こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Curse of the Dead Gods というローグライクアクションを紹介を行います。以前紹介した Hades に似たタイプの見下ろし型のアクションゲームで、スタミナや腐敗といった特徴的なシステムによりユニーク且つ高難易度に仕上がった作品です。難しいですが中毒性が高く、やみつきになってしまう作品なので気になった人は是非遊んでみてください。
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Curse of the Dead Gods |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | ¥2,480(PS4, Switch, Steam) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | ローグライク・2D アクション |
開発元 / 発売元 | Passtech Games / Focus Home Interactive |
一言 | 2021年一番クリアが大変だったゲーム暫定1位です。 |
ストーリー
無限の富、永遠の命、神の力を求めていたあなたは、底なしの穴、命とりの罠、怪物が這いまわる無限の迷宮のような呪われた寺院にたどり着く。
自らの貪欲に従えば死を迎えるだろうが、死は逃げ道とはならない。再び戦うために立ち上がれ。もう一度深みを目指せ。この地に眠る悪しき神々に抗うのだ。火を噴く彫像、爆発物、飛び出すスパイクなど、様々な種類の罠や秘密が隠された暗い洞窟のような通路で、敵の大群と戦おう。
こんなゲーム
見下ろし型のローグライクアクションです。6個の部屋とボス戦で構成される1~3個のステージをクリアすることが目標です。ローグライク形式の作品なので、ダンジョンは自動生成で作成され、プレイヤーは毎回最弱の状態からスタートします。
操作は移動・松明を掲げる・攻撃(メイン武器、2次武器、両手武器)・ローリング(回避)・パリィです。メイン武器には剣や投げナイフ、2次武器には盾や鞭や銃、両手武器にはハンマーや弓等があり、それぞれ1つずつ選んで装備します。武器毎に攻撃範囲や威力、モーションや特性などが異なるため、戦況に応じて使い分けることとなります。一定期間の間に連続で敵を倒すとコンボが繋がり、入手する金貨(お金)の量が増えるため、近距離武器・遠距離武器の使い分けは特に重要となります。
一部の攻撃やローリングはスタミナを消費し、スタミナが0になるとこれらのアクションを繰り出せなくなってしまいます。最大スタミナは5で、時間経過で回復しますが、敵の攻撃をパリィできると2回復、敵の攻撃をローリングで躱したり、敵を倒すと1回復することが特徴です。
ダンジョン内は暗いですが、主人公はいつでも松明に火を灯すことができ、備え付けの燭台に火をつけることができます。灯りの中で戦うことで攻撃力が上がる一方で、暗闇の中では敵の行動が見づらいうえに被弾時のダメージが高くなります。敵の攻撃で火が消えたり、燭台自体が壊されてしまう事もあるので、戦い中に火をつけるのか、火の回りで戦うのか、火をつけずにさっさと倒してしまうのかどうかの判断が重要となります。
プレイヤーには3つの属性パラメータがあり、それぞれを強化することで下記の恩恵を受けることができます。パラメータは後述する祭壇に捧げものをしたり遺物を装備することで強化することが可能です。
1. 体力(赤色)・・・1点につき最大体力が50アップ 2. 器用さ(青色)・・・1点につき攻撃力が2%アップ 3. 知覚(緑色)・・・1点につきアイテム発見率が5%アップ
ダンジョン内の宝箱やボス・雑魚敵から遺物という装備アイテムを入手することができ、6つまで同時に装備できます。属性パラメータのアップや被ダメージの軽減、攻撃力増加、特定タイミングでの体力回復や黄金入手など様々な恩恵を受けることができます。
各ステージでは報酬を見ながら進む部屋を決めることができます。各部屋は複数体の雑魚敵やトラップが配置されており、最奥まで到達することで次の部屋に進むことができます。
武器・遺物・属性・アップグレードの部屋を選ぶと、部屋の最奥に祭壇が配置されています。祭壇では黄金か血液を備えることで恩恵(それぞれ武器、遺物、属性パラメータ強化、手持ちの武器の強化)を受けることができます。黄金を備えるとデメリットなく恩恵を受けることができますが、血を捧げると黄金を消費しない代わりに、デメリットとして後述する腐敗ゲージが増加します。
本作の大きな特徴として腐敗ゲージという概念があります。次の部屋に進む・闇属性の攻撃を受けることで画面右下の腐敗ゲージが溜まっていきます。腐敗が100になると値が0に戻る代わりに呪いが発生して主人公にデバフが追加されます。ダメージを受けると金貨を落とす、時間経過で腐敗が溜まる、トラップの攻撃頻度が増加する、敵を倒した時に爆発するなど様々なデメリット効果が発揮されます。呪いは最大5つまで重複するため、後半に行けば行くほど厳しい戦いを強いられることとなります。
