタルを消費することでパッシブスキル・アクティブスキルの強化を行うことができます。パッシブスキルには攻撃力や移動速度、体力が増加するもの、敵に与える状態異常の効果が強力になるもの等が用意されています。一度強化したスキルもお金を払うことでリセットし、クリスタルを回収することもできるので気軽に割り振ることができます。

また、お金を消費することで装備アイテムの強化を行えます。強化は目に見えてステータスが上がりますが、どの装備もすぐに乗り換えることが多いので、強化のタイミングが難しい点が悩みどころです。

死んでしまうと手持ちのクリスタルとお金を死んだ場所に落としてしまいます。再度戻ってくることで回収することができますが、取りにいかない場合や連続で死んでしまうとロストしてしまうこととなります。ミスした後は復活した場所の横に老婆が出現し、失ったコインとクリスタルを半分支払うことで残りの半分をその場で獲得することもできるので、危険を冒して取りに戻るか、その場で獲得するかを選択することとなります。

各ステージは3〜4個程度のミニマップに分かれています。各マップには隠し要素として強めの装備アイテムが隠しマップに保管されています。セーブポイントが多数用意されており、セーブポイント間ではワープすることができるので、取りこぼしたアイテムを後から回収する事も可能です。

ストーリーが進むとクエストに挑むことができるようになります。一定時間内に敵を全滅させる、ボスを倒す、トゲやトラップをかいくぐってゴールに辿り着くといったミッションをクリアすることで装備やお金、クリスタルを獲得できます。ストーリーには直接関連はありませんが、難易度が高めでやりごたえが十分にありました。

難易度はノーマル・ハードコア・アイアンマンの3種類から選択することができます。一週は5~8時間程度でクリア可能です。強くてニューゲームも遊ぶことができますが、やりこみ要素は少なめでした。
おすすめポイント
・テンポの良い爽快アクション
アクション性は Dead Cells を参考にしており、ゲームテンポが速めな点が特徴です。ドット絵ながらアニメーションは非常に滑らかで、操作感も良好なため、素早く敵を倒していくことができます。
道中で獲得した空中ダッシュや下方向への攻撃といったアクションは戦闘にも組み込むことができ、近距離・遠距離・多彩なスキルと組み合わせることで、爽快感の溢れるバトルを体験することができます。コンボ攻撃はややもっさりしていますが、全てのモーションからダッシュ(回避)に繋げることができるため、あまり気になりませんでした。回避が簡単な分、敵の攻撃力は高めに設定されているので、焦って連続で攻撃を受けてしまうと一気に体力を持っていかれることとなります。ボス戦では特に敵の攻撃が激しく、緊張感のある戦いを楽しむことができるため、倒した時の達成感はひとしおでした。

また、ゲームシステムはハクスラ系を意識しているため、次から次に装備がドロップします。使い勝手の異なる武器を必然的に沢山使うこととなり最初は困惑しますが、根本的な使い方は同じなので慣れるとどの武器でもある程度立ち回れるようになります。癖が強い武器が多数用意されているので、武器を切り替えや選択も楽しく感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・ハイテンポな戦闘が好きな人
・高難易度のアクションゲームが好きな人
ハイテンポなゲームシステムで遠距離・近距離・スキルやローリングを使いこなして立ち塞がる敵をズバズバと倒していくため爽快感があります。多彩な攻撃で戦場を駆け抜ける高速アクションが好きな人にはおすすめできる作品だと思います。
また、難易度ノーマルでも求められるアクションの腕前はやや高めです。稼ぎプレイでアクションゲームが苦手な人でもクリアはできると思いますが、ハードコア以上のレベルはアクションゲームに自信のある人でしかクリアできないと思うので、ある程度アクションに自信がある人がプレイすることをおすすめします。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・周回プレイを楽しみたい人
・ストーリー重視の人
隠し要素はありますが、マップは固定でランダム要素は武器のドロップだけなのでやりこみ要素としては少なめです。2週目以降はあまり目新しさが少ないので、やりこみ要素を楽しみたい人にはおすすめできないと思います。
また、世界観を補足する資料を入手することができますが、ストーリーは単調で面白みには欠けます。ストーリーに期待している人にもおすすめはできないと思います。
ここに注意!
難易度は3種から選択することができますが、初回は一番簡単なノーマルしか選ぶことができません。高難易度で遊ぶには周回プレイが必須となるのでご注意ください。
Dead Cellsを模したアクション性ですが、パリィは用意されておらず、ローグライクでもないためご注意ください。
類似のゲーム
Salt and Sanctuary・・・2D ソウルライク×メトロイドヴァニアの超大作。難易度は高めだがおすすめの作品。
総括
サイドビュー形式の2Dアクションです。一本道の計13のステージを攻略し、世界に降り注ぐ厄禍を振り払います。綺麗なグラフィックと多彩なアクションを駆使するハイテンポな戦闘、ハクスラのように矢継ぎ早に装備を切り替えて先に進んでいく部分が高評価でした。
ストーリーが断片的で理解しづらい点、やり込み要素が少なめでランダム性もないため周回要素が少ない点はやや残念でしたが、Dead Cellsやメトロイドヴァニア、ソウルシリーズといった名作の良い所を組み合わせたような作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!
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