こんにちは、ちゃぶ台です。
今回はハイスピードローグライクアクションの Caveblazers を紹介します。サイドビュー形式のアクションで洞窟の最奥を目指して、敵を倒していくのですが、敵もプレイヤーも移動・攻撃が非常に早く、スピード感があります。隠し部屋やアイテム合成、未識別のアイテムといった要素により、ローグライク色が強いため、何度も遊べる内容に仕上がっているのでおすすめの作品です。
クリアの様子をYouTubeに投稿してみたので、気になった方は覗いてみてください。こちらです
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Caveblazers |
対応機種 | Nintendo Switch, Steam #Switch 版には Steam 版の DLC が含まれています。 |
価格 | 1680円(Nintendo Switch)/ 980 円(Steam) |
プレイ人数 | 1~2人(マルチプレイ対応) |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | 2D アクション、ローグライク |
開発元 / 発売元 | Deadpan Games / The Yogscast |
一言 | 恐ろしく速い敵の襲撃を見逃すな! |
ストーリー
ストーリーはほとんどありません。モンスターがひしめき合う洞窟に主人公がやってきて踏破を目指すというものです。洞窟の入り口で “死ぬぞ!行くな!”とおじいさんに止められますが、制止を振り切って洞窟に踏み込みます。
#そして案の定死ぬこととが多いです。。。
こんなゲーム
サイドビュー形式の2Dアクションです。プレイヤーは自動生成される洞窟に潜り、5(+α)つのフロアを攻略します。1つのフロアは2つのステージと1つのボス部屋で構成されています。道中でアイテムを使ったり、加護を入手することで攻撃力や最大HP等のステータスを強化することが可能ですが、ローグライク形式なので、次回プレイ開始時には最初の値に戻ってしまいます。1回のプレイは最大1時間強くらいです。
操作はジャンプ(壁ジャンプ)・近距離攻撃・遠距離攻撃・魔法・消費アイテムと複雑です。近距離攻撃は剣での攻撃、遠距離攻撃は 360°に矢を放つことができます。(弾数制限等はありません。)
見た目のドット絵の粗さから想像がつかないほど、敵は主人公を見つけると高速で襲い掛かってきます。近づかれる前に遠距離攻撃や魔法で倒すのか、近づいて一気に近距離で仕留めるのかを都度判断する必要があります。
ダンジョン内には加護と呼ばれる強化アイテムが落ちています。パッシブで発揮されるスキルとなり、強力なものが多いので攻略の要になります。攻撃に毒や炎属性を付与する、特定の行動をすると体力が回復する、遠距離攻撃が敵を貫通したり壁で跳ね返るなど効果は様々です。
また、ダンジョンに入る前にステータスの傾向や初期アイテム・装備のボーナスを決めることができます。近距離攻撃が強くなるが、遠距離攻撃が弱くなるというようにメリットデメリットが存在します。かなりユニークな効果で立ち回りがガラッと変わるようなボーナスもあり、何度も遊べるように設定されています。プレイを重ねることでより強力なボーナスがアンロックされるので、沢山遊んでみましょう。
ボスは複数体用意されており、各フロアの最後でランダムに出現します。どの敵も強敵ですが、倒すことで祝福や回復アイテムをドロップしてくれます。基本は長時間耐久する必要がありますが、強化が順調だと10秒以内に倒せてしまうこともあります。
おすすめポイント
・ローグライク要素の強いゲーム性
未識別状態で飲むまで効果がわからないポーションや、同じアイテムを合成することで強化ができる祭壇、イベントが発生する隠し部屋等、ローグライクを盛り上げるための要素がてんこ盛りです。キャラクターの強化幅も、運が悪いときは攻略にかなり苦労するレベル、滅茶苦茶いいときはかなり無双できる(けど気を抜くと死んでしまう)レベルとかなりいい感じに設計されています。
同じ装備を 2 つゲットしたときに合成してより強力にできるという仕様上、強い装備は装備していなくても保持したいという心理が働くため、アイテムの取捨選択も後半はきつくなってきます。アイテム管理の駆け引きも面白いところだと思います。
・チャレンジやジャーナルが豊富
