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Botanicula 小さなクリーチャー達の大冒険【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Botanicula というポイント&クリックの謎解きゲームを紹介します。MachinariumSamorostシリーズを手掛けたAmanita Designの神秘的かつ明るい雰囲気の作品です。キモ可愛い独特なキャラクター達の賑やかなアニメーションとシュールすぎる展開がウリのパズルゲームなので、気になった人は是非覗いてみてください。

虫のような気持ち悪い生き物が沢山出てくるので、ダメな人はブラウザバックしましょう。
それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルBotanicula (ボタニキュラ)
対応機種Steam, IOS, Android
価格1,000円 (Steam), 610円(IOS), 500円(Android)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンルパズルゲーム(ポイント&クリック)
開発元 / 発売元Amanita Design / Amanita Design
一言NHK 教育番組で放送していそう(誉め言葉)

ストーリー

友達同士である5体の小さな植物のクリーチャーたちは、邪悪なパラサイトに寄生されてしまった彼らの故郷の大樹の最後の種を救うための冒険を始める。(Steam Storeより)

こんなゲーム

サイドビュー形式のポイント&クリックのパズルゲームです。5匹のクリーチャーを操り、生命を吸い取る邪悪なパラサイトから植物達を救うことが目標です。ストーリーは6つのチャプターに分かれており、プレイヤーは気になるところをクリックしたり、移動先を選択したり、アイテムを使用することでストーリーを進めていきます。Amanita Designの他の作品同様、文字は一切出てきません。

真ん中の5匹が主人公達、左側の黒い悪そうなまっくろくろすけっぽい生き物が敵ですね。

基本的に5匹セットで行動を共にして、困っているNPCを助けたり、敵を退けたりします。時にはキャラクター選択画面が表示され、選択したキャラクターが特徴を活かして行動を起こすこともあります。成功してイベントが進むのは大体1キャラクターですが、他のキャラを選んで失敗してもペナルティ等は一切無いため、ムービー見たさに全てのキャラを試すことが多いですw

大きいキャラは体重を活かしたり、細長いキャラは枝に擬態して敵を欺いたり。

Amanita Design作品の中でも特にムービーやイベントが多く、様々な所をタッチすると動く絵本のように様々なリアクションが返ってくるため、ワクワクする展開が続きます。ムシの世界の中にも沢山の世界があり、様々な雰囲気を一度に味わうことができるため、探検していて非常に楽しいです。

ムシの世界の雪の世界のペンギン達。意外と小さい。

時にはミニゲームがストーリーに絡むこともあります。適度にプレイヤーの介入要素があり、謎解きを盛り上げるエッセンスとして上手く組み込まれていました。いずれも難易度はかなり簡単なので、その点はご安心ください。

テントウムシのレースゲーム。
唐突に始まるバレーボール

また、ストーリーの進行とは別に収集要素として、出現する生物達のカードを収集することができます。対象の生き物をクリックするだけで入手することができるような簡単ものから、少し頭を使わないと入手できないやや難しいものまで様々なものが用意されています。数が多いため次々とカードが手に入り、イベントやムービーも沢山発生するため、集めていて非常に楽しいです。

適当にプレイしてもざっとこれくらいは手に入ります。

エンディングまでは3~6時間程度でたどり着きます。上記の収集要素のコンプリートも含めれば6~9時間程度のボリュームだと思います。

おすすめポイント

・キモ可愛いシュールな世界観

全体的に暖色系であたたかな雰囲気の中ゲームが進行します。BGMものんびりとしたものや、可愛らしいものが多く、心地よくプレイ可能です。前半は主人公達が謎が解けるたびにわーわーと声を上げて喜び合うところや危ない目にあった時に隠れたり怯えたりするところに癒され、後半は主人公達が仲睦まじく助け合う姿に元気づけられます。

上記のように全体的に可愛い雰囲気がある反面、シュールな部分も非常に多いです。
自分の体積よりも大きな虫を口から吐き出し飲み込む鳥や金魚に釣られる釣り人など、文字では伝わりにくい驚きの光景を沢山拝むこととなります。ツッコミどころの多い展開が続き、常にプレイヤーの興味を惹きつけて、探検を期待させてくれます。

謎の一つ目のランプの魔人。主人公達はそれぞれ願い事を用意します。

例えば、下記の動画は謎が解けた後のアイテムの出現シーンなのですが、全体的に意味不明です。

40秒程度の動画です。突如始まる猛獣使いのショー

他のポイント&クリックの謎解きとは違い、背景として用意されている葉っぱやストーリー上関連の無い生き物をクリックしてもイベントやアクションが発生する点も高評価で、様々なものをクリックする楽しみをいっそう与えてくれる作品でした。

不思議な生物が多数出現します。

後半には若干怖い部分やビックリさせられるシーンもありますが、基本的にコミカルなシーンが多く、怖さを感じさせない雰囲気に仕上がっています。難易度も優しめで子供から大人まで誰しもが楽しめる作品に仕上がっていると感じました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・家族や友達とまったりプレイしたい人
ポイント&クリックの謎解きゲームが好きな人

雰囲気が明るく、難易度も難しくは無いため家族や友達とまったりプレイすることができる作品です。(少しキモいですが)可愛らしいキャラクター達に囲まれ、穏やかなBGMをバックにのんびり楽しむことができます。また、この手のゲームにしてはイベント、ムービーが多めで、飽きにくい造りになっているため、ポイント&クリックのゲームが好きな人にはおすすめできると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・高難易度の謎解きを求める人
・ボリュームやコスパを求める人

パズルというよりも総当たりでクリックをして進めることが多い気がします。高難易度な謎も殆ど無いため、高難易度な謎を楽しみたい人には向いていないかもしれません。また、スムーズにいくと3~5時間程度でエンディングに到達するため、かなりボリュームは少なめです。ボリュームやコスパを求める人には向いていないと思います。

ここに注意!

記載の通り、ややクリックできるところが分かり辛く、画面の至る所でクリックできるところがないか確認することを強いられます。ヒント機能も無いので総当たりのプレイとなりがちな点について予めご注意ください。

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総括

植物の小さなクリーチャー5体が故郷を守るために立ち上がるパズルゲームです。良質なサウンドとキモ可愛い生物達の愛らしい動きに癒されます。難易度が優しめで、ボリュームも2~3回に分けてクリアするのにちょうどいいレベルなので家族や友達とプレイするにはぴったりの作品だと思いました。

スクリーンショットの雰囲気をよさそうだと思った人にはおすすめできる作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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