こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Figment 2 を紹介します。以前紹介した Figment の続編にあたり、ダスティとパイパーが再び人間の深層心理に潜む闇を退治しに冒険に出かけます。前作との比較をメインに記載するため、前作のレビュー を事前にご確認ください。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Figment 2: Creed Valley |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch |
価格 | 2,800円(Steam), 2,499円(Switch) |
プレイ人数 | 1~2人(マルチプレイ対応) |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション, パズルゲーム |
開発元 / 発売元 | Bedtime Digital Games / Bedtime Digital Games, 4Divinity |
一言 | ボスがずっとはしゃいでいてかわいいです。 |
ストーリー
人間の潜在意識の中に住むダスティとパイパー。
彼らは心の中に現れた闇を打ち倒したことで平和を取り戻し優雅に暮らしていました。
しかし、新たなる闇が再び出現し、心を蝕んでいきます。
ダスティとパイパーは平穏を取り戻すため、再び冒険に旅立つのでした。
こんなゲーム
見下ろし型の2Dアクションで、心の中に現れた闇を倒すために14のチャプターのクリアを目指します。基本はダスティを操りますが一部仲間のパイパーを操作するシーンもあります。操作は移動・攻撃・ローリング(回避)・アイテムの利用とシンプルです。
前作同様、アイテムを順番に使う・音を聞き分ける等、様々なパズルを解いたり、立ちふさがる敵を倒しながら進んでいきます。新しいアクションやシステムはありませんが、一部本格的な謎解きステージが追加されていました。
今作は妻と娘を持つ夫の無意識世界が舞台となります。家族のために仕事を頑張り、夢のマイホームを手に入れようとする夫でしたが、残業続きで家族との約束を反故にしてしまいます。妻との言い争いから深層心理に乱れが発生するのですが、ダスティとパイパーの冒険が進む度に、現実世界での心理描写や進展が描かれていきます。
ステージ内には収集要素として閉じた心というフラグメントが隠されています。フラグメントは全部で100個用意されており、50個・100個集める毎に現実世界の人間の思い出を確認することができます。
ボリュームは4時間程度でクリア可能、やりこみ要素もフラグメント回収のみと控えめでした。体感ですが前作よりも戦闘の割合が増えてパズルの要素が若干減ったように感じました。体感パズル6:戦闘4くらいの割合でした。
おすすめポイント
・心を舞台にした雰囲気ゲー
前作同様、深層心理がミュージカルやカオスな世界観で表現される点が特徴です。
ボス戦では心の悪き部分が放つ呪詛がミュージカル調で、攻撃として繰り出されてきます。BGMに合わせてステージが光ったり動いたりと細かい表現が魅力的で、戦っていて気持ちが良いです。難易度もそれほど難しくないので、戦いながら耳を傾けたり、画面全体の変化を楽しむことができました。
冒険シーンは前作とは違った雰囲気のエリアが多いです。今作でも奇妙な住人達や幻想的な光景が目白押しで楽しむことができました。ストーリーは王道展開ですが、最後は心がほっこりするような展開で安心してプレイできました。
また、前作からダスティ自身も成長しており、心の闇との戦いや冒険に前向きになっています。パイパーと共に力強く成長しており、冒険中も見違えるように頼もしくなったため、嬉しく感じました。
・2人協力プレイに対応
前作からの変更点として本作では2人協力プレイに対応しており、Steam版であればRemote Play Togetherにも対応しています。協力プレイでは1人はダスティを、もう1人はパイパーを操作します。パイパーは空中を飛び回り、くちばしで一部のギミックを動かすことでダスティを手助けすることができます。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・前作の雰囲気が好きな人
・雰囲気ゲーが好きな人
ゲーム性や雰囲気は前作から引き継がれています。歌や音楽に合わせながらミュージカル調で敵が攻撃を繰り出してきたり、ギミックが動いたり光ったりと騒がしい世界観が魅力的な雰囲気ゲーなので、前作が好きな人におすすめできます。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度の作品を求める人
・2人用の作品を求める人
アクション要素・パズル要素共にシンプルで難易度は控えめ、これらの要素にそれほど独自性はありません。高難易度な作品を求める人にはおすすめすることができないと思います。
また、2人協力プレイに対応している作品ではあるものの、2Pのパイパー役は補佐的な役割です。やや物足りなさを感じたため、2人用の作品を求める人にはおすすめできないと思います。
ここに注意!
プレイ中に何度か移動が遅くなったり、フリーズしました。こまめにオートセーブが入るので何かあった場合は再起動しましょう。
相変わらず敵の種類はとても少ないです。戦闘要素を重視の人にはおすすめできません。
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総括
見下ろし型のパズルアクションで、ダスティとパイパーを操り人間の無意識の世界に巣食う闇を払うために冒険します。前作とほぼ同じゲーム性・ボリュームで、ミュージカル調のアクションやカオスな世界観が魅力的な作品でした。新たに追加された2P協力プレイは正直物足りなさを感じましたが、前作が好きな人は本作も楽しめること間違いなしなので、気になった人は是非遊んでみてください!
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