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洞窟物語 失った記憶を求めて洞窟探索!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は 洞窟物語 という有名フリーゲームを紹介します。フリーゲームにも拘わらず、非常にクオリティが高く、様々なプラットフォームに移植されている2Dアクションの作品です。ストーリー、ゲーム性、やりこみ要素のどれをとっても申し分のない良作なので、未プレイの方は是非遊んでみてください!
#本稿は “洞窟物語+” のスクリーンショットを用いています。
#グラフィックと音楽のリマスター、ボスラッシュ等の追加モード等が追加されていますが、
#内容はほぼ “洞窟物語” と同じです。

それでは早速紹介していきます。

概要

タイトル洞窟物語(Cave Story) / 洞窟物語+(Cave Story+)
対応機種Windows
洞窟物語+ (Steam, Nintendo Switch)
価格洞窟物語(フリーゲーム)
洞窟物語+ 1,480円(Steam), 4,070円(Switch)
プレイ人数1人
(Nintendo Switch版のみ1-2人)
言語日本語対応
(Steam版のみ日本語非対応)
ジャンル2D アクション2D シューティング
開発元 / 発売元Pikii / Pikii(洞窟物語)
一言プレイ後に気づいたのですが、スクリーンショットの色おかしいような。
帽子って赤色だったよね・・・?

ストーリー

暗い洞窟の中で突如覚醒した主人公。古ぼけた銃を手にし迷ううち、「ミミガー」と呼ばれる種族の村にたどり着く。村は「ドクター」と呼ばれる人間と、その配下の脅威にさらされ、ミミガーたちが次々と拉致されていた。そんな中、主人公の前へ、ミミガーの「スー」を探してドクターの配下が現れる。そして、「スー」と間違え「トロ子」を連行していった。

主人公は、スーがかくまわれていたという「アーサーの家」へとたどり着く。そこには「転送装置」があった。主人公は、転送装置による冒険を続け、スーの兄「カズマ」や「ブースター博士」と出会う。彼らによれば「ドクター」は戦争を始めるために赤い花を集めているという。ドクターとは何者なのか、そしてさらわれたミミガーは何処へいったのか。主人公は脱出手段を、そして失われた己の記憶を求めて、洞窟をさまよう。

Wikipedia より抜粋

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションです。記憶をなくした主人公を操り、記憶を取り戻すために、成り行きで洞窟を探索します。操作は移動・ジャンプ・攻撃(上下左右)・武器切り替えと非常にシンプルです。見た目は古めかしい作品ですが、空中の制動やアクションの繰り出しのレスポンスもよく、操作性は良好です。

本作には5(+α)のステージが用意されており、ストーリーの進行と共に拠点のワープポイントから各ステージに移動し、探索します。依頼されたアイテムを回収したり、ボスを倒すことでストーリーが進行し、少しずつ失われた主人公の記憶が明らかになっていきます。

テレポーターで色々な洞窟にひとっとび。

戦闘では敵を倒した時に出現する黄色い欠片を回収することでエネルギーゲージが溜まり、ゲージが溜まりきると武器が3段階までレベルアップします。レベルが上がる毎に目に見えてダメージが上がりますが、敵の攻撃を受けるとエネルギーゲージが減少し、レベルダウンしてしまうため、ゴリ押ししにくい仕組みとなっています。

初期武器の場合、レベルが1つ上がると攻撃力が倍になります。

武器は弾数が無限のもの、強力だが弾数が有限で敵を倒して補充する必要があるもの、地上をバウンドするもの等、様々なタイプがあります。どれも遠距離攻撃ですが、攻撃力や弾道、射程や効果時間に違いがあるため上手く差別化できています。

ミサイルは高火力で爆風にも攻撃判定があるものの、弾切れの恐れがある。

道中にはミサイルの所持数アップや体力最大値アップ等のアイテムも隠されています。ある程度体力を強化しておかないとボス戦がきついため、色々な所を探索しておきましょう。

よく見ると銃で壊せる壁や通り抜けられる壁が配置されています。

ボス戦も多数用意されています。攻撃パターンはあまり複雑ではありませんが、ゲームシステム上被弾すると少しずつ不利になっていくため、緊張感のある戦いを堪能できます。

雑魚敵や障害物を生成するボスが多めです。

本作はマルチエンディング制で、難易度は3段階から選ぶことができます。エンディングまでは1週で3-6時間程度、慣れたら1時間強で到達可能です。

おすすめポイント

・フリーゲームと思えない高クオリティの作品

アクション要素、シナリオのどちらも素晴らしいです。

被弾すると攻撃力が下がるという武器の成長システムにより、ごり押しが効かないため、雑魚敵戦・ボス戦の双方で緊迫感があります。レベルダウンすると目に見えて攻撃力が下がりますが、ボス戦中でも召喚される雑魚敵などを倒すことで武器のレベルを上げることもできるため、持ち直しを狙うことも可能です。武器によって有利不利が大きく異なるため、戦況にあった武器を探すことも楽しい作品です。

ボス戦中もハートや黄色い欠片を集めることができます。

シナリオはヘビーなシーンもありますが、基本的に温かみのある王道ストーリーです。ほぼ一本道ですが、少しずつ秘密が明らかになり、最後に全ての謎が解き明かされて、複数の点が1つの線で繋がった時の納得感はたまらないです。一方で、細部まで語られるわけではなく、プレイヤーが空想する余地も残されているので、エンディング後も気持ちよく振り返り、考察することができました。

また、本作には3つのエンディングが用意されており、プレイヤーの行動に応じて分岐します。一周が短めでアクション要素が楽しいため、気軽に2週目3週目にトライできる点も特徴です。特に最も望ましいエンドは到達がかなり難しい分、辿り着いた時の達成感や感動はたまらないです。

隠し武器や隠されたメッセージも多数あるため、探索のし甲斐があり、遊ぶたびに新たな発見がある点も魅力的でした。

IKIDOMARY!!残念。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・フリーゲームを探している人
2D アクションゲームが好きな人

シンプルなゲーム性ながら、公開から時間が経った今でも楽しむことができる作品です。特にアクション性のゲームバランスは絶妙で、常に緊張感のある戦いを楽しむことができます。フリーゲームとは思えないクオリティのため、フリーゲーム・2D アクションが好きな人は是非遊んでみてください!

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・謎解き成分を求める人

Best エンドに辿り着くには謎解き要素も必須ですが、アクション要素の色が強く、全体的には謎解き成分はかなり少なめです。武器を使ったパズルや謎解きなどもほとんど出てこないので、謎解き要素を求めている人には向いていない作品だと思います。

ここに注意!

3つ目の(Best)エンディングはアクション的にも謎解き的にも到達するのがとても難しいです。どうしてもわからなければ調べてみるほうがいいと思います。また、アクションゲームが苦手な人は滅茶苦茶苦労すると思います。

類似のゲーム

いかちゃん・・・Pikii が開発したアクションゲーム。本作での友情出演もあり。
ケロブラスター・・・こちらも Pikii が開発した2Dアクションシューティング。いずれ紹介予定。

総括

昔ながらのサイドビュー形式の2Dアクションです。シンプルなゲーム性ながら、ゲームバランス、シナリオ、BGMや隠し要素の全てが高クオリティです。公開から時間が経った現在から遊んでも十二分に楽しめるため、未プレイの方は是非遊んでみてください。

2人プレイを楽しみたい、PCを持っていない場合はSwitch版、それ以外の場合はフリーゲーム版を入手することをおすすめします。

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