こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Colt Canyon というローグライク×2D アクションの紹介を行います。攫われてしまった相棒を助けるため、ガンマンが追っ手を跳ね除けつつ荒野を駆けるガンアクションです。見た目通りの硬派なアクションが特徴の作品なので、2D アクションに腕前に自信がある人は是非ご確認ください。
それでは早速紹介していきます。
#血が沢山出ますが、設定から無効化することができます。

概要
タイトル | Colt Canyon |
対応機種 | Steam |
価格 | 1,520円 |
プレイ人数 | 1-2人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション・ローグライク・2D シューティング |
開発元 / 発売元 | Retrific / Headup |
一言 | 仲間を助けに行くのに持っていく弾丸が10発未満って、戦いを舐めてるのかと問い詰めたい。 |
ストーリー
Colt Canyonは、カウボーイを始めとした多数のアンロック可能キャラクターを操って、無慈悲な悪党にさらわれた相棒を助けに向かう2Dピクセルアート・シューターゲーム。愛用の銃とTNTを携えて、秘密のお宝や武器、障害物、血に飢えた下衆野郎たちのひしめく峡谷を駆け抜けろ!
こんなゲーム
サイドビュー形式の 2D アクションです。主人公のガンマンを操り、3(+α)つのステージをクリアして、囚われた仲間を救出します。操作はツインスティックシューティング(左スティックで移動、右スティックで360°照準合わせ)・攻撃(発砲・近接攻撃)・武器の切り替え・ローリング(回避)・リロード・ダイナマイト投擲です。
各ステージは3つの通常エリアとボスエリアから構成されています。ローグライク形式なので、ステージはランダムで生成され、プレイヤーは毎回最弱の状態からゲームが開始します。
通常エリアでは敵を倒しながら右へ右へと進んでいきます。敵はプレイヤーが近づいたり、発砲音を聞きつけると襲い掛かってきます。全ての敵を倒す必要はないので、物音を立てない / 見つからないようにしながら先に進むことも可能です。

道中では敵を倒したり宝箱から新たな武器を入手することがあります。クワやビンといった近接武器は強力かつ銃弾は不要ですが、武器に耐久力があり、しばらく使っていると壊れてしまいます。銃は耐久力が無く、最初から最後まで同じものを使い続けることができますが、発砲には対応した弾丸を消費します。ハンドガンであれば通常弾、弓や石弓であれば矢、ショットガンであれば重弾が必要となり、銃弾が無くなれば威力の弱い近接攻撃で戦うこととなります。


各通常エリアには人質が磔にされており、救助を待っています。周りの敵を倒して、自由にしてあげるとお礼としてアップグレードを付与してくれます。所持できる銃弾数の増加や爆発ダメージの無効化、リロード速度アップといった効果があるため、見つけたら必ず助けましょう。

アップグレードには「人質を仲間にする」という効果も出現し、武器を渡すことで人質が自動で敵を攻撃してくれます。人質をその場にとどまらせたり、敵につっませたりとプレイヤーが人質の行動を自由に操ることができるので、使い勝手がよくおすすめです。

道中ではショップが出現します。体力や銃弾を店主に渡すことで回復アイテムや銃、弾丸を購入することができます。時たまアップグレードがラインナップに並ぶこともあるため、使わない系統の弾丸もとりあえず拾っておくとよいと思います。

3つの通常エリアをクリアするとボスエリアに進みます。ボス戦は広めのマップでの戦闘となり、勝利すると次のステージに進むことができます。どのボスも強力ですが、行動パターンがワンパターンなので慣れると簡単です。

キャラクターは全部で10種類で、進行状況に合わせてアンロックされていきます。キャラクター毎にステータスや特性が異なるため、プレイスタイルに併せて自由に選択することができます。また、ロードアウト(初期武器)もキャラクター毎に12種類ずつ用意されており、ゲームの進行に合わせてアンロックされるため、ゲームをプレイする程より有利にゲームを進めることができるようになります。

クリアまでは1周最短 40 分 ~ 最長 120 分とやや長めです。やりこみ要素として近接攻撃でのみボスを倒す、20分以内にラスボスの元に辿り着くといったミッションやループ要素が用意されています。

おすすめポイント
・シンプルなガンアクション
ローグライク形式の作品ではありますが、ゲームレベルを劇的に変更してしまうような武器やアップグレードは存在しないため、運による振れ幅は小さく、実力重視の作品に仕上がっています。数多くのキャラクターや初期装備による組み合わせによって、ステルスからの闇討ちを繰り返したり、助けた捕虜で徒党を組んだり、近接武器に特化した戦いをしたりとプレイスタイルに併せて様々な楽しみ方で遊ぶことができます。
ゲームのビジュアルは落ちている弾薬やトラップが見づらい部分もありますが、西部劇でお馴染みのタンブルウィード(転がる草)が平地を駆け巡っていたり、敵も味方もカウボーイハットをかぶっていたりと、ウェスタンな世界観が満載で楽しめました。ローリングや攻撃のモーション、敵の移動速度が速く、ハイテンポな戦いを楽しむことができますし、銃の発砲音と共に、敵が盛大に血をまき散らして倒れていくので、爽快感もありました。
・2人協力プレイに対応
本作は2人協力プレイに対応しており、Steam では Remote Play Together にも対応しています。使用する弾薬は共用ですが、2人で持ち運びできる弾薬数が増加し、死んでしまっても仲間を復活させることができるので、2人でプレイする方が難易度は下がると感じました。1人でクリアできない場合は2人でクリアを目指してもよいかもしれません。

このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・西部劇が好きな人
・硬派なアクションゲームが好きな人
西部開拓時代に銃を携えたガンマンが大暴れする作品なので、西部劇が好きな人にはお勧めすることができると思います。またハイテンポかつ実力重視のゲーム性なため、難易度が高いローグライクアクションゲームが好きな人にもお勧めすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度アクションが苦手な人
・銃を撃ちまくりたい人
発売から2年近く経過しますが、Steam のクリア到達率は 2.7 % とかなり低めです。初期装備のアップグレードは用意されていますが、パラメーターの強化や救済要素はなく、自身の腕前と経験がものをいう作品なので、高難易度のアクションが苦手な人にはお勧めすることができないと思います。また、一度に獲得できる銃弾の数が少ないため、攻撃を外さないように注意を払う必要があります。運が悪い場合は、目当ての系統の銃弾が手に入り辛いこともあるので、何も考えずに銃を乱射したい人やチマチマ戦いたくない人にはお勧めできないと思います。
ここに注意!
個人的には下記の5点がイマイチなポイントだと感じました。
・初期装備の銃弾が少ない点
・ワンプレイがやや長いのに中断ができない点
・ダメージ床および触れるとダメージを受ける植物が背景に紛れやすい点
・武器のステータスを見ることができない点
・終盤がやや間延びしており、ステージクリアの演出もあっけない点
類似のゲーム
Enter The Gungeons・・・銃をモチーフにしたローグライク2Dアクション。超お勧めの作品。紹介はこちら。
総括
見下ろし型のローグライク×2D アクションで荒野のガンマンを操り、囚われた仲間を救い出します。ウェスタンな世界観を意識したアジのあるビジュアルや実力重視かつハイテンポなアクションは高評価でした。一方で、常について回る弾薬不足や終盤の間延び部分が賛否両論点であるように感じました。難易度は高めですが、複数のキャラクター・ミッションにより長時間楽しめる作品に仕上がっているので、気になった人は是非遊んでみてください!
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