こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Creaks というパズルゲームについて紹介します。Machinariumや samorost でお馴染みの Amanita Design 発のパズルゲームです。ストーリー・グラフィックが非常に凝っていてプレイのしがいが十分にありますが、これまでとは違ったホラー寄りの作品で、ポイント&クリックの謎解きゲームではないのでその点はご注意ください!
それでは早速紹介していきます!
概要
タイトル | Creaks |
対応機種 | Steam, Nintendo Switch, PS4, IOS |
価格 | 2,200円(Steam, Switch, PS4), Apple Arcade 特典(IOS) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | パズルゲーム・ホラーゲーム |
開発元 / 発売元 | Amanita Design / Amanita Design |
一言 | 懐中電灯さえあれば、、、 |
ストーリー
電灯の調子が悪い。
そろそろ寿命かな?新しい電球を買ってこないと、と思い始めたとき、地面が揺れ、電球が破裂した。
さっきからきしみ音も鳴り止まない。
振動で剥がれた壁紙の下に、あるはずのない穴を見つけた。
部屋の壁の裏側でなにか尋常じゃないことが起きているようだ。
とても気になるけど、探索グッズなんて持ってない。
僕にあるのはほんの少しの勇気とユーモアくらいだ。
それでもこの穴が僕を呼んでいるように思えて、懐中電灯一つを手に、穴をくぐった。
(Nintendo Storeより抜粋)
こんなゲーム
サイドビュー形式のパズル×ホラーゲームです。主人公の少年を操り、謎の建造物を探索します。本編はパズル毎にシーンが分かれており、合計50以上のシーンをクリアすることが目標となります。主人公の部屋と超巨大建造物は下記の画像の赤丸部分(梯子)繋がっており、謎の建造物を下へ下へと探索していきます。
主人公の少年はいたって普通の人間で、移動、梯子を上る、ものやスイッチを押す程度の行動しかできません。一方で、この世界には謎の怪物がたくさん生息します。主人公を見つけると襲い掛かってくるもの、特定の法則で動くものが存在するため、これらを避けながら部屋を進んでいくこととなります。
また、怪物に直接光を当てると何故か家具に変化します。家具の状態では怪物に触れることができ、床のスイッチを起動するための重りにしたり、梯子に登るための足場にしたりすることができます。上手く怪物を誘導したり、怪物同士の特徴を組み合わせて次の部屋に進むためのパズルを解いていきます。
下記は変化のビフォーアフターの画像です。
魔物に追いつかれたり、近づきすぎると怪物に襲われてしまいミスとなります。残機等の概念はなく、ミスした場合はシーンの初めから再開となります。パズル毎にシーンが分けられており、進行度ががっつり戻ることは無いのでそこはご安心ください。
収集要素として建造物の中には絵画が配置されています。集めてもストーリーには影響がありませんが、発見することで実績をアンロックすることができます。中にはインタラクティブな絵画も用意されており、ミニゲームで遊ぶことが可能です。
ゲーム全体としては非常にシンプルな一本道の構成です。タイミングよくボタンを押すようなアクション要素はほぼ介入せず、100%パズル要素がメインの作品です。パズルは理不尽・複雑なものはなく、解けるときは数分、悩んでも 5~15分程度で解けるものが殆どでした。ヒントが一切ないため、どうしても詰まってしまったら外部サイト等を活用しましょう。
私は一部ヒントを調べつつ攻略し、エンディングまで7時間程度要しました。
おすすめポイント
・良質なグラフィック / サウンド / ストーリー
とにかくグラフィックのクオリティが素晴らしいです。沢山のオブジェクトが細かく描き込まれており、主人公の動きに合わせて背景の細かいオブジェも動くことも多いため、(少し不気味ですが)探索しているだけで楽しめます。BGMについてもパズル中は落ち着いた音楽が流れる一方、シーンに併せて壮大な曲が流れたり、緊張感のある曲が流れたりと盛り上がります。
本作では正体不明の建造物を探索することとなりますが、シーンを進めることで少しずつ謎が明らかになっていきます。最初は怖い雰囲気ですが、綺麗なグラフィックや謎の生き物の出現によって好奇心が大きくくすぐられます。早くストーリーを解いて次に何が起こるのかを確かめたい!という気持ちにさせてくれるところが良い点だと感じました。
また、ストーリーが進むにつれ建造物や主人公に愛着が湧くようになる点、良質なサウンドが心地よく、パズルに集中しやすい雰囲気が作られている点も高評価でした。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・雰囲気ゲーが好きな人
グラフィック・音楽・世界観は非常に素晴らしいものがあり、これだけでも遊ぶ価値があると思います。綺麗なグラフィックが好きな方、練り込まれた世界観が好きな人にはおすすめできる作品だと思います。また、過去作の雰囲気が好きな方にも向いていると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・ユニークなパズルを楽しみたい人
パズル自体の面白さは正直微妙だと感じました。ギミックや敵の種類が少なく、同じようなパズルを延々と解くこととなるため、グラフィックや BGM よりもゲーム性重視という人には向いていないかもしれません。
ここに注意!
ホラータグを追加していますが、怖い要素やグロテスク要素はほどんどないので、その点についてはご安心ください。
敵の特性を活かして進んでいくタイプの謎解きゲームで、Samorost や Machinarium のポイント&クリックの謎解きゲームとは全然別のジャンルなのでそこはお気を付けください。
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総括
サイドビュー形式のパズルゲームです。パズル自体の面白さ・新鮮味は少し欠けているように感じましたが、グラフィック・BGM・世界観は目を見張る素晴らしさでした。先が見えない展開が続きますが、最後には綺麗に締められるので、綺麗な映像が好きな人は勿論、雰囲気ゲーやストーリー重視の作品が好きな人にもおすすめできる作品だと思います。
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