こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Feign という作品を紹介します。巷では 「バカ人狼」という名で話題沸騰中の作品で、人狼要素にオリジナル要素が組み込まれた作品です。人狼や Among Us のような陣営毎に分かれて戦うゲームで、バカという独自の役割の存在により劇的なドラマが生まれる作品に仕上がっているので、大人数で遊ぶ作品を求めている人は是非覗いてみてください。
人狼や Among Us との比較にも焦点を当てながら紹介しようと思います。
それでは早速紹介していきます!
#2022年4月10日段階での記事となります。
概要
タイトル | Feign |
対応機種 | Steam(スマホ版も対応予定とのことです) |
価格 | 520円 |
プレイ人数 | 4~12人(マルチプレイ対応) #ランダムマッチ対応 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 謎解き |
開発元 / 発売元 | tenekekafalarstudios / tenekekafalarstudios |
一言 | 議論についていけないし普通に自分はバカだなと思う今日この頃でした。 |
ストーリー
特にありません。
こんなゲーム
4~12人で村人陣営と狼陣営(+第3陣営)に分かれて、相手の陣営を殲滅させることを目指します。ゲームの始めに各プレイヤーには自身の陣営と役割が配布されます。
それぞれの陣営の説明を簡単に紹介します。
- イノセント(緑色)
人狼でいう村人陣営、Among Us でいうクルー陣営です。議論によって他の陣営のメンバーを探し出し、投票によって追放することを目的とします。
- インポスター(赤色)
人狼でいう狼陣営、Among Us でいうインポスター陣営です。他の陣営のメンバーを殺害して、他の陣営の人数をインポスター陣営の人数と同数まで減らすことを目的とします。インポスターはプレイヤーの人数に合わせて 1~3人が選ばれ、誰がインポスター陣営であるかを互いに知ることができます。
- ニュートラル(青色)
第三陣営で、役割毎に定まった目的を達成して勝利を目指します。職業によっては他の陣営と協力をすることもあります。勝利条件については役割の項目で紹介します。
各ゲームはいずれかの陣営の勝利条件が満たされるまで、昼時間(議論・追放)と夜時間(行動)を繰り返します。具体的には、下記のような流れでゲームが進みます。
- 昼の議論
参加者全員で会議を行います。初日は誰も死んでいないので、飛ばしてもよいですし自分の役職を明かしたり、騙っても問題ありません。 - 夜行動
自身の役割の能力を誰に行使するか、(インポスターの場合は)殺害をする対象を選択します。何もせず、家で待機することも可能です。設定された時間が経過すると自分の行動の結果と、自身の生死が判明して朝を迎えます。インポスター陣営であれば、夜間に相方とチャットで意思疎通を図ることができます。
インポスタープレイ時の夜間の画像です。ターゲットの家を選んで行動を選択します。
何もしない・誰かをキルする・能力の行使のいずれかを使用可能です。 - 死亡者の確認
朝を迎えて夜行動で殺されてしまったプレイヤーの陣営と役職が全員に公表されます。後述するねずみの能力使用時のエフェクトもこのタイミングで表示されます。 - 昼の議論&投票
生存者全員で会議を行い、殺人を起こした人物を特定します。生存者は1人1票持っており、過半数が1人に投票されるとその人物が追放され、陣営と役割が明かされます。前日の各プレイヤーの夜の行動や役割について精査し、怪しいと思った人がいたら投票で追放しましょう。
怪しいと思った人の家に投票します。
上記では画面上のピンクのキャラクターが5票中4票を獲得し、村から追放されています。 - ゲームの終了条件が満たされるまで 2. ~ 4. を繰り返します。
本作では参加者全員に必ず役割が割り当てられます。役割毎に夜時間での行動内容が異なり、イノセント陣営はこれらの行動をうまく活用して他の陣営のメンバーを特定することとなります。インポスター・ニュートラル陣営は自身の陣営がバレないようにニュートラル陣営であることを騙りながら追放されないように立ち回ります。
1ゲームは最短10分程度、長くても 30~40分程度で終了します。
おすすめポイント
・バカに振り回される議論
下記の “役割” の項目のように事前に出現する役割を決めることができます。ランダムも選ぶことができるため、蓋を開けてみたらバカが沢山いたり、実はバカは1人だけだったりと、プレイするたびにゲーム展開が異なるため、何度遊んでも楽しい作品です。
強力な役職が複数出現しますが、バカのおかげで不正確な情報が出回るため、議論は混沌を極めます。たまたまバカの行動が噛み合って正しい役職に見えたり、バカと気づかずに偶然インポスターを追放できたりと予想外のドラマが数々生まれます。「はい、バカ確定です。」「薄々気づいてはいたけど、やっぱりバカじゃねーか!!」といったシュールなワードが飛び交うので通常の議論でも盛り上がります。
死んでしまっても、「滅茶苦茶頑張ってるけど、あなたバカですよー」と生存者を小馬鹿にしながら見物できるのも面白い点です。バカと可愛らしいデザインのおかげで初日に殺されたり、理不尽なことがあっても許せてしまう点も高評価だと感じました。
・議論作品としては難しめ
各ターンでの各プレイヤーの行動・発言・情報が出た順番等を踏まえつつ、各プレイヤーの役割・陣営を精査する必要があります。共有される情報量が多く、バカによる誤った情報やインポスターの嘘情報も出回るため、スムーズに議論を組み立てることは難しいです。インポスターや第三陣営の場合、議論で矛盾を指摘されてしまったらバカを名乗ればなんとかなることも多いため、雰囲気で楽しむ分には敷居が低いですが、勝利を目指すにはある程度の練習が必要だと感じました。
また、「ルックアウトとトラッパー2人とインポスターが全員同じ家に行ったときにどうなるか」等、行動順やエフェクト発生の仕様がわからないと議論しにくい部分も多いです。前述の通り考慮事項も多いため、議論に参加するハードルはやや高いように感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・人狼系作品が好きな人
・友達とのプレイを楽しみたい人
役割のランダム性、バカによる議論のかき乱しによって何や何やら分からない状況となりますが、上手くインポスターを追放できた時、インポスター側で逃げ切った時の達成感はたまりません。人狼系作品が好きな人には間違いなくおすすめできる作品だと思います。
また、ランダムマッチも用意されていますが、Discord等の通話ツールを用いた友人とのプレイが一般的です。チャットでの意思疎通や議論は苦労するので、友人を集めて遊ぶことをおすすめします。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・人狼系作品に慣れていない人
役割の種類や考慮事項が多く、慣れないうちは議論についていくのが精一杯となります。いきなりゲームで活躍するのは難しいかもしれないので、実況動画や解説動画などを見てからプレイすることをおすすめします。
ここに注意!
前述の通り、友人と遊ぶのが楽しい作品ですが、インポスター陣営が1人になる4~5人でのプレイだとシンプルなゲームになってしまうので、8人以上集めてプレイすることが望ましいです。
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総括
バカ人狼という愛称で有名な人狼系作品です。通常の人狼と異なり、バカを含む役職が全員に配られることが大きな特徴です。ランダムな役割の配布やバカによる議論のかき乱しによって様々な結末が生まれるため、何度遊んでも楽しい作品に仕上がっています。考慮事項が多いため議論への参加は難しいですが、困ったらバカを名乗っておけば乗り切ることができるので、人狼やAmong Usが好きな人は是非遊んでみてください!
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