こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Cyber Shadow という2Dアクションゲームを紹介します。昔ながらのドット絵とサウンドで構成されており、忍者龍剣伝と同じ雰囲気の作品です。全体的に硬派な作品で、やや難易度も高めですが、操作性やゲームシステムが現代チックに作られており、遊びやすい作品です。
ファミコン・スーファミ時代の骨のある 2D アクションゲームが好きな人にはお勧めの作品なので、気になった人は覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Cyber Shadow |
対応機種 | Steam, XBOX, Nintendo Switch, PS4 |
価格 | 1,980円(Switch, Steam) 1,990円(PS4) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション、メトロイドヴァニア |
開発元 / 発売元 | Aarne “MekaSkull” Hunziker / Yacht Club Games |
一言 | 題材が忍者ってだけでテンションはかなり上がりますよね。 |
ストーリー
メカシティでは “プロジェン博士”の指導の下、人造人間が大量に生産されていた。人造人間は自立した思考を持つものの、博士の管理下で労働者や警察官、家事のお手伝いまで様々な労働をこなしていた。
ある時メカシティで大爆発が起こり、ありこちで人造人間による大規模な反乱がおこり始めた。
忍者一門で最後の生き残りとなったシャドウは、爆発から命からがら脱出し、人造人間たちの暴走を食い止めるために立ち向かうのであった。
こんなゲーム
ステージクリア型のサイドビュー形式の2Dアクションゲームです。合計で 11 のステージが用意されており、各ステージのボスを倒すことで次のステージに進むことができます。
初期操作はジャンプ・移動・剣での攻撃と3つしか使用することができず、ダッシュすらありませんが、ゲームの進行と共に少しずつアクションが追加されていきます。
追加アクションは手裏剣といった遠距離攻撃や、上下方向への攻撃、2段ジャンプやダッシュの移動に関するアクションなど、様々な操作が用意されています。徐々に操作性やゲームテンポが向上していき、シャドウの人間離れした動きが次第に心地よくなります。
一部のアクションは 霊力ゲージを使用して繰り出すもの、(霊力ゲージがなくても繰り出せるが、)霊力ゲージを使用してより強力な技を繰り出すものがあります 。2D ロックマンのように敵を倒したり、アイテムが入った箱を壊すことで体力や霊力ゲージを回復するアイテムが出現します。
時間制限・残機の概念はなく、死んでもセーブポイントからやり直せます。セーブポイントの間隔は絶妙で、何度かリトライすれば自然に次のセーブポイントに進めるくらいの調整となっており、長時間同じところで止まってしまうようなことは殆どありませんでした。
セーブポイントでは必ず体力が最大まで回復しますが、貯めたお金を用いて霊力の回復、特殊武器の解放を行うことができます。解放後は同じセーブポイントであれば何度も使用可能なので、死んでしまったり、進んだ先で被弾した際に戻ってくることで再度恩恵を受けることができます。
特殊装備は強力な物が多く、主人公の攻撃と共に射撃を行うドローンや、剣の攻撃力を上げるブレード、霊力を時間で回復してくれるマシンなど様々なものがあります。道中で拾うこともあるので、探索は重要です。
ステージ内には忍者一門の同胞達が死の間際に遺した霊魂が隠されており、3つ集めると最大体力が増加します。また、霊力ゲージを増加させるアイテムもあるため、積極的に探してみましょう。一度訪れたステージにも戻れるため、クリアに詰まってしまったら、新しいアクションで新しく進めるところや、ステータスアップのアイテムが無いかを探してみてもいいかもしれません。
最初のボスはごり押しが可能ですが、中盤以降のボスは絶妙な難易度設定で苦労させられます。大体の敵は体力が半分を切ると行動パターンが変わるので、まずは敵の行動パターンをしっかり覚えて対策を建てましょう。倒したと思ったら第二形態が始まることもあるため最後まで油断しないように・・・
エンディングまでは6時間半程度で到達可能ですが、全アイテム回収やミッション要素のコンプリートを目指すとかなりの時間かかることが想定されます。(強化アイテムを取らずにクリア、3時間以内でゲームクリア等、かなり厳しそうなものが目立ちました。)クリア時にアイテム回収率、死亡回数、クリア時間が表示されるため、何度もトライできるような構成となっています。
おすすめポイント
・古き良き昔の 2D アクション
1990年代の2Dアクションを想起させる作品ですが、テンポのいい音楽、綺麗なグラフィック、十分なボリューム、難しすぎない難易度と操作性で非常に遊びやすいです。所々、エレベーターによる強制スクロールや特殊アクション等、昔のアクションにありがちな定番ネタも用意されている点も、プレイしていてうれしく感じました。
また、一本道ではなく過去のステージに立ち返り、しっかり探索することでステータスがアップし、クリアしやすくなる点も高評価でした。
中盤以降はいやらしいギミックの配置が多くなります。即死のトゲや穴、多数の敵が敷き詰められ、敵に当たるとノックバックでそのまま即死トラップに放り込まれることが多いです。繊細な操作を要求されることが多く、やや賛否両論な構成だと思いますが、後半ステージだけなので個人的にはありかと思いました。
ただ難しいだけのゲームではなくストーリーも面白いです。世界観ががっつり語られるということはありませんが、人造人間の反乱の原因やプロジェン博士の行方、主人公の使命などが次第に解き明かされていき、目を離せない展開が続きます。電脳世界や先進的なAIのロボットと忍者の組み合わせというだけでとても新鮮に感じました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・2D アクション、忍者が好きな人
古き良き2Dアクションといった感じです。難易度はやや高いものの、操作性は良好で頻繁に設置されたセーブポイントと体力・霊力の回復機能でカバーされており理不尽さや絶望感はさほど感じません。ひと昔前に遊んだゲームが正統に進化した作品なので、硬派なアクションゲーム好きにはお勧めできる作品です。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度のアクションが苦手な人
記載の通り、後半はかなり難しめの難易度です。どんなに被弾を抑えても一発の被弾の反動で即死トラップに触れてしまうことや、少しの操作ミスで台無しとなることが多いため、強い心でリトライに耐えうるプレイヤーのみ遊ぶことを推奨します。
ここに注意!
しゃがみを用いた回避・攻撃ができないのが地味に痛手だと感じました。途中から使用可能となる下方向への攻撃はジャンプが必須で、技の出が遅いので攻撃を当てにくいです。しゃがめない忍者とは・・・
また、序盤は攻撃手段に乏しくゲームテンポもスローなため、ある意味では一番きついです。敵の攻撃もゆっくりで単調ですが、こちらの手数も少ないため、単調な展開が続きます。
徐々にアクションが増えて操作性、攻撃範囲、ゲームテンポも改善されていくので、耐えましょう。
類似のゲーム
Odallus: The Dark Call・・・ゲーム性や雰囲気が酷似、こちらは元傭兵。紹介はこちら。
忍者龍剣伝・・・同じく忍者が主人公の2Dアクションゲーム。
総括
Ninja が主人公の古き良き 2D アクションです。雰囲気は昔のゲームを踏襲していますが、ボリュームは十分、シナリオと音楽もしっかりと造り込まれており、なにより操作性やゲームシステムが今風に調整されており遊びやすいです。少し硬派なアクションに触れたい人、昔ながらの 2D アクションが好きな人にはお勧めできると思うので、是非遊んでみてください!
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