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Bug Fables スーパーペーパーバグズストーリー!【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Bug Fables ~ムシたちとえいえんの若木~ という RPG の紹介を行います。マリオストーリー・ペーパーマリオRPGのシステムを色濃くリスペクトした超大作です。ボリュームは十分で、全体的にクオリティが高く、かなりおすすめできる作品なので、気になった人は覗いてみてください!

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルBug Fables ~ムシたちとえいえんの若木~
対応機種PC, Nintendo Switch, PS4
価格2,050円(Steam) 2,750円(Switch, PS4)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル3D アクション, RPG
開発元 / 発売元Moonsprout Games / DANGEN Entertainment
一言ち  だ お な い ぱ
ゃ  も も い い く
ぶ  の し か じ り
だ    ろ   ゃ だ
い    い     っ
     ん     て

ストーリー

生い茂る草木の奥深くにひっそりと存在しているのは、小さいが繁栄している大陸 ― 「バグアリア大陸」。世界のムシたちはこぞってこの場所を訪れ、大陸中に散らばっているお宝を探している。そのお宝のなかでも、すべてのムシが求めてやまないのが「えいえんの若木」だ! なんとその葉っぱを一枚を食べただけで、永遠の命を得られるという! ヴィー、カブ、リーフという3匹が集まって結成された勇敢な探検隊は、このお宝を探すために様々な場所を探索することになった。3匹の力を合わせないと解けないパズル、行く手を阻む手強い敵、そしてムシたちの暮らしを守るためのサイドクエストが、彼ら探検隊を待ち受ける!
(Nintendo Store より抜粋)

こんなゲーム

シンボルエンカウント制のアクションRPGです。主人公の ヴィー(ハチ)・カブ(カブトムシ)・リーフ(正体不明)を操り、伝説のえいえんの若木を探します。記載の通り、ほぼマリオストーリー / スーパーペーパーマリオのシステムを踏襲しております。

背景やキャラクターのテイストもマリオRPGそのままです。

非戦闘時は広大なフィールドを探索し、バグアリア大陸の住人と話したり、謎を解き明かしたり、買い物やクエストをこなしたりすることができます。主人公の3匹はそれぞれ下記の特殊能力を持っており、先頭にいるキャラクターの特殊能力を使うことで、フィールド上のギミックを起動したり、道を切り拓くことができます。

・ヴィー・・・ブーメランで離れた場所にあるスイッチを押したり、ハンドルを回すことができる
・カブ・・・角でモノを押して移動させたり、壊したりすることができる
・リーフ・・・魔法の氷で敵や水を凍らせて足場や重しにすることができる

先頭にいるキャラクターは常に切り替えることができるため、3匹の力を合わせて進むこととなります。ストーリーの進行と共に、ダッシュや地中に潜るアクション等、新しいアクションと行動範囲が増えていきます。様々な所に隠しアイテムが配置されているため、新アクションを習得した際の喜びはひとしおです。

ヴィーはブーメランで歯車やハンドルを回すことができる。

フィールド上では敵と触れ合う事で戦闘に突入し、ターン制でバトルを行います。ターン毎に各キャラクターで攻撃・スペシャル攻撃・作戦・アイテムから行動を選択します。各キャラクターで攻撃の特性や範囲が異なるので、攻撃の順番や攻撃対象をうまく選択してダメージを与えていきます。

ヴィー・・・ブーメランで地上、空中の敵を攻撃。空中にいる敵を攻撃して撃ち落とせる
カブ・・・地上の敵をツノで攻撃。敵をひっくり返すことで、甲羅を持つ敵の防御力を0にできる
リーフ・・・地上、地中の敵を氷の魔法で攻撃。敵を凍らせたり、地中の敵を地上に引き摺り出せる

浮いている敵にはヴィーのブーメランを当てよう


攻撃時にはタイミングよくボタンを押したり、表示されるコマンドを入力することで攻撃を強化することができます。MP を使って繰り出す必殺技は強力ですが、コマンドがやや複雑で失敗した際のダメージ減少も大きいので、ハイリスクハイリターンです。

技ごとにコマンドの内容が異なる。
戦闘シーンの動画(1分程度)

敵の攻撃は被弾のタイミングで上手くボタンを押す事でダメージを軽減する事が出来ます。Goodだと1ダメージ減、Justだと2ダメージ減なので、プレイヤーの腕前が問われます。敵によって連続攻撃やフェイントを挟んできたり、全体攻撃してくる敵もいるので常に油断できません。

戦闘突入時には、敵に特殊アクションを当てて敵をひるませた状態で戦闘に突入すると先制攻撃として1回多く行動することが可能です。逆にフィールド上で敵の体当たりや放射物に当たって戦闘に突入すると相手のターンから戦闘が始まり、非常に不利なのでフィールド上でも常に油断することができません。

各キャラクターの固有アクションを当てると敵がひるみます。
この状態で敵に触れて戦闘に入ると最初のターンに+1回攻撃が可能です。

装備としてメダルの要素があり、装着することで戦闘を有利に進めることができます。各メダルにはコストが用意されており、総コストを超えないように自由に付け替えすることができます。攻撃力・防御力を上げるものや状態異常に強くなるもの等、様々な効果があるため、積極的に集めていきましょう。

