Blasphemous その奇蹟は救済?それとも破滅?【レビュー】

ゲームレビュー
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こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Blasphemous というサイドビュー形式の 2D アクションの紹介を行います。ダークファンタジーのメトロイドヴァニア形式の作品で、Blasphemous(冒涜的)という名が示す通り、おどろおどろしい宗教的な世界観と綺麗なグラフィックが特徴の作品です。見た目も中身も強烈な作品に仕上がっており、お勧めの作品なので気になった人は是非遊んでみてください。

中盤までの動画を Youtube にアップロードしているので、気になった人は是非覗いてみてください。こちらです。
#クリアはしたのですが、動画投稿は途中で挫折してしまいました・・・

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルBlasphemous
対応機種Steam, PS4, Nintendo Switch
価格2,570円(Steam,PS4, Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション・メトロイドヴァニア
開発元 / 発売元The Game Kitchen / Team17
一言どんな罪を犯せばこんな冒険に駆り出されるのでしょうね。

ストーリー

Cvstodiaとその住人に邪悪な呪いが降り注いだ。この事件は単に「奇跡」としてしか認識されていない。

あなたは「静寂の悲劇」の唯一の生き残りである「悔い改める者」となり、ゲームをプレイすることになる。死と転生の輪廻に閉じ込められたあなたは、たった一人で世界を恐ろしい運命から救い、そしてこの苦悩の根源を突き止めなければならない。

すべてが歪曲した悪夢のような世界を探索して、巧妙に隠された秘密を探り出そう。必殺のコンボや冷酷無比な断罪を駆使し、醜悪なモンスターや巨大なボスを撃退するのだ。奴らはあなたを八つ裂きにするつもりなのだから。レリック、ロザリオビーズ、祈りを探しだして装備すると、天の力を授かることができ、永遠に続くかと思われる破滅の日々からあなたを救済するだろう。

※Steam Store より抜粋

こんなゲーム

サイドビュー形式の2Dアクションゲームです。主人公(悔悟者)を操り、異形のモンスター達が蔓延る原因を突き止めるために広大なマップを探索します。操作は移動・ジャンプ・スライディング(回避)・攻撃・祈詞(必殺技)・パリィ・自傷・回復とやや複雑です。

攻撃は剣で一閃。派手に血飛沫が飛び散ります。
タイミングよくボタンを入力すると特殊モーションの処刑アタックで雑魚敵を一撃で倒すことができます。

ステージといった概念がない広大なマップを探索し、ボスを倒したり新しいアクションを入手しながら先に進んでいきます。壁を壊して隠し部屋に入ったり、ショートカットを開通させたり、イベントやボスの攻略順が定まっていなかったりとメトロイドヴァニアあるあるの要素が多めです。探索することで最大体力や後述する激情ゲージの最大値を上げることができたり、後述する装備アイテムを入手することができます。

雄大な背景やダークソウルのように処刑されている人(オブジェクト)にも注目です。
攻撃を躱しながらエレベーターに乗って先に進むシーン

敵を攻撃したり自傷して自身の体力を消費することで、HP ゲージの下の青い激情ゲージが溜まり、これを消費することで必殺技、「祈詞」を繰り出すことができます。「祈詞」は事前に装備した1種類を使用することとなり、貴重な遠距離攻撃や一定期間に攻撃速度を上げるバフ等、様々な効果を発揮します。NPC とのイベントをこなしたりダンジョンを探索することで新しい「祈詞」を入手できるので、強力なボスとの戦いに詰まってしまったらしっかりと探索することをお勧めします。

最初に覚える祈詞は地を這う衝撃波で敵を攻撃

主人公は回復アイテムとして胆汁のフラスコというアイテムを複数携帯しています。胆汁のフラスコはダークソウルのエスト瓶と同じ形式で、いつでも使用して体力を回復することができますが、補充はセーブポイントでしか行うことができません。探索を進めることで胆汁のフラスコの最大数も増加するため、攻略に詰まったら探索を進めましょう。

胆汁でいつでもどこでも回復可能です。胆汁で・・・

ボス戦はどのキャラクターもデザインのインパクトが凄まじく、色々な意味で衝撃を受けます。どの敵も強大で悪意の塊が見事に描写されており、敵の攻撃パターンも多彩なため、戦いがいがあります。雑魚敵もボスも闇雲に突撃すると返り討ちにあいますが、しっかりと攻撃パターンを覚えて対処すると自然と倒せるような丁度いい塩梅の難易度に仕上がっていました。

ドット絵の描き込みが凄まじいです

敵を倒して集めた”償いの涙”という消費することで剣術を強化することができます。ため攻撃や下方向への攻撃等をアンロック・強化することができるため、戦略の幅が広がります。後半の項目は探索を進めて祭壇を発見しないとアンロックされないため、ひたすら同じ場所で稼ぎ作業をしても意味は無いので要注意です。

強化フローは5つに分かれている。それぞれ新しい剣技のアンロック・強化が可能。

また、ロザリオという装備品も用意されています。装備することで償いの涙の取得力アップや移動速度の増加、回復モーションの短縮といった様々なパッシブ効果の恩恵を受けることができるため探索が有利になります。特に防御力増加や属性攻撃の耐性アップといった防御の効果は非常に貴重なので、ボス戦では重宝します。

