こんにちは、ちゃぶ台です。
今回は Back to Bed というパズルゲームを紹介します。名前の通り、夢遊病で寝たまま歩くボブをベッドに返してあげるというアクションパズルとなります。独特な世界観とシンプルなパズルで万人受けするタイプのゲームとなります。プレイしていると眠くなってくる新鮮なゲームなので、寝る前の頭のパズルに向いている作品だと思います。
それでは早速紹介していきます。
概要
タイトル | Back to Bed |
対応機種 | Steam, PS4, Nintendo Switch, Wii U, Android, IOS |
価格 | 598円(Steam), 540円(Switch), 400円(IOS) |
プレイ人数 | 1人 |
言語 | 日本語対応 |
ジャンル | パズルアクション |
開発元 / 発売元 | Bedtime Digital Games / Bedtime Digital Games |
一言 | 因みに PS ストアのジャンルは “夢遊病3Dパズルアクション” でしたw |
ストーリー
ボブは夢遊病患者で、所かまわず眠りに落ちてしまいます。外の世界は危険に満ちているので、安全なベッドに導いてあげましょう。プレイヤーは彼の潜在意識であり、守護者であるサボブという犬を操ってベッドに返してあげます。サボブとボブの不思議な移動が今始まります。
こんなゲーム
3D 形式のアクションパズルゲームです。サボブという人面犬を操り、不思議空間を歩き続けるボブをベッドに導くことが目的となります。ボブはスタート地点からまっすぐ歩き続け、障害物にぶつかると必ず右に曲がります。サボブはこの特性を利用し、進路にアイテムのリンゴを置くことで、うまくゴールまでの道筋を整えてあげて、ベッドにボブを導くこととなります。プレイヤーの基本操作は移動・アイテムを置く・拾うと非常にシンプルです。
ステージ 2 のクリア動画を下記に乗せてみました。30秒程の短い動画です。
ボブはステージ外に進むと落ちていってしまいますが、スタート地点から落ちてきて、再度歩き出します。特にミスにはならないため、ボブの動きはあまり気にすることなく、落ち着いて考えることが可能です。(最初こそ焦りますが、途中からボブが落ちていっても何も感じないようになりますw)
中盤からは犬や目覚まし時計等のお邪魔キャラクターが出てきます。ボブがお邪魔キャラに接触すると驚いて目覚めてしまい、ミスとなってしまうので、上手く接触しないようにリンゴを間に置いて別の方向に誘導したり、事前に隔離しておく必要があります。
基本ルールはこれだけで全 15 ステージをクリアするとエンディングです。クリア後はナイトメアモードとして、各ステージの高難易度版を遊ぶことができます。ナイトメアモードではベッドのドアに鍵がかかっており、鍵を取得してからベッドに進まないとゴールになりません。鍵を取得した後に、ステージ外に落ちた場合は鍵が元の位置に戻ってしまうため、クリア済みの動作に鍵を拾う動きを組み込むこととなります。鍵を拾うだけですが、どのステージも鍵の配置が絶妙で、毎回苦戦を強いられました。
おすすめポイント
・夢と現実の狭間の不思議な世界観
現実と夢の境界線という舞台のため、様々なところから目が覗き込んでいたり、チェスの駒が空を飛んでいたりと少々不思議な世界観です。最初は少し不気味に感じますが、BGM や背景がのんびりしており、ボブも気持ちよさそうに爆睡しているためプレイヤーも次第にリラックスできると思います。
足場も変則的な部分があり、透明の階段を上ることで壁を歩くことも可能です。(僅かですが)だまし絵的な要素もパズルに組み込まれており、楽しむことができました。
また風を吹く唇や魚型の持ち運び可能な足場等、謎の世界特有のユニークなギミックも出てきます。
唇から吹かれる風はボブを吹き飛ばします。時にはリンゴをストッパーとして配置し、風やボブの動きを止めることも必要となります。ボブはステージ外に押し出されることもあれば、風に乗って上手くベッドに進むこともできるので、状況に応じて風を使いこなしていきましょう。
このゲームに向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
・寝つきが悪い人
下記の要素からプレイしていると非常に眠くなってきます。
・ステージ外に落ちてもミスとならない点
・どのステージも短めで、難しすぎない点
・ボブが非常に気持ちよさそうに寝ている点
・ゆったりとしており睡眠導入用に使われそうな BGM が使用されている点
・背景の動きやナレーションが非常にゆっくりな点
お休み前の数分に頭の簡単な体操として毎日1ステージ等、簡単な脳トレ感覚で遊べる作品だと感じました。
一方で、以下の人にはおすすめできないです。
・高難易度な謎に挑みたい人
・アクション要素を求める人
難易度としてはかなり簡単な部類です。ナイトメアモード自体も鍵の取り方以外は通常ステージとあまり違いはありません。パズルやギミックの数も少ないため、高難易度の謎を求める人には向いていない作品だと思います。緊張感や難しい操作は全くなく、”アクションパズルゲーム” というよりは “アクションパズルゲーム” といった感じなので、アクション要素には期待しないようにしましょう。
ここに注意!
ステージ数は 15 * 2(ナイトメアモード)で序盤が簡単なこともあり、かなり短めです。(最初の 15 ステージは 90 分弱でクリアしました。)また、ギミックやフェイクの数が少なく、意外性のあるステージも少ないように感じました。 ちょいちょいセールをやっているようなのでできればセール中の購入をお勧めします。
障害物に当たってミスとなった時に リトライ or タイトルに戻るの選択がゲームテンポを阻害しており不要だと感じました。(細かいですが・・・)
類似のゲーム
The Bridge ・・・世界を回転させておじさんを帰宅させるパズルゲーム。世界観は酷似。紹介はこちら。
Figment・・・同じく Bedtime Digital Games の作品。アクション要素が加わり様々なパズルを解く作品。世界観は似ている。
総括
眠ったまま歩くボブをベッドに返してあげるパズルゲームとなります。ステージ数やギミック数がかなり少ない点が残念ですが、不思議な世界観・プレイヤーを眠くさせる雰囲気はうまく造り込まれていると感じました。パズル自体も癖がなく、直感的でシンプルな操作性なので万人にお勧めできるタイプの作品だと思いました。気になった方は是非遊んでみてください!
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