記事内に広告を含む場合があります。

Double Kick Heroes ドラムでゾンビを返り討ち【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Double Kick Heroes という音ゲー×STG形式のゲームを紹介します。ヘビーメタル・ハードロックな音楽に合わせて、ゾンビを駆逐していくタイプの音ゲーです。通常の音ゲーとは違った忙しさ、複雑さを持つ作品なので、一風変わった音ゲーを楽しみたい人やヘヴィメタが好きな人には是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルDouble Kick Heroes
対応機種Steam, Nintendo Switch, XBOX One
価格2,050円(Steam), 2,570円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル音ゲー
開発元 / 発売元Headbang Club / Headbang Club, Hound Picked Games, WhisperGames, Kakehashi
一言ビートを刻むというよりは必死こいて連打する印象でしたw

ストーリー

世界はゾンビで溢れかえり、人類は絶望の危機を迎えていた。パンクで変わり者のスネークやランディ達は、メタルの力を用いて世界を救おうと計画していた。

今こそ、愛車ガンデラックを駆ってゾンビの群れをぶっ殺し、地獄のハイウェイで生き残れ!

こんなゲーム

ヘヴィメタルをモチーフにしたSTG×音ゲーの作品です。各ステージには曲が用意されており、”太鼓の達人” のように曲に合わせて右から流れてくるノーツに併せてボタンを押します。正しいタイミングでボタンを押すと車から後方に発砲を行い、追いかけてくるゾンビに攻撃を行います。

基本となるレーンは1つですが、敵は上下の2つのレーンから主人公達を追いかけてきます。プレイヤーはタイミングよく上下2つのどちらかのボタンを押して、敵が押し寄せてくる方向に攻撃を行います。

上ボタンを押すと上のラインに攻撃し、下ボタンを押すと下のラインに攻撃します。

どれだけ完璧な演奏を繰り広げても敵のいない方向に攻撃し続けると、ゾンビに追いつかれてしまい攻撃を受けてしまうので、敵が迫ってくる方向に合わせてテンポよくノーツを叩く必要があります。敵が迫ってきている方向は、ビートゾーン(黄色のオーラが出ている部分)上で警告が発生するので、警告を見ながら敵のいる方向に攻撃しましょう。ゾンビが車に追いついてしまうとダメージを受けてしまい、1ステージで3回攻撃を受けるとゲームオーバーとなります。

上記画像では、下方向から敵が近づいてきているため、下側に(緑の丸の中に)赤いギザギザの警告が出る

ビートゾーン内にノーツがあるタイミングでボタンを押せばミスにならないので、判定は緩めです。ビートゾーンの中心でタイミングよくボタンを押す(Perfect)とコンボゲージが貯まります。最初はハンドガンで敵に攻撃しますが、コンボゲージが溜まると武器がグレードアップして、ショットガン・キャノンに変化します。武器のグレードが高い程、攻撃力も上がるので、コンボを続けてゾンビを近づけさせないことが大切です。

ビートゾーン内の中心以外でボタンを押した場合(Good)はコンボゲージはそのままですが、ボタンを間違える/ボタンを押さない場合は、ミスとなりコンボゲージが減少します。武器もダウングレードしてしまうので、連続でミスしないように落ち着いてリズムを刻みましょう。

“Perfect” でコンボを続けて武器をアップグレード!

難易度を上げると通常攻撃のレーンとは別にグレネード・スナイパーのレーンが追加されます。それぞれ、ノーツが追加レーンに流れてくるため、タイミングよく異なるボタンを押します。正しいタイミングで押すと各武器のゲージが溜まり、一定量貯まると敵に特殊攻撃をお見舞いすることができます。

グレネードは赤いレーンにノーツが流れてきます。
ゲージを貯めると範囲攻撃でゾンビをまとめて粉砕できます!
スナイパーライフルは紫のレーン(一番上)にノーツが流れてきます。
ゲージが溜まると超特大ダメージを敵1体に与えます!

本作にはアーケードモード・ストーリーモード等、いくつかのモードが用意されています。アーケードモードでは好きな曲を好きな難易度で自由に遊ぶことができます。ストーリーモードでは、世界がゾンビだらけになった原因を特定し、諸悪の根源を成敗することを目指して、用意された曲に1つずつ挑んでいきます。ストーリーにはイカれた住人が多数出てきますが、シナリオは薄味で盛り上がりには欠けるように感じました。

登場人物は大体見た目も中身もパンク。
世界中を旅してゾンビ達の出現の原因を突き止めます。

各曲は2~4分程度で、40曲程度収録されています。各曲には5つの難易度(ROCK, HARD ROCK, METAL, VIOLENCE, EXTREME)が用意されているため、初心者から上級者まで誰でも楽しめるようになっています。

また、エディタ機能で自分でステージを作ることもできます。既存の曲にノーツを配置するだけではなく、好きな曲をインポートすることで自分の好きな曲を使用することもできます。(自動生成機能は無いのでかなり手間がかかりますが・・・)

おすすめポイント

・忙しすぎるゾンビ退治

基本となる通常攻撃レーンも敵の進路を基に攻撃を2方向へ打ち分ける必要があります。難易度が上がるとグレネードとスナイパーが大量に出現し、沢山のノーツが流れてくるため、慣れるまではステージを完走するだけでも大変です。

また、ボス戦も用意されています。曲が終わるまでに敵の体力を削り切ることができればクリアとなります。ボスは主人公達に攻撃してくるので、プレイヤーはハンドルを操作し、敵の攻撃から回避する必要があります。曲が終わるまでにボスを倒しきれないとミスとなるので、攻撃を避けながらコンボを続ける必要があり、緊張感がたまらないです。

下側のレーンに敵が攻撃してくるので、上側のレーンに避難!

難易度が上がると16分連打をしながら攻撃を避けたりグレネードを放り投げたりと非常に忙しいです。実際にドラムを叩いているような忙しさで、目線、思考、指の全てをフルに活用する必要があります。

とても忙しいです。(連打が全然間に合ってない)

非常に忙しいですが、その分、曲を完走できた時の喜びやフルコンボできた時の喜びはたまらないものがあります。

設定の変更でノーツの流れる速さや回避や敵の有無、グレネードやスナイパーの有無を変更することができるため、初心者や音ゲーだけを楽しみたい人も楽しむことができます。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・斬新なゲーム性を楽しみたい人
ヘヴィメタが好きな人

他に例を見ない斬新なゲーム性です。ゲーム画面はやや安っぽく見えますが、根幹の音ゲー・STG部分はしっかり作られており、マッチした要素を楽しく遊ぶことができます。難易度は高いですが、テンポよくノーツを叩きながら攻撃を打ち分けたり、攻撃を避けたりする忙しさが癖になるため、変わった音ゲーを楽しみたい人にはおすすめできる作品です。

また、ヘヴィメタの曲が目白押しなので、ヘヴィメタ好きにもお勧めできる作品だと思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・一般的な音ゲーが好きな人
音ゲーが苦手な人

一般的な音ゲーでは1点に集中し、流れてくるノーツを無心でたたきますが、本作は敵の進路に併せて攻撃方向を避けたり、敵の攻撃を避けたりと視線の移動が忙しい作品なので注意が必要です。攻撃を避ける/敵を出現させないように設定から変更することは可能ですが、これらの設定を変更すると面白さも半減するので、音ゲー要素にがっつり集中したい人にはおすすめできないと思います。

また、難易度が高く、5段階中3段階目以上はかなり難しいです。ステージをクリアするだけならごり押しで何とかなることも多いですが、ノーミスクリア等を目指す場合は凄まじい連打力が求められます。

ここに注意!

画面遷移が唐突でややロードに時間がかかるため、最初にプレイしたときは焦りましたが、ゲーム自体はよくできていて感心しました。

難易度を下げるとレーンが一つしかないため、簡単な難易度で3つ(通常攻撃・グレネード・スナイパー)のレーンを楽しむ難易度の曲が少ないように感じました。

類似のゲーム

Valfaris 派手に行け!ヘビメタグロのSTG!【レビュー】
ヘヴィメタをふんだんに取り込んだグロテスクなSTG。
Rising Hell 地獄の底から駆けあがれ!【レビュー】
こちらもヘヴィメタを取り入れた硬派なジャンプアクション。
クリプト・オブ・ネクロダンサー 音ゲー+ローグライクの悪魔的フュージョン【レビュー】
ローグライク×音ゲーをモチーフにしたユニークな作品。こちらも非常に忙しく、中毒性があるのでおすすめ。

総括

異例の音ゲー×シューティング形式の作品です。ゲームシステムはやや複雑で、慣れるまでは曲の完走が難しいですが、ゲーム性は非常によくできており、慣れると次々クリアできるためクセになります。多数のヘヴィメタルな曲で構成されており、ロックなキャラクターが出現するため、変わった音ゲーを楽しみたい人、ヘヴィメタが大好きな人にはおすすめできる作品です。

癖のあるゲーム性・デザインなので、上記に当てはまらない人は動画を見るかSteamで配布されているデモをプレイしてから購入することをおすすめします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました