こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Flashback というゴリゴリの2Dアクションを紹介します。1993年に発売されて以来、累計220万本の売り上げを誇るSFアドベンチャーのリメイク版です。日本ではメガドライブやスーパーファミコンで発売されたため、20年以上前に遊んだという方もいるかもしれないですね。ぬるぬる動くドット絵と高難易度が特徴のゲームです。
それでは早速紹介していきます。
#自分がプレイした Nintendo Switch のリメイク版を紹介します。
![](https://chagameblog.com/wp-content/uploads/2020/10/flash-800x450.jpg)
概要
タイトル | Flashback / フラッシュバック |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 1010円(Steam), 1508円(Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 (Steam 版では日本語非対応と書いていますが、対応しているようです。) |
ジャンル | 2D アクション |
開発元 / 発売元 | Paul Cuisset / 3goo(Switch) , Microids(Steam) |
一言 | 色褪せない面白さと操作性の悪さ。 |
ストーリー
西暦2142年。とある宇宙船から逃走したものの記憶をすべて失った若き科学者のコンラッド・B・ハートは、植民地化された土星の衛星タイタンで目覚めることに…。彼を誘拐した犯人や謎の敵が迫りくる中、コンラッドは様々な危険から身を守りながら地球に帰る方法を見つけ、地球を脅かすエイリアンの陰謀を暴かなければならないのであった。
(Nintendo Online Store より)
こんなゲーム
見出しに記載の通り、本作は1993年に発売された作品のリメイクとなります。今となっては当たり前ですが、当時はゲーム内で挿入されるムービーや手書き背景+モーションキャプチャを活かした滑らかな動き、SFに重点を置いたストーリー性が話題となり、大ヒット作品となりました。
内容としてはサイドビュー形式の2Dアクションです。主人公を操り、失った記憶を取り戻すこと、エイリアンから地球を守ることが目標となります(全 6 ステージ)。操作は主に移動・ダッシュ・ジャンプ・銃関連(構え・発砲・ローリング)・アイテムの使用程度です。
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本作はオリジナル版をそのまま遊べる “1993 クラシックモード” と、今風に変更されている “アレンジモード” で遊ぶことが可能です。アレンジモードはグラフィックやBGMがより綺麗になっており、巻き戻し機能も使うことが可能です。後述しますが、余程の物好きか変態でも無い限り、巻き戻し機能のある “アレンジモード” で遊ぶことを強くおすすめします。
-巻き戻し機能について
アレンジモードではゲーム内でミスした際に巻き戻し機能(いわゆる救済要素)を使うことが可能です。通常、ゲームオーバーの場合は、最後にセーブしたポイントから再開となりますが、本機能を用いることでミスする直前に時間を戻すことが可能となります。また、巻き戻し後は一時的に無敵となるので、ごり押しで敵を倒すことも可能です。
Easy モードでは無制限の巻き戻しが可能ですが、Normal モードの場合は各ステージで合計2分, Hard モードの場合は全てのステージで合計5分しか戻せないため、ミスした際にどこまで時間を戻すのかの判断も重要となります。(巻き戻しの秒数をケチって少ししか巻き戻しをしないと、被弾した直後から再開して再度巻き戻し要求されることもあります。)
基本的には死にゲーです。戦闘や移動でクリアまでに相当数死ぬことが予想されます。巻き戻し機能の秒数を使い果たすと悲惨なことになるので、十分に気を付けましょう。(Normalでプレイしましたが、使い果たすことはありませんでした。)
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おすすめポイント
・とにかく難しい難易度
難易度はEasy, Normal, Hardの3種類から選択できます。私はNormalで遊びましたが、何よりも “難しい” の一言に尽きる作品でした。難しい原因2点について下記で解説します。
- 1.全体的なもっさり感
敵はこちらを見つけるとすぐに攻撃してくるのですが、こちらは発砲前に銃を構える動作が必要です。加えて敵を狙うための振り向きやしゃがみの動作でも、ワンテンポ遅れるため、敵の攻撃を受けてしまうことが非常に多いです。後半は敵の体力が増加し、攻撃も熾烈になるので更に難しくななります。敵にも攻撃を当てた後、無敵時間が発生するので、無敵時間が解けるタイミングを狙ってパターンに嵌めることをおすすめします。
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死にながら敵の配置を覚えて先に攻撃パターンに嵌めるか、巻き戻し機能使用時の無敵時間を用いてごり押しでクリアすることが多かったです。移動やジャンプといった動作もワンテンポ遅れて発生するので、かなり癖が強いように感じました。
- 2. 操作性が著しく悪い。
ボタンの割り当てが(悪い意味で)ユニークで、難しさに拍車をかけています。例えば、多くのゲームではジャンプボタンがありますが、このゲームでは A + ↑ 長押しがジャンプとかなり癖が強いです。他にも独特のボタン割り当てが多く、コンフィグで設定することもできないため、慣れるまではかなり苦労します。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・昔ながらの 2D アクションゲーム(洋ゲー)が好みな方
記載の通り、非常に難しいです。発売当初は綺麗なアニメーション・SF に振り切ったストーリー性で人気があったのだと思いますが、これから新しく始めるには難易度・グラフィックの双方の観点でなかなか敷居が高い作品だと思います。アニメーションやBGMについては今のドット絵のゲームと比べても遜色ないレベルでクオリティは高いです。そのため、普段からこういった作品を嗜んでいる方や、レトロゲームに抵抗がない方、アウターワールドといった類似作品が好きな方はプレイしてもいいと思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・アクションゲームが苦手な方
・快適にゲームを進めたい方
Easyでもやや高難易度+操作性の悪さ+もっさり感により、イライラする方が多いと思います。普段からアクションゲームをプレイしない方は、触らないかプレイ動画で満足することを推奨します。
Easyであれば、巻き戻し機能の時間制限もなく、最悪、ごり押しできると思うので、クリア自体はできると思います。
ここに注意!
一部、非常に分かりづらい部分があります。困ったら動画や攻略サイトを見てみてもいいかもしれません。ボリュームとしては昔のゲームなので、あまり多くはないです。(あまりスムーズでもないプレイで 5時間くらい?)
またストーリー自体も滅茶苦茶面白いかといわれると微妙なので、その点にも注意ください。
類似のゲーム
アウターワールド(Outer World)・・・本作と雰囲気が酷似の作品。個人的にはこちらの方が難易度は低く、操作もしやすいのでおすすめ。こちらはもう少しパズル要素が多い。
The Way (ザ・ウェイ~トワの誓い~)・・・本作/アウターワールドのインスパイア作品。紹介はこちら。
総括
高難易度の2Dアクションです。巻き戻し機能のおかげで何とかクリアすることはできますが、操作性が悪く、癖が強い死にゲーであるため、人によって好みは分かれると思います。レトロゲームが好きな人、高難易度アクションが好きな人、ドット絵のゲームが好きな人であれば楽しめる作品だと思うので、気になった方は購入してみてください。
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