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ダングリード ローグライクとアクション要素が上手くマッチした2Dゲーム【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回はダングリードという2Dアクション×ローグライクを紹介します。銃器や剣、杖などを用いて空中を駆け回るハイスピードなアクションです。敵を倒してダンジョンの奥に進み、自身を強化して更に深い階層に挑むというオーソドックスなシステムですが、全体的に丁寧な造りで楽しめる作品だと思います。

YouTube にエンディングまでの動画を投稿したので、気になる方は覗いてみてください。こちらです。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルダングリード / Dungreed
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS4
価格1010円(Steam), 1500円(Switch, PS4)
プレイ人数1~2人(マルチプレイ対応)
言語日本語対応
ジャンル2D アクション, ローグライク
開発元 / 発売元TEAM HORAY / TEAM HORAY(Steam)
ピッキー(Switch)
一言実はグルメゲーム説。

ストーリー

平和な村にある時、突然謎のダンジョンに繋がるポータルが現れます。ダンジョンはすべてを吸い込んでしまい、村人・建物の全てが村から消えてしまいました。村を訪れた駆け出し勇者の主人公は、吸い込まれた村人の救出と突如ダンジョンが発生した原因調査のためにダンジョンに乗り込むのでした。

吸い込まれていく住人。多分助からないです。

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションです。武器を片手にダンジョンの最奥を目指します。ダンジョンは挑戦のたびに自動生成で構成され、マップ構成が変化します。また、ローグライクなので、クリア・失敗に関わらず、ダンジョンから出る際には最低限のお金を残し、集めたアイテムをすべて失うこととなります。


操作は攻撃・ダッシュ・ジャンプ・武器切り替え・照準狙いとシンプルですが、ゲームテンポが速く、慣れるまでは苦労します。ダッシュは左上の青いゲージを使用して 360° に移動できますが、無敵時間が発生するわけではないので要注意です。初期ステータスでは連続ジャンプは1回・連続ダッシュは2回ですが、後述するステータス振りや装備に応じて回数を増やすことも可能です。

360°へのダッシュ・攻撃が可能。
銃を使えば遠距離攻撃が可能。

ダンジョン内では雑魚敵部屋やイベント部屋、ショップ部屋などが配置された一般フロアとボスのみが出現するボスフロアが交互に出現し、最初は計12階層(一般フロアとボスフロアがそれぞれ6つ)の踏破を目指します。ボスは毎回戦わないといけないため、攻撃パターンを覚えることをおすすめします。最初は被弾が多く、1~2階層でゲームオーバーとなることも多いですが、攻撃パターンを覚えることでどんどん突破率が上がり、成長を実感することができるところが良いところだと思います。

最初のボスは魔法を使うドクロで迫力満点です。こっちみんな。

一般フロアでは必ず宿屋やショップが出現し、拾ったお金で買い物をすることができます。

宿屋では料理を食べることができます。料理には体力回復やステータスアップの効力があり、攻略の要となります。料理を食べると左下の満腹度ゲージが増えてしまい、満腹度ゲージを超過する料理は食べられなくなるため、適度にダンジョンを探索してお腹を空かせる必要があります。

ドット絵が凄く丁寧。見ているとおなかがすいてきますね。

ショップでは武器や防具、アクセサリー等を購入・手持ちアイテムの売却をすることができます。たまにレアなアイテムが並ぶので可能であれば確認したいところです。

黄色や赤文字の装備はレアリティが高く、強いアイテムが多い。
その他にも謎のイベントに遭遇することも。

おすすめポイント

・武器やステータス振りが自由自在

武器の総数や種類が多く、ステータス振り・ジョブ選択の要素によって何度でも遊べるゲームとなっています。

武器については普通の剣や斧、槍や鉾から始まり、手裏剣、銃、スコップやロケットランチャー、魔法の杖等、様々なアイテムが出現します。時にはユニークな謎の武器や他の作品のオマージュも出てきて、(強いかどうかは別として)楽しむことができます。

