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Axiom Verge 世界をハックする探索アクション【レビュー】

ゲームレビュー
ゲームレビュー

こんにちは、ちゃぶ台です。

今回は Axiom Verge というメトロイドヴァニア作品を紹介していきます。見た目の通り、がっつりとメトロイドをリスペクトした作品で、広大なマップをアイテムを駆使して探索する 2D アクションゲームとなります。新アイテムや隠し部屋を発見したときの嬉しさがクセになるお勧めの作品です。

ちなみに2021年前半に続編が発売するとのことです。続編もクリア次第レビューしようと思います。

それでは早速紹介していきます。
#本稿には少しだけ取得アイテムに関するネタバレが含まれます。

概要

タイトルAxiom Verge
対応機種Steam, Nintendo Switch
価格1980円(Steam), 1999円(Switch)
プレイ人数1人
言語日本語対応
ジャンル2D アクション、メトロイドヴァニア
開発元 / 発売元Thomas Happ Games LLC / Thomas Happ Games LLC
一言口座の金額もバグって4桁くらい増えないかなぁ・・・

ストーリー

ニューメキシコ州のとある実験施設で爆発事故を起こしてしまった主人公のトーレス。目が覚めるとそこは、見慣れた研究室ではなくエイリアンがうじゃうじゃいる謎の世界が目前に広がっていました。訳も分からぬまま脳内に響く声に従い、この世界に連れてこられた原因を暴くために戦います。

こんなゲーム

サイドビュー形式の 2D アクションゲームです。主人公を操り、世界の謎を解き明かすことが目標となります。メトロイド作品を色濃くリスペクトしており、グラフィックやゲーム性が非常に似ています。最初は移動・ジャンプ・攻撃の3つの操作しかできませんが、アイテムを集めていくことでどんどんとアクションが増えていき、行動範囲が広がっていきます。

マップの構成や敵の見た目もどことなくリスペクト

操作性は最初から良好ですが、アイテムが増えるにつれてより改善されて、戦闘も戦いやすくなります。どのアイテムも SF チックな世界観にあったユニークな効果が多く、使っているだけで楽しめます。
例えばドローンを操作して探索を進めたり、世界に干渉して敵や壁をバグらせたりするアイテムを取得することができます。

(画面左の)ドローンを操ることで、主人公が進めない所(天井が低い所や、ジャンプで届かない所)を探索できる
敵に ”アドレス攪乱機” なるものを射出してハッキングすると・・・
文字通りバグります。行動パターンが変わったり弱体化します。
隠れた足場を具現化したりバグっている壁を取り除くことも可能です。

体力や攻撃力などのステータスもアイテムの取得で増加していくため、成長を強く実感することができます。また、武器についても最初はまっすぐと弾が飛ぶだけの普通の銃ですが、近距離特化のものや3方向に飛ぶもの、バウンドするもの等様々なものが用意されています。戦闘中でも時間を止めて変更することができるため、都度状況に適したものを使い分けることが可能です。
#たまに存在意義が分からない武器もあるのでそこはご愛顧。

近い敵にめがけて電撃を放出する武器
武器はいつでも変更可能。まだまだたくさんあるのでお楽しみに。

ボス戦では巨大な敵と戦います。どのボスもグラフィックが非常に作りこまれており、迫力があるため、戦いがいがあります。弱点以外には攻撃が通らないので、効率よく弱点を狙える武器を試行錯誤で探すところも楽しいポイントの一つだと感じました。

ボスのグラフィックは書き込みが凄いですね。

ストーリーはがっつり SF のお話です。世界観はメトロイドに近いものがありますが、ストーリーは予想を裏切られる展開や悲しい描写があったりと、引き込まれるシーンが多々あります。この世界については多くは描写されませんが、この世界の背景を補足するアイテムが隠されていることもあり、プレイヤー側で自由に考察を楽しむことができます。

たとえ敵意が無くてもこんな巨大な機械が話しかけてくると怖いですね

因みに難易度は Normal と Hard から選択が可能です。私は難易度 Hard でプレイし、12時間でエンディングに到達でした。タイムアタックやアイテム取得率 40 % 以下でのクリアなど、やりこみ要素も充実しています。早い人だと 1 時間程度でクリアできるらしいです。凄い。

おすすめポイント

・メトロイドのリスペクト作品としてよく磨かれた作品

(いい意味で)いたって普通のメトロイドヴァニア作品です。マップが広大で自由に探索可能、武器やアイテムが多く配置されており、アクションの増加と共に探索範囲もどんどん増えていく等、メトロイドヴァニアとしての要点を抑えつつ、ドローンやハッキングといった独特な要素が面白さに磨きをかけています。

本作は特に配置されているアイテム数がかなり多いため、片っ端からアイテムを探しているだけでも楽しいです。(私はゲームクリア時にマップ踏破率 90 % に対してアイテム回収率が 60 % でした。)壁の中に壊せる壁が混ざっていたり、一見、たどり着けないところにアイテムがあったりと様々なところにアイテムが隠されています。時には非常に分かり辛いとことに隠されていることもあり、アイテム回収率 100 % はかなりやりがいがあると思います。

操作性や音楽、グラフィックについても高クオリティで、ボリュームも十分にあるため、メトロイドヴァニア作品の中ではかなりお勧めの作品だと感じました。

このゲームに向いている人・向いていない人

こんな人におすすめ

・メトロイドヴァニア作品が好きな人

“おすすめポイント” の項目にも記載の通り、メトロイドヴァニア作品の、”探索が楽しい”を体現した作品です。操作性に癖もなく難易度も比較的簡単なため、(見た目よりもずっと)万人向けの作品だと思います。そのため、メトロイドヴァニア作品が好きな人は楽しめる作品だと思います。

一方で、以下の人にはおすすめできないです

高難易度のアクションを求める人

難易度的にはかなり簡単だと感じました。即死のトゲや穴といったギミックは配置されておらず、回復可能なセーブポイントが要所要所に設けられているため、HP をがっつり持っていかれるような仕掛けは少ないです。また、ドローン取得後はドローンで代わりに戦闘することで、安全に雑魚敵を倒すことができるため、死ぬことはかなり少ないと感じました。そのため、高難易度を求める方には向いていないかもしれません。

ここに注意!

マップは広大ですが、ワープ機能などが用意されておらず、長距離の移動がとても面倒に感じました。地図はありますが、次の目的地などは一切表示されていないため、次の行き先が分からないため、次の行き先が分からないとかなり時間を持っていかれる場合があります。
一応いくつかショートカットもあるのですが、ショートカットにたどり着くにも時間を要するため、個人的にイマイチに感じました。セーブポイント間でワープ機能などがあればよかったと思います。

また、ボスの行動がいずれも非常に単調で、ボス戦がやや盛り上がりに欠けるように感じました。ただし、ラスボスだけやけに難易度が高いように思いました。(自分はダントツで苦労しました。)

類似のゲーム

Time Spinner・・・世界観は異なりますが、メトロイドヴァニア作品。どちらかというとヴァニアより。紹介はこちら

Xeodrifter ・・・メトロイド寄りメトロイドヴァニア作品。かなりのボリュームは少なめ。紹介はこちら

総括

サイドビュー形式の 2D アクションゲームです。メトロイド作品をがっつりとリスペクトしており、本家に勝るとも劣らないボリューム・クオリティなっています。SF に基づいた独特な世界観、関連するアイテム・アクションとメトロイドヴァニア要素が上手くマッチし、非常に面白い作品となっています。メトロイドヴァニア作品好きなら楽しめることは間違いないと思うので、気になった方は是非購入してみてください!

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