コストを超えない範囲で自由に付け替え可能。

レベルアップ時には HP / MP / メダルコスト の中から一つを選択して、最大値を上げることができるため、自分の戦闘のスタイルに合わせてキャラクターを強化することができます。

どこかデジャヴを感じるイラスト

なお、難易度変更の機能は用意されていませんが、ゲーム序盤に手に入る “ハードモード”や”ハードヒット”というコスト 0 のメダルを装備することでハードモードで遊ぶことができます。両方付けると敵の攻撃力が非常に高くなり、非常に厳しい戦いを強いられましたw
ノーマルでもやや苦戦する部分もあるため、難易度はやや高めかもしれません。

おすすめポイント

・マリオ顔負けのクオリティの高さ

元のゲームシステムが面白いので当たり前なのですが、ゲームシステムの完成度が高く面白いです。フィールド上でのパズル・戦闘の双方で適度に知恵とアクション要素が求められます。戦闘1つにおいても攻撃の順番や隊列(誰を先頭にするか)、アイテム・スペシャル技の使いどころなどを考えつつ、攻撃・防御のコマンドをこなすため、結構手ごたえがあります。

ゲームとしてはシンプルですが、丁寧に造り込まれている部分が多く、一切不満を抱かせないような作品となっているため、遊んでいて心地よいです。ストーリーもマリオ作品のような王道展開となっており、完走した時の達成感も充実していました。

・やりこみ要素、サブシナリオが豊富

やりこみ要素としてクエストや収集要素、エンディング後のアフターストーリー等が充実しています。
ストーリーとは無関係ですが、料理システムやミニゲーム等、キャラクターの図鑑要素など、マリオシリーズに出てきたものはあらかた出てきて、寄り道を楽しませてくれます。

下記に一例を紹介します。

■クエスト

街中の掲示板からクエストの受注が可能です。クリアすることで冒険を有利に進めるメダル等のアイテムを報酬でもらえます。中には滅茶苦茶難しいものもありますw

日本語訳も滅茶苦茶丁寧です。

■調理

アイテムは調理師の下に持っていって調理してもらうことで効力がUPします。2つのアイテムを組み合わせてより強力なアイテムに変更させることも可能です。一度作ったアイテムはレシピに保存されるため、材料さえ用意すれば沢山複製することができます。結構敵が強いので、アイテムは欠かさないようにしましょう。

アイテムを調理して効果を高める。時には失敗してとんでもないご飯(?)ができることも・・・

■カジノ

コインを購入してミニゲームで遊ぶことができます。かなり凝ったミニゲームがありますが、難易度が難しくこれだけでも長時間遊べます。報酬に強力なメダルがあるので、是非狙ってみましょう。

ハマりそうでしたが意外と難易度が高く諦めました。

ストーリーは7章用意されており、サクサク進めても 15 時間以上クリアまでに時間を要しますが、他にもコロシアムやボスとの再戦機能など様々な要素があり、サブストーリーを含めると 20 – 50 時間程度遊べます。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・RPG が好きな人

どのキャラクターにも個性・魅力があり、ストーリーも王道展開で遊んでいて非常に楽しいです。万人受けするタイプの作品でRPGが好きであれば子供から大人まで楽しむことができる作品だと思います。初見殺し要素や意地悪な要素も殆ど無いため、遊んでいて楽しい作品です。(マリオRPG)・マリオストーリー・スーパーペーパーマリオが好きな人は勿論、これらのゲームを遊んだことがない人でも楽しむことができる作品だと思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・アクション特化の RPG を楽しみたい人

アクション要素は多めですが、あくまでターン制のRPGなため、テイルズシリーズ等のがっつりしたARPGを求めている人の期待に沿えないかもしれません。また、コマンドもあまり複雑なものは無いため、アクションゲームが得意な人は拍子抜けしてしまうかもしれません。

ここに注意!

強いて言うならばフィールド上でカメラ操作(視点の切り替え)が欲しいと感じるシーンがいくつかあります。が、全体的に非の付け所が殆どなく、素晴らしいクオリティだと感じました。

+次の目的地を見失った時の占いポイントがあれば、なおよかったと思います。

類似のゲーム

マリオストーリー / ペーパーマリオRPG・・・ゲームシステムはほぼ一緒ですね。これらのゲームが好きな人は間違いなく楽しめる作品だと思います。
琴葉姉妹とライサント島の伝説・・・同じくマリオストーリーライクなRPG

総括

3匹の虫を操り”えいえんの若木”を探して冒険するアクションRPGです。マリオストーリー / スーパーペーパーマリオのシステムを踏襲していますが、マリオシリーズに勝るとも劣らないクオリティ・ボリュームで遊んでいて非常に楽しい作品です。目立った欠点もなく、キャラクターの魅力・ストーリー展開にも惹きつけられる非常におすすめできる作品なので、RPGが好きな人は是非遊んでみてください!

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