こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は コーヒートークというノベルゲームを紹介します。喫茶店のマスターとなり、注文を受けたドリンクを提供しながらお客の話に耳を傾ける作品です。エルフなど、人間以外の種族も住む特徴的な世界の中で、心地よい物語に浸ることができる温かみのある作品なので、気になった人は是非覗いてみてください。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | コーヒートーク(Coffee Talk) |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch |
価格 | 1,320円(PC), 1,600円(PS4, Switch) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | ノベルゲーム |
開発元 / 発売元 | Toge Productions, Toge Productions |
一言 | 脱サラして喫茶店経営は誰もが憧れるロマンですね。 |
ストーリー
“CoffeeTalkは、人々の悩みを聞きながら、手持ちの材料を用いてその人達の心を癒す暖かい飲み物を提供するゲームです。このゲームが描く人々の生活の中には、ただの人とは違うキャラクターもいます。 エルフとサキュバスのドラマチックなラブストーリーから、人間を理解しよう試みる宇宙人、他にも多様な別世界のシアトルの住人達の物語に入り込めば、現代の読者達は彼らの世界に大いに共鳴するでしょう。(Steam Store より抜粋)
こんなゲーム
1人称視点のノベルゲームでシアトルの喫茶店Coffee Talkのマスターであるバリスタとなり、店を訪れるお客にコーヒーを提供します。操作はクリックのみで会話を読み進めながら、お客から入った注文のドリンクを提供します。
注文が入るとベースの飲み物と複数の素材を組み合わせてドリンクを作成・提供します。ベースと素材を選択するだけで完成しますが、注文を無視して好きなドリンクを渡すことも可能です。
中盤以降は常連客が曖昧な注文を出してくることもあります。お客の好みを思い出したり、お客の状況にあった一杯を提供することができるか、マスターとしての腕前が問われます。終盤は提供するドリンクによってエンディングが分岐するため、しっかりとマスターを演じきりましょう。
ストーリー完了までは4時間程度で、一部シナリオが変化した2周目も楽しむことができます。ひたすらドリンクを提供し続けるフリーモードやラテアートのシステムもありますが、やり込み要素は特にありません。
おすすめポイント
・非日常の中に紛れる日常
舞台は2020年のシアトルですが、エルフや人狼、ネコ娘など様々な種族が登場する変わった世界観です。ただし、ハチャメチャな世界観という訳でもなく、現実世界に少しだけアレンジが加わったようなテイストで、読み進めるとスッと理解できる読みやすい文章・内容となっています。
異種族間での揉め事といった独自のテーマや、現実世界でもあるあるな仕事・家族の話などバラエティに富んだ物語が面白おかしく描写されています。常連達はいずれもクセが強いですが、現実の私達と同じように悩みや葛藤を抱えており、ココアのようにほろ甘い恋愛話や、コーヒーのようにちょっぴりビターなヒューマンドラマを楽しむことができます。日本語訳も良好で、落ち着いた雰囲気と作中の雨音が心地良く、コーヒーの相方として最良のサウンドノベルでした。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・落ち着きたい気分の人
・人との会話が好きな人
急展開を迎えるシーンもありますが、基本的にのんびりと読み進めることができるような柔らかいストーリーです。ホットドリンク片手に読書気分で楽しむことができる作品なので、のんびり落ち着きたい人にはおすすめすることができると思います。
また、個性豊かな常連との会話・常連同士での会話を楽しむ作品です。人と話したり、色々な人から話を聞くことが好きな人にはおすすめすることができると思います。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・コストパフォーマンスを求める人
・ゲーム性を求める人
1周4時間程度とノベルゲームにしてはボリュームは少ないです。2週目クリアまでが前提の作品ではあるものの、2週目の大半は1周目と同じ流れで、やりこみ要素もないので、コスパ重視の人にはおすすめすることはできないと思います。
また、ドリンクの提供はポチポチクリックするだけなのでおまけ程度です。ほぼ作業ゲーなので、ゲーム性を求める人にもおすすめできないと思います。
ここに注意!
ボリュームが短い分、それぞれのキャラクターに対する掘り下げが若干足りていないようにも感じました。
類似のゲーム
総括
喫茶店のマスターとなり、店を訪れる客人達にコーヒーを入れながら話を聞くノベルゲームです。人狼やエルフが暮らす不思議な世界観ですが、現実でもありがちなヒューマンドラマにゆっくりと浸ることができました。ゲーム性は皆無ですが、コーヒーの相方に相応しいほっこりするノベル作品なので、気になった人は是非遊んでみてください。
コメント