プレイヤーは祝福を3つ選んで探検に持ちこむことができます。祝福は呪いの効果を和らげたり、入手する金貨を増やしたり、周りを明るく照らしやすくする等様々な効果を持ちます。ゲームを周回することでクレジットを入手することができ、新しい加護や武器のアンロックが可能です。
一週は15~70分程度です。ラスボス撃破後には、敵の攻撃力の難易度が大幅に増加し、部屋遷移時の呪いの量が増える裏面ステージに挑めるようになります。裏面ステージでラスボスを撃破するとエンディングとなりますが、私は31時間要しました。アクションゲームが苦手な人はスタミナ無限や呪い無効といったオプションを有効化できるアシストモードが用意されているので、クリアできないと感じたら使用しても良いかもしれません。
ストーリーの掘り下げ等はほぼありませんが、図鑑から敵や世界観の説明を楽しむことができます。図鑑はアンロック形式となっており、ゲーム内でノーダメージで敵を○体倒す等をクリアすることで確認できるやりこみ要素となっています。また、デイリーチャレンジも用意されているため、シナリオ攻略後も何度も遊べる作品に仕上がっていると思います。
おすすめポイント
・常に選択を強いられるゲーム性
操作性は良好、探索要素はおまけ程度で戦闘以外の要素はストレスフリーに作られており、戦闘重視の作品となります。
難易度は高めで、何度も挑みつつゲーム性を覚えながら実力を磨くようなシステムとなっています。全ての敵に攻撃の予兆が設けられているため、攻撃モーションや敵の鳴き声に併せて回避・パリィする立ち回りが求められます。着火の有無や戦う位置の見極め、どの敵を最優先で処理するか、パリィ・ローリングのどちらで回避するか、コンボを繋げるためにどの武器を使用するか等、常に選択の連続でスリルもあるため遊んでいて楽しいです。
戦闘以外のシーンでも腐敗や金貨の管理、装備やステージ選択といった判断が重要になります。
敵を迅速に倒すために強化を行いたい。(強化を行わないとジリ貧になってしまう)
→金貨が足りないため、血を捧げて腐敗を受ける
→呪いの効果で想定外の被弾を受ける
というサイクルに常に苦しめられるとなりますが、プレイを重ねることで腕前が磨かれて、少しずつクリアできるようになるため、やり込みがいがあります。プレイスタイルに沿った攻略方法の多彩さ、上記ジレンマを実力で乗り越えつつ、困難を乗り越えた時の喜ばしさが本作の魅力だと思います。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・高難易度のアクションゲームを楽しみたい人
・実力重視のローグライクを楽しみたい人
全体的に難易度は高めで、敵の攻撃モーションを暗記しながらパリィやローリングを用いて敵の攻撃をピンポイントに回避する必要があります。腐敗ゲージ・体力・黄金の管理が非常に重要になり、アクション的にも戦術的にも中盤以降は厳しい戦いを強いられるので、骨のあるアクションゲームに挑みたい人にはおすすめできる作品となっています。
ローグライクではありますが、多少運が悪くても実力でカバーできる作品なので、実力重視のプレイヤーには向いていると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・ストーリー性を求める人
・アクションゲームの苦手な人
ストーリーやキャラクターの魅力は無いに等しいです。Hades のような世界観の掘り下げを楽しみにしている人には向いていないと思います。また、前述の通り難易度が高めなのでアクションゲームの苦手な人、忍耐力のない人には向いていないと思います。
ここに注意!
武器の種類は豊富ですが、立ち回りを劇的に変えるようなユニークなアイテムの種類は少ないです。特殊イベントなども一切なく、敵の攻撃に併せてヒット&アウェイという基本的な立ち回りはほとんど変わらないため、早々に飽きてしまう人もいるかもしれません。
裏面ステージは敵の攻撃力が非常に高く難易度が高いです。表ステージからの目新しさは無いため、諦めてしまう人も多いかもしれません。
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総括
見下ろし型のローグライク2Dアクションです。Hades のゲーム性をコアユーザー向けにし、ストーリーを取っ払ったような作品です。スタミナ管理を始めとする立ち回りが重要な戦闘と腐敗システムを用いたチキンレースが楽しい作品で、操作性とやりこみ性は抜群です。難易度は高いですが中毒性があり、繰り返しプレイしているといつの間にかクリアできる作品となっているので、2Dアクションが好きな人は是非遊んでみてください!
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