謎の武器の一例、攻撃方法は入手してからのお楽しみ。

ゲームを進めることでプレイヤーのレベルが上がり、ステータスを自由に割り振ることができます。ポイントに応じて、攻撃力や防御力などのパラメータがアップする他、ジャンプ回数+1 や追加のシールド、スキル等強力な追加効果を得ることができます。いつでもリセットして振りなおすこともできるため、色々な割り当てで遊ぶことが可能です。

基本は30ポイントまで取得可能。転生機能を使うことで、レベルがリセットされるが更に値を割り当てることもできます。

どうしても攻略に詰まってしまった場合は、 “神秘” に 20 ポイント振ることで、ダンジョンから戻ってくる際にアイテムを一つ持ち帰ることができるようになります。キーとなるランクの高いアイテムがあれば攻略がかなり楽になるので使い倒すことを考えましょう。(正直、強すぎるので救済要素だと思っています。)

またダンジョン潜入時にキャラクターのジョブ・特性を変化させることもできます。好みの見た目やプレイスタイル、使用する武器に合わせたジョブを選択しましょう。これらの要素によって何度も遊べるゲームへと仕上がっています。

攻撃特化のジョブや敵を倒すことで一時的にバフを得られるジョブ等

・マルチでの協力プレイに対応

(私がプレイしたSwitch版では)2Pのローカル協力プレイに対応しています。2Pは銃を加えた犬を操作してプレイします。主人公が死んでしまっても、犬だけで冒険を続けることは可能ですが、装備の選択肢が殆どない、特定の機能を使うことができないなど、制限事項が多数あるのでかなり厳しい戦いを強いられます。あくまでも1P のアシストキャラという立ち位置である点はご注意ください。

咥えながらどうやって弾を出してるんだろう。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・ローグライクアクションが好きな方

(個人的には)求められる実力・運要素のバランスが上手く取れていると思います。

アイテムを一定数寄贈することでレアアイテムをゲットできる祭壇という要素の存在や、ボス戦後のドロップは高レアリティのアイテムが出現することから、レアアイテムが引けないということは起きにくいです。仮にレアアイテムが引けなくても実力があれば、クリアできる難易度になっています。

そのため、ローグライク好きのプレイヤーもアクションゲームが好きなプレイヤーも楽しめる作品となっていると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

アクションゲームが苦手な方

ジャンプやダッシュで空中の敵に接近しつつ、敵に狙いを定めて攻撃するなど、細かい操作が要求されます。序盤は敵の攻撃が穏やかですが、後半の敵は壁貫通やホーミングの攻撃が増え、理不尽な攻撃が増加します。敵の攻撃を避けつつ、迅速に敵を処理する必要があるため、アクションゲーム初心者の方には難しいと思います。
敵に攻撃を当てることが難しい方や回避が疎かになってしまう方は、ロックオン機能と遠距離攻撃用の武器を用いて進めることをお勧めします。

ここに注意!

アイテムについてはダンジョン内で1度だけ強化をすることが可能ですが、強化してもレアリティの高いアイテムの方が基本的に強いです。そのため、縛りプレイでもしない限り、必然的に高レアリティのアイテムを収取したら乗り換えることになります。弱い装備も選択肢になるように、2つ重ねたらもっと強化できる等の要素があればよかったかもしれません。

また複数の特定のアイテムを同時に装備することで共鳴が発生し、特殊効果が発揮されるという機能が用意されているのですが、ダンジョンの階数的が少なく、アイテムを揃うこと少ないことからあまり機能していないように感じました。

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総括

サイドビュー形式のローグライクアクションです。綺麗なドット絵や細かいUI 、沢山のアイテムややりこみ要素等、細かいところまでとても丁寧に作りこまれている作品でした。序盤~中盤についてはプレイヤーの成長と運がかみ合うことで突破できる丁度いい難易度だと思いました。一方、後半は敵の攻撃方法が過激になり、熟練したプレイヤースキルを持っている人でも強いアイテムが無いと打開が難しいような大味な要素であるようにも感じました。

この辺は好みが分かれるところかと思いますが、ローグライクアクションが好きな人には十分おすすめできるゲームだと思うので、気になった人は是非遊んでみてください!

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