チャレンジでは多くの達成事項が用意されており、クリアすることで新しいボーナスや加護等がアンロックされます。強力なものも多いので、クリア可能そうであればどんどん狙っていきたいところです。
ジャーナルは発見した敵やボスのステータス、アイテムや加護の効果といった説明を見ることができます。見ているだけでも楽しめます。
更にはダンジョン内の隠しフロア部屋で入手することができるレリックを有効化することで、ダンジョン自体に特殊効果を付与することができます。与ダメージと被ダメージを増加させるもの、時間経過で各フロアの探索範囲が狭まっていくもの等、全体的に難易度が増加します。5つ全てのレリックを有効化してクリアすると、通常とは異なるルートに進むことができますが、めっちゃくちゃ難しいです。腕に自信のある方は全レリック有効化でのクリアを目指してみてください。
・マルチプレイ対応
本ゲームは2Pでのローカル協力プレイに対応しており、画面分割で一緒に洞窟を探索することができます。(Steam版であればRemote Play Togetherも可能です)お金だけ共有で装備や体力、アイテムなどは独立しています。プレイスタイルが大雑把に魔法・近距離・遠距離とあるので、1Pは遠距離担当、2Pは近距離担当といった感じで分担して、装備を分配すると上手く回ります。
全滅しない限りはゲームオーバーとならず、片方が死んでしまっても特定のアイテムを使ったり、(一部のアイテムをロストしますが、)次のマップに進むことで復活することが可能なので、1人でクリアできないときは2人でトライしてみるのもありだと思います。
また、画面分割を縦分割・横分割・ダイナミック分割(2人の位置に合わせて分割)が選べるところもすごく便利だと思いました。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・ローグライクアクションが好きな人
・やや難しめの 2D アクションゲームが好きな人
前述の通り、ローグライク要素が強めの作品です。”アイテム合成” や “未識別のポーション” 等、ローグライク好きにはたまらない要素が含まれています。運が良いときにはイケイケで進むことができ、運が悪くても実力で打開できるいい難易度になっています。中々繊細な操作を要求され、予期せず足場から落ちたり、あまり激しくない攻撃も当たってしまうことがあり、慣れるまでは苦労します。その分、上手く進んでいるときや強いアイテムや加護を引けたときの高揚感はかなりのものです。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・ドット絵が好きではない人、キャラクター性を求める人
・高難易度のアクションが苦手な人
最近のゲームにしては珍しくゴリゴリのドット絵です。かなり粗目のドット絵で、ストーリーやチャームポイントは全くないため、正直主人公に愛着は一切湧きません。
ストーリー性やキャラクターの活躍を求めている人には向かないかと思います。
また、ゲームテンポが非常に早く、ゲームバランスはやや大味です。高難易度アクションが苦手な人にもおすすめすることはできないと思います。
ここに注意!
初期設定では出血効果が有効になっていますが、オプションから無効にすることも可能です。滅茶苦茶グロイ表現は出てこないですが、血がダメな人はオフにしてプレイしましょう。
また、ステージギミックの棘のダメージが恐ろしいです。(通常、最大 HP が100に対して、上から落ちてしまうと80ダメージ)どんなに調子が良くても一発KOの危険があるので、常に油断しないようにしましょう。
また、マップ上に落ちている加護には説明文がないため、効果を覚えていない場合は都度、ジャーナルを開く必要があるという点が少しめんどくさく感じました。
類似のゲーム
Noita ・・・こちらは遠距離攻撃がメインですが、パッシブアイテム等の仕様やゲームテンポ、ドットの雰囲気は似ていると思います。いずれ紹介予定。
総括
見た目は決して綺麗とは言えないドット絵の作品でありながら、ランダム性、アクション性、やりこみ度はとても高い作品だと思います。難しいですが強い武器が強化できた時や強い加護を引けた時、ボスを倒せた時など、様々なタイミングで楽しさを感じることができます。若干ハードルは高いですが、2人でも遊べるゲームなので是非2人でもトライしてみてください。
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