記事内に広告を含む場合があります。

クリプト・オブ・ネクロダンサー 音ゲー+ローグライクの悪魔的フュージョン【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は クリプト・オブ・ネクロダンサー(Crypt of the NecroDancer)という一風変わったリズムアクション+ローグライクのゲームを紹介していきます。 風来のシレンのようなターン制RPGなのですが、BGM のビートに合わせてターンが自動で経過することが最大の特徴です。リズムに乗りつつ敵の行動に合わせて操作することが難しいですが、不思議な中毒性があるため是非覗いてみてください。

それでは早速紹介していきます。

#本記事は DLC (AMPLIFIED) の要素も含めて記載しております。

概要

タイトルクリプト・オブ・ネクロダンサー (Crypt of the NecroDancer)
対応機種Steam, Nintendo Switch, PS4, IOS
価格1480円(Steam), 2200円(Nintendo Switch), PS4(1980円)
プレイ人数1 – 2 人
言語日本語対応
ジャンルローグライクリズムゲーム2D アクション
開発元 / 発売元Brace Yourself Games /
[Steam]Klei Entertainment
[PS4/PSVita/iOS/Switch]スパイク・チュンソフト
一言ローグライクとリズムゲームのまさかの悪魔的合体。
滅茶苦茶好みです。

ストーリー

プレイヤーキャラクターであるケイデンスが、 “ダンジョンですごいお宝を発見した” と言ったきり、2年前から行方不明になっている父を探しに行くというお話。
ストーリーはほぼあってないようなものですが、ステージクリア時にストーリーに関連したムービーが流れるため、上記前情報だけ覚えつつムービーを見ればOK!です

こんなゲーム

見下ろし型のターン制2Dローグライクです。操作は移動(攻撃)・アイテム使用(ボム・魔法・回復アイテム等)です。風来のシレンのようにダンジョンはマス目で区切られており、1ターンに1マス移動 or 攻撃できます。通常、この手のジャンルではプレイヤーが動いた後に敵が行動してターンが終了するという流れなのですが、この作品ではBGMの1ビートでターンが強制的に経過します。そのため、キャラクターを放置していると敵が近づいてきて一方的にボコされることとなります。

画面中央のキャラクターがケイデンスです。

BGMに合わせて画面下の左右両端からノーツが流れてきます。ノーツが赤色の心臓に重なるタイミングで1ターンが経過するため、そのタイミングに合わせてアクションを入力しましょう。連続でビートに乗ってアクションを繰り出すとコンボとなり、敵を倒した時に出現するお金が増えます。BGM が終わると次のステージへ強制的に移動させられるので、もたもたしないことも重要です。

ノーツが BGM に合わせて一定間隔で流れてきます。

ストーリー上では 4つの通常マップ+ボスマップで構成されたフロアを5つ攻略することが目標となります。5つのフロアを1度に攻略することも、フロア毎に挑戦することができるため、苦手なフロアを重点的に練習することが可能です。

敵の行動は2ターンに1回動く、将棋の桂馬の動きをする、直線状に突進してくる等、全て法則があります。正しく立ち回ることで全ての敵をノーダメージで倒すことができるため、敵の行動の法則を見破ることが重要です。初期武器では正面1マスが攻撃範囲ですが、正面3方向に攻撃可能な武器や正面2マスを同時に攻撃可能な武器も出現するので、積極的に落ちている装備を拾っていきましょう。

壁を壊すことができるシャベルや被ダメージを軽減する鎧といった装備もあります。

通常マップでは次のフロアに続く階段の前に、中ボスが立ちふさがります。ボスは体力が大きい上に壁を壊したり、広範囲の攻撃を繰り出してくるため厄介です。

今回の中ボスはドラゴン、見るからに強そうで体力も多いです。

集めたお金はショップで買い物に利用することができます。ショップは各通常マップに発生するため、必要なものはどんどん買い集めていきましょう。コンボボーナスを重ねないと、お金があまり貯まらないので積極的にコンボしたいところです。

黄色い壁がお店の目印。ショップオーナーの美声が好きですw

各フロアの最後には強力なボスが待ち受けています。ボスも固有の能力を持っていますが、あくまでも法則に従って動くので、攻撃パターンを特定しましょう。沢山の雑魚的に囲まれていることもあるため、焦らないことが重要です。

