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Dandy Ace カードは剣よりも強し【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Dandy Ace というローグライクアクションを紹介します。魔法の鏡の中に囚われてしまった奇術師エースが、脱出を目指して戦うというスタイリッシュアクションです。1000以上の組み合わせの中からシナジーや自分のプレイスタイルに合ったアクションを探しつつ戦うことが楽しい作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトルDandy Ace
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS4
価格2,050円(Steam, Switch), 2,200円(PS4)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンルローグライク, 2D アクション
開発元 / 発売元Mad Mimic / NEOWIZ
一言(煽られても)乗らない方のエース

ストーリー

碧眼の奇術師レレは何年もの間、世間に愛されていました。彼の見事な奇術の前では泣く子さえも笑顔となりました。
しかし、新しい奇術師の台頭によりそんなレレの人気にも翳りがさします。

新しい奇術師の通り名はダンディーエース。彼は持ち前の二枚目のルックスで人々を魅了しました。

エースに嫉妬した奇術師レレは呪いの鏡に縋ります。
“魂を差し出すことで新たな世界を作る力を授けよう” と話す呪いの鏡に、レレは意を決して魂を差し出しました。呪いの鏡の魔力にて、一瞬にで鏡の中に囚われてしまったエースは、手品道具を駆使して脱出を図るのであった。

こんなゲーム

見下ろし型の2Dアクションで、主人公のダンディーエースを操り、鏡からの脱出を目指します。ローグライク形式なので、マップや出現するアイテムはランダム生成され、プレイヤーは初期装備のみ持った状態からゲームが開始します。操作は移動+4つのボタンにダッシュ攻撃や通常攻撃等を自由に割り当てることができます。それぞれの攻撃にはクールタイムが設定されているため、4種の攻撃を使い分けながら敵を倒していくこととなります。

各アクションは下記3種類の系統に分類されます。それぞれの色のカード1種類ずつ+青色か黄色をもう1枚設定することが一般的かと思います。

  • 青色のカード・・・短距離をダッシュ/ワープしつつ敵に攻撃する回避用の技。クールタイムは短め。
  • 紫色のカード・・・攻撃力は低めだが、クールタイムが非常に短い技。
  • 黄色のカード・・・一発一発は強力だがクールタイムが長めの技。

同時に多数の敵が出現するため中々忙しいです。ゲームテンポが速いです。
回避に専念しつつクールタイムが溜まり次第繰り出しています。

また、それぞれのアクションには追加のサブスロットが用意されています。サブスロットにカードを割り当てることで、各アクションに敵を押し出したり、追加でダメージを与えたり、状態異常にするという追加効果を得ることができます。状態異常は敵を一時的に行動不能にしたり、継続ダメージを与えたりと重宝します。

同じカードをセットするとより強力な効果を得ることができます。

本作は通常ステージとボスステージから構成されます。通常ステージは雑魚敵が多数出現し、ショップや新しいカードが手に入る宝箱等が配置されています。最初は特定のルートしか進むことができませんが、ダンジョン内で入手する鍵によって別のルートに進むこともできるようになります。

左から右に進み、合計9個のステージのクリアを目指します。
戦闘中に集めたお金で新しいカード(攻撃方法)や回復アイテムを購入できます。

ボスは強力な攻撃を繰り出してきますが、ややワンパターンです。回避をしっかりと決めましょう。

道中では敵を倒すことでシャードというアイテムを獲得することができます。休憩所で集めたシャードを消費することで、出現するカードのレアリティアップや使用できるポーションの増加、新しいカードのアンロック等の永続強化を行うことができます。

アップグレードは永続なのでプレイするほどクリアが容易になります。

難しい難易度に挑むほど得られるシャードの数は増加します。

また、エースは最大3つまで小物を装備することができます。小物は被ダメージを軽減、敵を倒した後一時的に攻撃力アップ、敵へ与えた状態異常の継続時間を延長する等様々な効果を持ちます。アンロックしたものの方が強い傾向にあるので、クリアできなければ新しい小物のアンロックを狙いましょう。

小物を返却することでコインを得ることもできます。

1プレイは最大1時間程度でクリア可能です。難易度はノーマル・ハード・ベリーハード・ナイトメアの4つが用意されており、ノーマルから順番にアンロックされていきます。難易度以外のその他のやりこみ要素は特にありませんでした。

おすすめポイント

・颯爽と駆け巡るスタイリッシュアクション

どの攻撃もクールタイムが短いため、次々と攻撃を繰り出すことができます。レスポンスが良く敵の攻撃を紙一重で躱したり、サクサクと敵を倒すことができるため、爽快感を得ることができます。

また、次々と強化版のカードが出現するため、ずっと同じ構成で戦うというよりはカードを次々と切り替えていくようなゲーム性です。スキル+サブカードの組み合わせが1000通り以上と膨大で、多数の組み合わせの中から自分のプレイスタイルに合った構成を探し出すことができます。大量のトランプを投げつける攻撃とサブカードによる毒を組み合わせることで、敵に多重で毒を与える等、シナジーを持つビルドを見つけることも楽しいと感じました。また、カードの強化や引き直し、購入の機会も多く目的のビルドを再現しやすい点も高評価でした。

近接攻撃で殴りこむこともできます。奇術師凄い。
ボタン長押しでチャージしてから攻撃する技や連続で繰り出す技もあります。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・スタイリッシュアクションが好きな人
アクションのシナジーやビルドを考えることが好きな人

ゲームテンポが速く矢継ぎ早に攻撃を繰り出せるため、遊んでいて楽しいです。(パッシブ効果のアイテムをどんどんと入手するようなゲーム性ではありませんが)有名ローグライクアクションの Hades に似ている作品なので、Hadesが好きな人・スタイリッシュなアクションゲームが好きな人にはおすすめできるかもしれません。

また、次々と武器の乗り換えが発生するため、何度もアクションの変更タイミングがあります。自分のプレイスタイルやシナジーを考慮して、攻略しやすいビルドを探すことが楽しい作品なので、アクションビルド形式の作品が好きな人にもおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・高難易度のアクションが苦手な人
ローグライク要素を楽しみたい人

難易度が4段階で最初はノーマルですが、ノーマルが他のゲームのハードに相当するような難しめの難易度設計であるように感じました。高難易度のアクションゲームが苦手な人にはおすすめすることができないと思います。

また、アイテムの購入・引き直しが容易で目当ての装備を毎回揃えることができます。攻略にはありがたい反面、毎回同じような立ち回りとなりがちです。敵やマップのバリエーションも少ないため、ローグライク成分ややりこみ要素を楽しみたい人にはお勧めすることができないかもしれません。

ここに注意!

中盤以降は固定ダメージを受けるトゲの床や主人公の動きが遅くなるトラップ等が多く窮屈な思いをしながら戦うこととなります。個人的にはトラップの配置が少なくてもよいのではないかと感じました。また、難易度が上がっても敵の攻撃力が上がったり、回復のタイミングが減るだけで立ち回りはあまり変わらないため、若干かさまし要素を感じました。

上記のようなギミックの配置から高難易度の場合は、敵から距離を取って遠距離攻撃を当てる方法が安定します。若干退屈かつテンポの悪い状態となってしまう点が残念でした。

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総括

見下ろし型のローグライク2Dアクションで、鏡に囚われてしまった奇術師エースが脱出を目指して戦います。スタイリッシュなアクションを自由にビルドできる点が魅力的な反面、敵やマップのバリエーションが少ない点がやや気になりました。Hadesが好きな人や高難易度アクションが好きな人にはおすすめできる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください。

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