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バイオプロトタイプ 勝機はピタゴラスイッチにあり【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は バイオプロトタイプ というローグライクアクションを紹介します。Vampire Survivorsライクな作品なのですが、トリガーとスキルを組み合わて自分だけのビルドを組むことが楽しいポイントです。スキルビルドが好きな人には間違いなくおすすめできる作品なので、気になった人は是非覗いてみて下さい!

それでは早速紹介していきます!

概要

タイトルバイオプロトタイプ(Bio Prototype)
対応機種Steam
価格470円
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション, ローグライク, Vampire Survivorsライク
開発元 / 発売元Emprom Game / BD Games
一言(被弾タイプの)心臓はおいてきた この戦いにはついていけない…

ストーリー

“目を覚ますと、あなたはもう実験室の中で観察される怪物に改造されていた。理性を失った実験体が波のように押し寄せてきます。
器官を使って自分を変異させ、異なる部位をつなぎ合わせて比類のない自己防衛システムを作り上げていく必要があります。
さっさと変異!進化!より恐ろしい怪物になって!血肉で生きる道を!”

(Steam Store より抜粋)

こんなゲーム

見下ろし型の2Dアクションで、各プレイでは既定(10~15)の戦闘フェーズを生き残ることが目標です。ローグライク形式の作品なので各プレイは独立しており、プレイ開始時は最弱の状態からスタートします。本作は戦闘フェーズと強化フェーズを交互に繰り返します。それぞれのフェーズについて説明します。

□戦闘フェーズ

全方向から大量に迫る敵を倒しながら一定時間(1フェーズ20秒~2分)を生き残ることが目標です。操作は移動だけでキャラクターは自動的に攻撃を繰り出します。敵を倒すと細胞が出現し、集めることで強化フェーズで主人公を強化することができます。

画面中央のキャラクターが主人公。ピンク色の小さい玉が細胞です。
敵は近づいてくるだけで攻撃はしません。見えている攻撃は全てこちらの攻撃です。

説明はこれだけですが、一部のウェーブではボスが出現します。ボスは体力が高い上にダメージのある赤いレーザーの中に主人公を閉じ込めます。レーザー内のエリアは徐々に狭くなっていくため、敵を避けるのが困難になります。戦闘フェーズの目的は制限時間を生き残ることのため、ボス撃破は必須ではありませんが、倒すと器官が入手できるため、できれば撃破を目指したいところです。

レーザーはボスを倒すと無くなります。

□カスタムフェーズ

カスタムフェーズでは変異、培養、テストの3つが可能です。いずれも主人公を強化するための要素であり、次の戦闘フェーズに挑むための準備をします。

・変異

本作のメイン要素です。プレイヤーが持つ器官(トリガーとスキル)を組み合わせて攻撃方法を設計します。器官は一定数の細胞を集めたり、ランダムドロップで獲得することができます。

トリガーは〇、スキルは◇の見た目で、2つで1つのセットです。

トリガーは下記のような効果を持ち、条件を満たすと右のスキルを繰り出します。

-トリガー例
・一定時間(数秒)毎に右のスキルを発動
・左のスキルが無傷の敵やボスに当たった時に右のスキルを発動
・細胞を〇個集める度に右のスキルを発動
・左のスキルが敵を倒した時に右のスキルを発動

トリガーは発動しやすいものほどスキルが与えるダメージの倍率が低く、発動しにくいものほどスキルが与えるダメージの倍率が高くなります。

左からトリガーとスキルを交互に組み合わせていきます。
細胞を一定数集めるとレベルアップしてランダムな器官から1つを獲得できます。

スキルは下記のような効果を持ち、主人公を強化したり、敵を攻撃・デバフ状態にします。

-スキル例
・一番近くの敵をホーミングする弾を発射する
・一番近くの敵に雷を落とす
・周囲の無傷の敵にレーザーを撃ちだす
・主人公の周囲を回転する弾を発射する

器官獲得時には細胞を払えばリロールできます。後半はレア度の高い器官が出やすいです。

最初は合計8つまで器官を繋げることができます。そのため、2(トリガー+スキル)×4つの器官を順番に繋げると下記のような連続攻撃が可能です。

1秒毎に近くの敵にツノで殴る
→ツノが無傷の敵に当たるとブーメランを撃ち出す
→ブーメランが敵を倒すと近くの敵に雷が落ちる
→雷がクリティカルヒットすると毒を床にばら撒く

各器官には網膜や前足や触覚等、種類が設定されており、接続可能な種類しか横に繋げることができません。脳(根元)から遠くなる程、スキルの発生条件が複雑になりますが、脳から遠い程攻撃力が上がるスキルがあったり、一部の器官は枝分かれして使いやすかったりと様々な器官が存在します。

枝分かれするとロジックがクリアになり、発動もしやすくなります。

・培養

集めた細胞を使って攻撃力や最大体力、細胞の回収範囲などのパラメーターを強化することができます。また、既存の脳の容量の拡張や新しい脳の獲得といった、攻撃枚数を増やす重要な要素も含まれています。

いずれも複数回強化する事ができます。新しい器官を得ることもできます。

・テスト

テストは設定した変異が正しく機能するか試すトレーニングモードです。次のウェーブに挑む前に何度でも試すことができるため、想定通りの動きをするか試してみましょう。

サンドバッグ相手にビルドを試すテストモードです。

1プレイは45分程度でクリア可能です。クリア後は最大6段階まで難易度を上げたモードに挑むことができます。また、特性の異なるキャラクターが24種類と豊富で何度でも楽しむことができる作品に仕上がっています。

スキルの効率が良くなるものの、一度に繋げることができる器官が4つまでしかないキャラクター。

おすすめポイント

・組み合わせ無限大のビルドシステム

器官は80種類以上、キャラクターは20種類以上と組み合わせは無限大です。トリガーの順番を少し変えるだけで、攻撃の繰り出し方法や密度がガラッと変わるため、ビルドの組みがいがあります。組み合わせは膨大で最善手を見つけることは難しいのですが、序盤のレベルでは適当に器官を並べてもある程度激しい攻撃となりクリアは可能でした。

超近接特化ビルド

Vampire Survivorsライクの作品なので、終盤は大量の敵が押し寄せます。こちらのインフレも激しくなり、敵を大量の手数で返り討ちにできるため爽快感があります。ローグライクらしく、引き次第では超ド派手な攻撃で、難易度最大のボスですら簡単に倒すことができる爆発力を秘めていました。

生み出した子孫とレーザーを繋いで近づかれる前に倒すビルド

バフやデバフを用いた戦い方は勿論、敵を倒すだけではなく、回避や回復に専念して生き残りを目指したり、仲間を大量に召喚して仲間に戦わせたりと様々な戦術をとることができます。限られた細胞を如何に配分するか、限られたリソースでどのビルドを主軸に組み立てていくかを考えることが楽しく、中毒性がありました。

周囲を回る毒弾を主軸に置いたビルド

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・自作のビルドを組むことが好きな人
ローグライクアクションが好きな人

トリガーとスキルを組み合わせて自分だけのビルドを組むことが楽しい作品です。バリエーションが豊富で、組み合わせ次第では爆発的な攻撃力となるため、試行錯誤して自作のビルドを作ることが好きな人にはおすすめできます。

ビルドを組むことが好きな人前提ですが、目当てのパーツが引けた時や、意外なビルドが思いのほか強力だった時、思い通りのビルドを組めた時の喜びはたまりません。キャラクターや器官の種類も多く、中毒性があるため、ローグライクアクションが好きな人にはおすすめすることができると思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

・手軽に遊びたい人
ビルドを組むことが億劫な人

ビルドを組むことがメインの作風なので、ゲーム性はやや複雑で、Vampire Survivorsのように手軽に遊ぶことはできません。頭を空っぽにして楽しみたい人にはおすすめすることができないと思います。
後半のレベルは適当なビルドで挑むと攻撃力不足でボスが倒せません。ある程度考えたビルドを組む必要があり、プレイ時間もやや長くなる傾向があるのでご注意ください。

ここに注意!

変異でビルドを組むのは結構な時間を要します。終盤に最初から組みなおしたりすると1時間を超える場合もあるのでご注意です。

類似のゲーム

ゲーム性は異なりますがNoitaの杖編集要素に近いものがあります。

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総括

攻撃のトリガーとスキルを順番に組み合わせて、一定ウェーブの生き残りを目指すVampire Survivorsライクな作品です。多数のキャラクター・器官を組み合わせて最強のビルドを組むことが楽しいです。ゲームの性質上、テンポが悪くなってしまう点が唯一の欠点ですが、自作の多彩な攻撃方法で大量の敵を圧倒することが楽しい作品なので、気になった人は是非遊んでみてください!

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