探索を進めることで装備できるスロット数を増やすことができる。

本作では死んでしまった場合、”罪過” が蓄積して熱情ゲージの最大値が減少してしまい、敵から得る償いの涙の入手量も減ってしまいます。死んだあとはセーブポイントから再開ですが、前回死んだ場所に罪過の欠片がセットされ、これを回収することで “罪過” を解消し、ペナルティをリセットすることができます。ペナルティを自体は軽めで無視しても問題ないレベルなので、プレイスタイルに併せて回収するかどうかを選択しましょう。

青色のゴーストのような見た目が目印。マップから位置を確認することもできます。

見た目もシステムもソウルライクな 2D アクションですが、初見殺しはほぼありません。ただし、メトロイドヴァニア形式の作品では珍しく、即死トラップとしてトゲが多数配置されているため難易度はやや高めです。マップは広大ですが、ワープポイントやショートカット等が複数用意されているため、移動に不便さを感じないように設計されています。

フィールドは広大ですが、マップが分かりやすいです。
マップは広大ですが各ワープポイント間で移動することができます。

探索の速度やボスの突破速度に依存しますが、エンディングまでは 10 – 20 時間程度です。 マルチエンディングでクリア後もNew Game+、無料 DLC、ボスラッシュとクリア後も様々な要素を楽しむことができます。

おすすめポイント

・独創的な世界観

これまで多数のゲームを紹介してきましたが、グラフィックのきな臭さ、敵のビジュアルのおぞましさやインパクト、痛ましさは圧倒的だと思います。出現する敵は見た目だけでなく攻撃方法も特徴的で、本能に訴えてくるような不気味さがあります。一方で、敵を攻撃した時や処刑アクションでとどめを刺した際に飛び散る血飛沫や臓器の描き込み、アニメーションも丁寧かつ豪快なので、命のやり取りを制した時の安心感や達成感はたまりません。

普段どんな生活をしていたらこのようなデザインが思いつくんでしょうね。

主人公である悔悟者は一切言葉を話しませんが、他の NPC との会話やアイテムの逸話から世界観の補足が行われます。特にアイテムには大量のフレーバーテキストが用意されており、世界観の掘り下げががっつりと行われます。宗教的なタブーに触れた人々の末路や住人達の恐怖についての記載が多く、げんなりして SAN 値が下がること間違いなしです。

文章量も多いですが、日本語翻訳に定評のある Kakehashi Games により、しっかりと日本語訳もなされており、(幸か不幸か)違和感を感じることなく世界観に没入することができました。

大体痛ましいオチや報われないオチになってたりします。

・満足感のあるボリューム

メトロイドヴァニア形式として特段ボリュームが非常に多い、特別なシステムが用意されているという訳ではありませんが、マップが広大でボスの数も多く、特徴的な雰囲気でプレイヤーを独特な世界に誘ってくれるため、終わった後の満足感が多いです。マルチエンディングや多数の収集要素、ボスラッシュといったやりこみ要素が用意されているうえ、無料 DLC も公開されているため、ボリュームとしては十分だと思います。個人的には DLC として Bloodstained: Ritual of the Night とのコラボステージまで作られていた点が非常に高評価でした。

知らなかったのでテンション上がりました。Bloodstained: Ritual of the Nightの紹介記事を早く書かねば・・・

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・ダークファンタジーが好きな人
メトロイドヴァニア作品が好きな人

血で血を洗うような壮絶なダークファンタジーです。ストーリーはやや難解ですが、世界観の練り込みがしっかりとなされており、プレイヤー側でも想像する余地を与えてくれるため、ダークファンタジーの造り込まれた世界観が好きな人にはたまりません。また、メトロイドヴァニア作品としても、グラフィック、システム双方のクオリティが高いためお勧めできる作品だと思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・高難易度のアクションゲームが苦手な人
グロテスクな描写が苦手な人

超高難易度とまではいきませんが、一発で即死のトゲが多数配置されており、後半のボス戦の難易度も高めです。レベル上げや回復アイテムを用いたごり押しなどが通用しにくいため、高難易度のアクションゲームが苦手な人にはお勧めできないと思います。
また、仲間の NPC も出現する敵も攻撃時のエフェクト、主人公のフィニッシュ攻撃も全てがグロイです。血やグロテスクな描写が苦手な人には全くお勧めできないので注意です。

ここに注意!

全体的にキャラクターの動作はもっさりしています。操作自体は直感的ですが操作自体に爽快感があるわけではないのでご注意ください。

また、一部のステージの画面揺れが大きく、プレイに支障をきたすレベルなので、メニュー画面から画面揺れ設定をオフにすることを推奨します。

ワープポイントの数が少ないため、やや長距離の移動が面倒に感じました。また、クエストの内容が分かり辛く、受領内容を確認できなかったりマップ上に表示されない点がやや不親切に感じました。

類似のゲーム

Bloodstained: Curse of the Moon・・・悪魔城シリーズの精神的続編のスピンオフ作品。紹介はこちら
Momodora: 月下のレクイエム・・・同じくダークファンタジーテイストのメトロイドヴァニア作品。紹介はこちら

Salt and Sanctuary・・・2D アクションのソウルライクなメトロイドヴァニア作品。いずれ紹介予定。

総括

サイドビュー形式の2Dアクションです。ソウルシリーズを意識したシステムと宗教感の強い独特な世界観、グロテスクなグラフィックが魅力的なメトロイドヴァニア作品です。難易度は高めですが、ビジュアル・ボリュームの双方で満足感が高く、コアなユーザーやダークファンタジーが好きなユーザーにはお勧めできる作品なので気になった方は是非遊んでみてください!

トレイラーのムービーが非常に魅力的なので是非覗いてみてください。こちらです。

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