こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Flynn: Son of Crimson という 2D アクションを紹介します。綺麗なドット絵と複数の武器・魔法を切り替えながら先に進んでいくアクションが魅力的です。アクション要素はやや独自性が欠けているようにも感じますが、手堅くまとまっており、目立った欠点も見つからないお手本のような作品なので、2D アクションが好きな人は是非覗いてみてください。
Youtube にエンディングまでの動画を乗せてみたので気になった人は是非覗いてみてください。こちらです。
それでは早速紹介していきます。

概要
タイトル | Flynn: Son of Crimson |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch, PS4, Xbox |
価格 | 2,050円 (Steam) 2,090円(Switch, PS4) |
プレイ人数 | 1人プレイ |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション |
開発元 / 発売元 | Studio Thunderhorse / Humble Games |
一言 | クリムゾンコントロールの安心感が凄いですね。まさに必殺技。 |
ストーリー
――愛しの故郷「ロサンティカ」
かつて、この美しい島は戦争と今はなき「スカージ」の抑圧によって荒廃していた。しかし、再びスカージの気配がロサンティカに忍び寄り、島の平和と自由を脅かそうとしている…。
先祖より受け継ぐクリムゾンの血が流れる「フリン」と共に、危険が迫るロサンティカの世界を冒険しよう!敵に奪われた伝説の守護者の魂を取り戻しながら、スカージと強大な支配者に立ち向かう力を身に着けなければならない。
そして、さまざまな謎が秘められたユニークな地域を旅し、あらゆる手を尽くしてスカージに終止符を打とう!
(Nintendo Store より抜粋)
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dアクションです。主人公のフリンを操り、魔の手が襲い掛かる故郷を守るために戦います。ステージクリア形式で、ワールドマップからステージを選択して挑みます。

操作は移動・ジャンプ・ローリング(回避)・通常攻撃・魔法攻撃・必殺技・回復魔法の発動です。

武器は序盤は剣しかありませんが、ゲームを進めることで斧や爪といった武器を切り替えながら戦えるようになります。斧は固い壁を壊すことができたり、爪は空中での連続攻撃が可能と武器毎に特徴が異なるので、相手や戦況に併せて武器を切り替えながら戦うこととなります。

魔法は敵に攻撃できるほか、ギミックに干渉することができます。魔法にも属性があり、氷は敵や水を氷漬けにして足場にしたり、炎で松明をつけて周りを照らし出すことができたりとステージを進めるうえで使い分けが必要となります。がっつり頭を悩ませるような難問は出てこないため、アクションを楽しみながら頭の体操感覚でサクサク進んでいくことができます。
敵を攻撃すると必殺技ゲージが溜まり、必殺技ゲージを消費することでクリムゾンコントロールを発動することができます。クリムゾンコントロール中は敵を一方的に斬り刻むことができるため、超強力です。敵を持ち上げたり押し出したりすることもできるので、あたり一帯の敵を巻き込んでしまいましょう。
回復魔法は青色のオーブを消費することでいつでも使用することができます。消費したオーブは敵を倒したり、マップ内に配置された赤色のクリスタルを集めることで補充することができます。

敵を倒したり、マップ内に配置された赤色のクリスタルを集めることでスキルの強化ができます。最大体力の増加や各アクションの強化等、戦闘や探索が有利に進む強化が多いので、戦闘に行き詰ったらスキルを強化してもよいかもしれません。ライフが無くなった場合は、集めたクリスタルの8%を失うため、極力死なないように立ち回りましょう。

隠し要素・収集要素として多くのステージには遺物が隠されています。コレクションとして閲覧できるほか、拠点の村でとある人物に渡すことで赤色のクリスタルを受け取ることができるため、集めがいがあります。

難易度は Easy/Normal/Hardの3段階でいつでも設定を変更することができます。難易度Hardでエンディングまでは5時間半程度でした。エンディング後も、上記遺物の収集要素や隠しゴールなどの回収で15時間程度は遊べると思います。
おすすめポイント
・様々なステージ構成
ステージクリア型の作品ですが、特殊なギミックやイベントが存在し、最後まで飽きずに楽しむことができます。
例えば、一部のステージでは島の偉大なる守護者であるデックスというキャラクターを召喚し、共に進むこともできます。デックスはトゲを無視して進んだり、フリンでは壊せない壁を壊してくれたりと非常に心強い仲間です。

また、シナリオが進むと ”スカージ” という特殊イベントが発生します。これまでにクリアしたステージに闇のオーラが漂い、他のステージに進めなくなってしまいます。闇のオーラを振り払うために再度クリア済みのステージに潜入し、闇の根源を振り払う必要があります。

ステージの中に入ると闇のオーラが漂っており、出現する敵やギミックも異なっています。猛毒が地面から吹きあがってきたり、浮遊する斧が主人公を追いかけてきたりと難易度は高めです。ステージの最奥にある、闇のコアを破壊することでクリアとなり他のステージに入場可能となります。


上記以外にも、葉っぱを用いた滑空イベントや唐突に始まる避けゲー等も存在します。いずれのステージも単純ですが、適度に頭を使ってサクサクと進めることができるため爽快感を感じることができました。アクション要素自体は目立った特徴はないですが、上記のような様々なイベントや操作感の良さ、成長要素の楽しさ等を十分に感じられる作品で手堅くまとまっている作品だと感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・2D アクションが好きな人
操作性が良くグラフィックも綺麗・イベント戦も多いため、2Dアクションとして無難に纏まっています。癖の無いオーソドックスな(悪く言うと目立った独自性がない)作品なので、シンプルな2Dアクションが好きな人にはお勧めできる作品だと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・アクションゲームが苦手な人
ローリング+ジャンプでの長距離ジャンプや細い足場を連続ジャンプで渡っていくような細かい操作を求められることが多いです。後半は無敵時間のあるローリングで敵の攻撃をピンポイントで回避するような場面も多いのでアクションゲームが苦手な人にはお勧めできないと思います。ダメージを受けないように設定変更できるのでどうしてもクリアできない場合には使用してみても良いかもしれません。
ここに注意!
雑魚敵・中ボスは氷の魔法を上手く使うことでほぼ完封することができます。かなりゲームバランスを壊しているように感じました。
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総括
サイドビュー形式の2Dアクションです。ステージクリア型のアクションゲームで、複数の武器を切り替えながら進んでいきます。1つのステージに複数のゴールがある、クリア済みのステージもスカージにより新たな一面を見せるとステージやイベント戦回りシステムが面白かったです。アクション周りの独自性が欠けるように感じましたが、操作性は良好で、ドット絵も綺麗なため、遊んでいて楽しかったです。気になった人は動画を確認のうえで購入してみてください!
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