ワープするボスが多いので法則が分かっても攻撃を当てることが難しいことも。

また、道中で牢屋に助けられている NPC を助け出し、ダンジョン内に落ちているダイヤを使用することで、キャラクターのパラメーター強化や新アイテムのアンロックを行うことが可能です。1プレイは理論上は全フロアを通して10-15分ほどでクリア可能ですが、難易度が高いため何度も死につつトライすることになります。

おすすめポイント

・画期的なシステム

ビートと共にターンが経過するという仕様が最大の特徴です。2ターンに1度移動するという単純極まりない動作の敵も、上手くリズムに乗れないと一方的に殴られることとなります。最初は慣れないですが、敵の動きを覚えていくと徐々に深部まで進めるようになります。咄嗟の判断を迫られることが多いため、難易度は高いのですが、その分アイテムは強力なものが多く、上手くいくときはとんとん拍子でクリアできます。1プレイが短く、ステージもランダム生成のため、中毒性がありました。

また、プレイ状況は録画されており、クリア時・死亡時に再生することが可能です。失敗した際に、問題点を洗い出したりや敵の動きを確認することもできます。独自性溢れる曲も多く、ローグライクゲームとしても音ゲーとしてもクオリティは高いと感じました。

・やりこみ要素が非常に多彩

デイリーチャレンジやタイムアタック、15人のキャラクターといった要素が用意されています。コインを取ったら死亡するキャラクターや、一定ターン毎に敵を倒す必要があるキャラクター等、個性豊かなキャラクターが多く、それぞれ異なる立ち回りを求めるため新鮮です。ハードモードやデスレスモード等のモードも用意されており、やりこみ要素がかなり充実していると感じました。

1度のミスでゲームオーバーになる超上級者向けキャラも。

苦手な人や思い通りにプレイできない人はバードを使うことをおすすめします。ビートに縛られず行動が可能で、考えて移動・攻撃を行うことができるので、敵の行動やゲーム性を覚えるために役立ちます。

こちらは初心者向けのキャラ

マルチプレイに対応

まさかのローカルマルチプレイに対応しており、友達と一緒にダンジョンに潜ることが可能です。リズムに乗りつつ、連携する必要があるので、更にカオスになります。1人プレイとはまた違った楽しさがあるので、是非協力プレイも遊んでみてください。

リズムゲーだからこそできる、ターン制ローグライクの Coop プレイ

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・ターン制ローグライク好きの人

風来のシレンやトルネコの大冒険等、ターン制ローグライクを普段から遊んでいる人ほど、このゲームの面白さにハマると思います。じっくり考えることができないので、”はいっ、はいっ、はいっ、あぁーっ!!”となること間違いないです。やりこみ要素も十分なので、極めがいもあると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・試行錯誤やパターンを覚えることが苦手な人

基本的に死に覚えゲーなので、クリアにはある程度回数をこなす必要があります。強いアイテムが引ければある程度ごり押しすることも可能ですが、しっかり考えないとすぐにライフを失ってしまいます。そのため、敵の法則を覚えることが苦手な人や根気がない人にはおすすめできないと思います。

一応、エントランスには各ゾーンに出てくる敵とのタイマンモードや武器を好きに使ってできるトレーニングモードも用意されております。リトライもサクサクできるので、何度も死んでシステムや立ち回りを覚えていきましょう。

初心者向けの機能も多彩

ここに注意!

風来のシレンやトルネコと違い、1ゲームが非常に短いです。キャラクターや装備を育てるという概念はないので、その点だけは注意が必要です。

PS4 の場合は体験版をダウンロードできるので、悩んでいる方は体験版を遊んでから購入しましょう。

類似のゲーム

ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説
・・・まさかの本作とゼルダの伝説とのコラボ作品、紹介はこちら

片道勇者・・・制限付き(強制スクロール)のターン制ローグライクという観点でのゲーム。こちらも後ほど記載予定。

総括

リズムゲー×ローグライクという異例の組み合わせが超絶マッチし、非常に面白い作品となっています。死にゲーですがやりこみ要素は豊富で、リトライもしやすいため、気づけば何度もプレイしてしまう作品となっています。ローグライク好きにはたまらない作品となっているため、気になった人は是非プレイしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました